看護師を目指そうと思ったとき、最初に考えたいこと | 看護学校 社会人入試・一般入試 受験情報 スコレー・アスコルーのブログ

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看護師を目指そうと思ったとき、最初に考えたいいくつかのことがあります。

 

①大学を目指すか、専門学校・短大を目指すか、准看護学校の受験も視野に入れるか

②社会人入試と一般入試、どちらを受験するか(両方か、片方か)

③勉強する科目は何にするか

④どのような方法で勉強するのか

 

 

①大学を目指すか、専門学校・短大を目指すか、准看護学校の受験も視野に入れるか

看護師の資格を得るルートは一つではありません。どのようなルートで看護師を目指すかは、最初の大きな分かれ道となります。

これまで多くの社会人受験生の皆さんの話を伺ってきましたが、ルートの選択には、さまざまな考え方がありました。

 

大学志望者なら

・高卒で苦労したから絶対大学に行きたい

・大学なら保健師あるいは助産師の資格も同時に得やすいから

・将来大学院への進学を考えているから

 

専門学校志望者なら

・私立大学は学費が払えないし、国立大学を受験するほど勉強に時間やお金をかけられないから

・3年で資格が取れるので、一日も早く現場に立てるから

 

准看護学校志望者なら

・受験のハードルが低く、一般に不利とされる条件でも学校に入りやすい

・午前中だけでも働けるところが多く、無収入にならないのは助かる

 

……といった具合です。それぞれ自分の状況(生活環境、学力、経済力等)を総合的に判断して、自分にとって最善と思えるルートを探す必要があります。

 

 

②社会人入試と一般入試、どちらを受験するか(両方か、片方か)

社会人入試と一般入試の違いを理解して、受験するかどうかを決め、受験プランを立ててゆく必要があります。

 

・実施時期の違い

基本的に社会人入試は(夏〜)秋、一般入試は(秋〜)冬に実施されます。社会人入試を受験しようと思ったら、早めの準備が必要です。

 

・試験科目の違い

社会人入試は一般入試より一般教科の負担が少ないことがほとんどです。その代わり、小論文対策等が必要なこともあります。小論文は書けないから、高校までやってきた勉強を活かせる一般入試の方がよいと言う人もいます。

 

・倍率の違い

受験のハードルが高い(一般教科の勉強が必要な)一般入試の倍率は、社会人入試よりかなり低くなります。募集人数の少ない社会人入試は、学校によっては10倍を超えますが、一般入試は2〜3倍程度に留まるところが大半です。(ただし、3月に実施される2次・3次試験は別です。受験生が集中して一般入試の倍率が80倍超まで跳ね上がるケースも、実際にありました。)

 

 

③勉強する科目は何にするか

社会人の場合、全ての教科を学習する時間は、十分には取れず、学習時間の量では現役高校生にはまず勝てません。少ない時間を有効に活かすために、現役の時以上に効率的に勉強する必要があります。

一般入試の場合、基本的な試験科目のパターンは、国語+英語+数学・生物の組み合わせです。社会人入試を受験するなら、これに小論文対策も必要です。全教科をバランスよく進めるのか、科目を絞って勉強するのか、受験校との絡みでしっかりと考えたいですね。

 

〜モデルパターン 社会人入試と一般入試を両方受験する場合〜

4〜7月 小論文対策(基礎的なテーマ) 一般教科の基礎学習(体系的学習)

8・9月 小論文対策(過去問演習) 願書の準備等 

10・11月 社会人入試本番 一般教科の発展学習(過去問演習・類題演習)

12・1月 一般入試本番

 

 

④どのような方法で勉強するのか

①〜③まで考えたら、勉強の方法について考えましょう。勉強の方法は、独学・独習、学習塾・予備校など様々です。学習塾や予備校は街の個別指導塾のようなところから大手のところまであります。独学するにしても、どの参考書を使うか、インターネットの動画授業などを活用するか等、様々な勉強方法があります。

 

大切なのは、自分に合った勉強方法で、こつこつと勉強してゆくことです。学習塾に入塾しただけ、参考書を買っただけでは勉強ができるようにはなりません。だからといって無理をして、たとえば毎日英語の問題集を30ページやるといった高すぎる目標を立てても続きません。自分のペースでうまく時間を使って勉強をすることが大切です。

 

どのような方法で勉強するのか、しっかりと考えたいですね。

 

これらの点について、さらに詳しく、スコレー・アスコルーのホームページに掲載しています。合わせてお読みいただけると幸いです。

 

・看護系入試マニュアル

http://scholeascholou.web.fc2.com/contents_211.html