昨日ピアノのレッスンで

 

先生に質問しました。

 

「演奏中に、次に鍵盤のどの場所を弾くのか分からなくなることがあるのですが

、先生はそういう時どうしてますか?」

 

なぜこの質問が出たかというと

 

音の響きを意識して、音に浸っていると

次にどこを弾くのか分からなくなる、ということがあったので聞いてみました。

 

私は、

楽譜を見て音が浮かぶことはないし

楽譜を見て鍵盤のどの場所かも浮かばないし

楽譜を見て音名が浮かぶこともない

 

じゃあどうやって弾いているのかというと

 

まず楽譜をみてドレミで解読して

それを鍵盤に落とし込み

その鍵盤の位置と耳から聞こえる音で覚える

 

この順番で曲を覚えています。

なので、楽譜をほとんど見ない(いけませんね~)

 

ほぼ視覚情報のみが頼りなのでした。

あとは指の形や手の感覚

手の動きの感覚などあるとは思いますが

意識にあげていることはあまりなかったように思います。

 

先ほどの質問に加えて

 

「例えば、次に弾くの音名を思い出すとか、場所が浮かぶとか、、、」

 

と付け足すと、先生はこう答えました。

 

「ある一つのことをしているわけではなくて、例えば楽譜で確認もするし、目で見て鍵盤の位置の時もあるし

音名のこともあるし、手の形や前のメロディーからの流れで思い出すこともあるし、いろいろ」

 

「リカバリー方法は一つではなく、何個も用意しておいて、その中のどれかを使っている感じ。

本番に何が起こってもリカバリーできるようにしておくための練習でもある」

 

とのことでした。

 

一つのリカバリー方法しかなかった私は、大いに感銘を受けました(笑)

 

特に体性感覚に覚えこませるということは強力なリカバリー方法だなと思ったので

今後の練習に入れていこうと思いました。

 

でもその時に音の響きを全く無視してやるのではなくまず音の響きありきで

体性感覚に覚えこませるということが何よりも重要だし、楽しく意味のある練習ができると

教えてもらいました。

 

 

そして、翌日

 

私はある出来事で少し気持ちが不安定で

浮き沈みがあるな~と思っていたところでした。

 

なんとか気持ちを切り替えようと

気分を変えるのですが油断すると元に戻る

考えが巡っているという状態でした。

それを楽しむ自分と、苦しむ自分が交互に来てるなと

思っていました。

 

そこで、昨日自分でしたタロットのことを思い出しました。

アリがちな未来を打開するキーカードに

カップの8の逆位置が出ていました。

 

新たな喜びを見出す

もともとあった喜びを取り戻す

 

と解釈していたので

 

まず、ピアノのことが思い浮かびました。ピアノの新しい練習法を知って新たな喜びを見出したこと。

そして、その思いを巡らせている考えの解釈を変えることで、新たな楽しみがみつかったこと

こどもとの時間を丁寧に作ることで私の心が喜んでいると感じたこと、など

 

人はつらい時に何かに逃げるものです。

 

その時に逃げ道がいくつもあったり

自分で逃げ道を新たに作ったりすることができると

自分をいい状態にしておくことができるのだな~と思いました。

 

逃げちゃいけないことないでしょ?

逃げたくなるの当たり前じゃない?

自分の状態が悪くなるなら向き合わなくていいよ。

 

一旦逃げてみて状態が回復したらまた向き合ってみればいいし

逃げたから向き合っちゃいけないってこともないし

 

とにかく自分をいい状態にすることが一番の優先事項だなと思います。

 

ピアノ演奏でのリカバリー方法と

自分の状態が悪い方向に向かいそうなときのリカバリー方法

いくつものリカバリー方法を用意しておくという点で共通しているなと思いました。

 

 

物事は形を変えて現れるけれど

それに対処するときの原則は同じで

それを真理というのかもしれない