2024（令和4）年度 労災看護専門学校 一般入学試験（共通問題） 解答・解説
労災看護専門学校の2024（令和6）年度の問題について
国語
全15問。普通の国語の問題のように、大問一、二、三……という区分けはないが、国語知識系問題5問、小説の読解5問、論説文の読解5問という、実質的に大問三つからなる構成となっている。最初の国語知識系問題は、出題の幅が広く、内容も意外と難しいことが多い。2024年度も、問１は外来語の「カテゴリー」の意味を問う問題。普段使わない言葉だから、勉強しておきたい。読解問題はわりかし普通。
英語
全15問。問題数は少ないが、実際には多く感じるはず。大問３、４の文法問題は、２問しかないが、選択肢の文章を全部読んだうえで、間違っているものを選ぶという問題で、実質的に文法問題が10問出題されているのと変わらない。また、長文が最初（大問１）と最後（大問６）に出題されており、意外と文章量も多く感じるだろう。問題の難易度的には、語彙力と文法の知識がある程度あれば、対応できそうだ。
数学
全15問。基本的に15問の計算をするが、思ったより計算するときに踏む手順の数が多めで、ミスをしやすい。問１は、－（マイナス）の符号の計算に注意する必要があり、問２は３乗の公式の応用で、２乗までの公式しか勉強していないと厳しい。問５は、ベン図がしっかり描けないと厳しい。問６の命題は、選択肢を全部計算していたら時間が足りなくなってしまうかも。大まかにグラフを書いて比較するだけで解けるようにしたい。
また、労災は、確率・統計の分野からの出題が意外と多い。2024年度の問題でも、問12～14は確率の問題だ。今年の問題は比較的易しめだが、問14は、整数の性質を利用して解く応用問題で、数学があまり得意でないと、解き方が思い付かないという人もいそうだ。場合の数や確率の勉強はしっかりとやっておこう。