試されている感じが無くなってきたのと並行して、アイ君が甘えてくるようになった気がする。

始めからあまり抱っこや撫でられるなどのスキンシップはそれほど好まなかったアイ君だけれど、ここへ来て抱っこ攻撃が出現。特に眠い時や怖い時や体調不良の時は、全然下りてくれない。寝かしつけも抱っこになってしまった。しかも抱っこ紐は断固として嫌がる。腰と腕が…もっと鍛えないと。

一緒に過ごす時間を積み重ねてきた上で少しずつ甘えられるようになって来たのかなと思うと、本当に嬉しい。ママと呼んでくれた時よりも嬉しい。

アイ君がうちに来てから、とにかく信用してもらえるように安心してもらえるようにと気が張っていて、規則正しい生活を回していくことと常にアイ君と向き合うことのみに集中していた半年だったけれど、やっとこれで良いのかなと思える…というか感じられるようになってきた。

それに伴って少しずつ私自身の気持ちも外に向くようになって来たし、ほんの少しだけ余裕が出てきた気がする。おかげで今は保育園探しと徒歩圏内でアイ君の交友関係拡大に力を入れているところ。

…だったのにこの1週間、驚くほどの勢いでここにもコロナの波が来ていて…ショボーン

ドイツも学校や保育園が来週から閉鎖、サッカーブンデスリーガを始めイベントや人が集まる会などは軒並み中止。スーパーは品薄。消毒液やマスクなどはどこも売り切れ。毎日のように行っている体操クラブも親子センターもお休みになるだろうな。

走ったりよじ登ったり跳んだりがとても上手で、体を動かすことが大好きなアイ君。明日からどこへ行こうかな。近くの森や公園へ通うしかないかな。

そして、今週末アイ君は初めてできた近所のお友達のお誕生日会に招待してもらってとても楽しみにしていたのに、それも家族に発熱があったので中止。おまけに私が楽しみにしていたフィギュアスケートの世界選手権も中止…なんだか気が滅入る。

そういえば、アイ君との最初の1,2ヶ月も、ほとんど人と会うことなく、家と買い物と近くの森か公園に通うのみの生活をしていた。その時のことを思い出しながら、また2人で蜜月を過ごそう…っと考えると少し気が晴れる。

寒くて風が強くて雨続きだったお天気が、これからほんの少し春らしくなりそうなのが救い。世界中が安心して過ごせるように、一日も早く収束しますように。







日本のテレビで見たり里親研修で習ったような、ものすごく困ってしまうようなはっきりとしたものでは無かった。それでも、これまで気が長くてかなり呑気な方と思っていた自分が、感情的にならないようにするのにとても苦労する時もあって、驚かされた。アイ君の年齢ではできることなんてどっちにしろ大したことないと思うんだけれど。

とにかく私がやって欲しく無いことや、怒られそうなことを、わざとやる。わかっていて何度も繰り返しわざとやっていることはよくわかる。そういう時は必ず私の方をチラチラと見ている。何かやらかす時はもちろん、歯磨きや着替えやオムツ交換を嫌がる時でさえも、私の方をチラチラ見て様子を伺っている。

やる時はかなりな頻度で数日ほど続き、突然パタリとしなくなる。そしてまたそのうち始まる。というのを繰り返して来た。うちに来て、数週間目くらいからずっと。

具体的に何をするかというと、上に書いたイヤイヤ以外では、私の顔を叩いたり顔に唾を吐きかけて来たり物を投げたりお茶碗をひっくり返したり、他にも色々。

これが、愛情を試すいわゆる試し行動なのかどうなのか、私には未だにはっきり分からない。私の愛情を試しているのかもしれないけれど、いつ怒り出すのかな?怒ったらこの人どうなるのかな?ということを何度も何度も確認されているような気もしていた。

とにかくよくわからないままに、年が明けて…今年に入ってからは、なんだかしなくなって来たみたい。イヤイヤはますますパワーアップしてるし、怒ると瞬間湯沸かし器のように上に書いたのと同じようなことをぶちかますけれど、最近は試されている感じが全くしなくなってきた。またそのうち突然始まりそうな気がしないでもないけれど。
 
とにかく最近は、自分の気持ちの赴くままに楽しいことは楽しいからずっとやっていたい、思いつくままにアホなこともやりたい、楽しくないことはやりたくない、欲しい物をもらえなかったり邪魔をされるから怒る…というとても子供らしく単純で純粋な感じになってきた気がする。私の様子なんて気にも留めずに、ただやりたいようにやっている姿が、なんだかとても嬉しい。
 
最近本当になかなかパジャマを着てくれなくて、キャッキャッ言いながら裸であちこち飛び跳ねる姿が、もう言葉にならない程かわいい。それと同時に、パジャマだけじゃなくて朝の着替えも歯磨きも手洗いもオムツ交換もコート着るのも靴履くのも寝るのも…どうやったらその気にさせることができるのか。毎日かなり切実に頭を悩ませてもいる。
本人は至って真剣なのに言えてないシリーズがかわいすぎて毎日苦しい。日々新しい言葉が出てきて、何度も言ってもらって周りを見渡してよく考えないと私にもわからないことが最近よくある。




