旅行から帰って、約束の日時に児相へ行ってお馴染みの里親担当職員と会い、その子供の現在の様子やなぜ里親が必要か、また母親の事情などを大まかに教えてもらった。
一晩考えて、この子を受け入れる方向で続行するかどうか決めて欲しいとのこと。くれぐれも無理はしないで欲しいので、断ることを躊躇しないようにとも。
私たちのことを必要としているかもしれない子供の打診があって、本当はすぐにでも引き受けます!と返事をしたいところだけれど、普段から石橋を叩いて叩いて渡らずに見つめてしまう私たち、やっぱり色々考えてしまう。
その子のことを考えると気持ちはどんどん受け入れる方向に傾く。でも母親に関することで、私たちにやって行けるのか?と不安になる点がいくつかあり、とても悩む。いつか母親の元に帰ってしまう可能性も少なくなさそう。
無理なく長く続けられるように「自分にどこまでできるのか」という限界を自分自身がしっかり見極めることはとても大切、と研修でも児相でも何度も言われて来たけれど、見極めるということをここへ来てようやく実感を伴って理解し始める。
この子のことを思っていると、どうしても断るという選択肢が考えられない。母親に関することをもう少し詳しく知りたい…。その旨児相に伝え、2度目の面接に臨むことに。そこにはその子担当の職員もいて、より詳しい話を聞かせてもらえた。
詳しく聞けば聞くほど、子供を受け入れたい思いは募り、そして母親に対する不安も募る。私たちは長期里親として登録しているので、一度預かった子は里親側に大きな問題または実親側にそれなりの変化がなければ18歳になるまで預かることになる。それまでずっと母親との付き合いも続くことになる
自分たちには無理そうだと思ったら、何度目の面接でもどの段階でも遠慮せずにすぐに言ってくださいと、いつもの里親担当さんは何度も言ってくれる。それと同時に子供担当の職員さんからは、早く100%決断して欲しいんですけど…というプレッシャーをかなり強く感じる。
打診が来てから受け入れるまでの過程でこんなに悩むとは思っていなかった。こんなに色々考えを巡らせて悩んでしまっている自分にも驚く。ところどころ「この子のための最善は」ではなくて自分たちのこれからの生活とか、本当にこの母親とやって行けるのかとか、病気や障害はとりあえず無さそうとか…そんなことを気にしてしまう自分にも気付いたりして、こんな自分が里親になって良いのだろうか?とまた悩む。
2度目の面接の後は週末を挟むので一晩ではなく、少し余裕がある。でも月曜日の朝には返事をしなければいけない。普段はいつでもどこでもどれだけでも寝られる私が、眠れない…本当に眠れず胃も痛くなった週末だった。
