本日は集団討論の練習会を行いました。本日は、その感想を述べようと思います。
最初はなかなか議論のきっかけが掴めず、話が脱線気味になったり、雑談っぽくなったりと、うまく討論をすることができませんでしたが、何回練習するなかで、少しずつ討論っぽくなっていきました。
その中で、テーマをある程度具体的に絞り込むと、みなが意見が出しやくなるということを感じていただけたと思います。
試験当日は年齢も背景もバラバラの受験生同士で討論をします。メンバーによっては話の輪に入って行きづらいこともあると思います。
本日もそうなりかけたのですが、自分の意見を持っていても、集団全体の方向性と合わないから黙っている、ということは実際にあります。集団と違うことを言い出すと協調性がないと判断されるのではないか、と考えてしまうと、なおさら意見を出しにくくなりますね。
他の人の話を聞いていて分からないことがあったり、自分と違う意見だと感じたのなら、「こういった場合はどうなんでしょうか?」と質問してみましょう。誰かの意見を「それは間違いです。」と真正面から全否定すると協調性がないと思われやすいですが、集団が見落としていた新たな視点を提供することができれば、それは、議論を進める意見・発言として高く評価されます。
みんなが、「私も同意見です。」と言うだけでは、話は一歩も進みません。新たな視点や解釈が投げかけられることがきっかけで、話が進むことはよくありますよ。
もし黙っていて何も言わない人がいたら、その人に、答えやすいように気を遣った質問を投げかけてみましょう。黙って何も言わない人が出てくるのは、その方にとっても評価されませんし、グループとしても、話が行き詰ってしまいやすく、グループ全体としての評価もあまり上がってこないでしょう。
できるだけ積極的に討論に参加し発言回数を増やしつつ、話題の中心を具体的なものにして、全員で様々な視点から意見を出し合い、討論を組み立てていってください。