例えば…


ピーレ →  Spiegel 

ズィ →  Musik

テーベン →  Stäbchen

アッラーレン →  aufladen

シェンアッパッケン →  Geschenk auspacken




…と大抵ドイツ語なんだけれど、たまに…



ギリ →  おにぎり

キンヤン →  バイキンマン

バーレ →  ガンバレ



…フェイントのように日本語を織り混ぜて来るので、さらに難しくなる。





突然歯磨き中に「ザメン!ザメン!」と言い出した時は本当にわからなくて、でも一生懸命言っているからわかってあげたくて、何度も何度も聞き直してやっとわかった。正解はzusammen。一緒にという意味で、その時私はいつものようになんとかアイ君の仕上げ磨きを終わらせたいと四苦八苦していたのだけど、どうやら一緒に歯磨きしようというお誘いだったみたい。理解した瞬間かわいすぎてのけ反りそうになった。

言われた通り、アイ君の歯ブラシを一緒に握って仕上げ磨き。普段ではあり得ないくらい大きく口を開けてくれて、ものすごく簡単に仕上げ磨きが終わった。2、3日はコレでかなり楽に歯磨きを終えられたけど、その後はもう飽きたみたいでいつものイヤイヤに戻った。


前記事に書いた実親さんとの面会も問題なく今までとあまり変わらない感じで終わり、無事に年を越しました。

 
明けましておめでとうございます。
今年もおそらく、細々とマイペースに続けていくと思いますので、よろしくお願いします。
 
クリスマスから年末にかけて我が家では体調不良が続いて、気づいたら年が明けていました。大人になって以来初めて、年越しの瞬間に熟睡。あの花火でうるさい中、家族全員熟睡でした。
 
それにしても、子供が体調不良でうなされて頻繁に目を覚ますというのは、どうにも辛い。ママー!と泣いて起きるのを水を飲ませたり汗を拭いたりなだめて寝かしつけて、30分後にまたママ〜!の繰り返しが明け方まで続いた。しんどそうなのがかわいそうで辛いし、自分が眠れないのも辛い。割と元気にしてくれてた日中も私の寝不足のせいで、すぐに煮詰まってくる。そのうち自分の体調まで崩れて来ると、もうどうにもならない。

祝日続きのおかげで、夫を頼れる日が多くて本当に助かった。これ、ワンオペ育児をしている人にとっては切実なのではないかと思う。
 
今はアイ君も私も軽く鼻水と咳を残すのみで元気になった。お正月らしいことは何一つしていないので、今からお雑煮くらい作ろうかな。

表題の新しい年に向けて抱負のひとつも書いてないけれど、なんとかクリスマスを終えて年を越せて平常運転に戻りつつあることにホッとして、今日はこれでおしまいにしよう。

ちなみに、ドイツの大掃除は春。
 
 
 
定期的にくる実親さんとの面会。始めはアイ君のことがものすごく心配だしとても緊張したけれど、もうすでに何度か滞りなく終えて来た。初回はすんなりとは言えなかったけれど、今ではアイ君もすっかり落ち着いている。

アイ君が落ち着いてきたのもあって、回を追うごとに私の不安や緊張も解けて、定期的に来る日常のルーチンみたいになりつつある。

児相の里親担当さんに言われた面会での一番大切なポイントは研修でも習った通り、背景にどんな事情があっても里親と実親が仲良し…とまでは行かなくても協力関係にあるということを子供にしっかり感じ取ってもらうこと。それによって子供は、自分はどちらのことも大切に思っていて良いんだと思えるようになるそう。これがうまくいかないと、子供は対立している実親と里親の間に立たされるような感じになり、とても苦しくなるらしい。

ちなみにこの面会は、将来的に実親さんの元に帰る可能性が高いか低いかに関わらず、子供のためにできる限り定期的に実行するとされていて、面会禁止でない限り児相が面会を定期的にセッティングしてくれるみたい。

どれくらいの頻度かは、まず里親登録時に自分たちの希望というか許容範囲をとりあえず情報として設定しておいて、子供を委託された後は支援計画会議で子供の様子や実親側里親側の事情を考慮して話し合われる。連絡が取れず、面会にも支援計画会議にも全く来ない親ももちろん数多くいる。

うちの場合はかなりうまく行っているのではないかと思う。私と左手をつなぎ、実親さんと右手をつないでもらって歩きながら、満面の笑みでハラハラブッチ(両手でブランコみたいなやつ)を待っているアイ君が見られたりする。良い関係を築くために私たちにできることはがんばってきたけれど、実親さんもびっくりするほど協力的でありがたい。

児相の担当さんからも、面会は本当にうまく行っているとお墨付きを頂いた…のはとても嬉しいんだけれど。そのおかげで次回からは児相の立ち会い無しで、3人で会ってくださいというのはどうだろう。その初の3人での面会が間近で、訳もなく不安。






今年は11月中にしっかり準備したアドベントクランツ。アイ君と一緒に飾り付けして、それ以来毎日のように触りたがって困ったけれど、そーっと撫でるだけにしようね…という約束を最近やっと守れるようになってきた。