こんにちは。
くぅのその後ですが、、結局、、翌日の朝は低速ジューサーでの野菜ジュースとささみ。
夜は、低速ジューサーではなく、バイタミックスのブレンダーで繊維ごとスムージーにした野菜ジュースをささみにトッピング。。
2日目からはもう、普通の食事に戻しました。
お散歩での胡瓜も、、2日目からはみどと同じ。。乱切りバージョンです。笑
改めて。。考察。。
くぅは、日頃から食事や運動量や水分摂取など。。かなり適正に近い調整ができていて、整体力がまだまだあったのだと思います。
しかも、、脱水状態になった時間は多くみても3時間、、寝てすぐに脱水にはならないので、ひょっとしたら、1時間以内だったのかもしれません。
どんな病気も、、というかどんな症状も、、アプローチが早いほど、、治るのが容易です。
東洋医学的に考えると、、「未病」の状態。。
西洋医学では、検査データも正常値を示し、、個体自体にも自覚がないかもしれません。
その、、状態から病気となる根っこを見つけられれば、、かなり理想的ですね。
少し前にも触れましたが、、病気の根っこは単純なところからです。
そこから、、どんどん枝分かれして、、色々な症状を呈します。
木に例えると、、幹から枝分かれして、、枝の先端に咲いた花。。これが病気の症状。
この花だけに着目して、そこにアプローチする。。
例えば、、、皮膚疾患に対して、、アポキル投与して痒みを抑える。。など。。
花一つ一つに、西洋医学では、しっかりと治療方法が確立されている筈です。。
そして、黄色い花には黄色い花の治療。。赤い花には赤い花の治療。。
黄色の花の咲いた理由と赤い花の咲いた理由が同じであるとはまず、、考えません。
でも、、ひとつ花が咲いたら、、他にも花が咲いてしまう可能性が高いのです。
それを是非ご理解いただきたいです。
森先生がわたくしたちの講義の中で、色々な症例をお話くださいますが。。
まずは、ワンちゃんの受診前の様子、、初診で先生が飼い主さんから伺った情報を話してくださいます。大抵は、、西洋医学的な診断名や、、そのワンちゃんの飼い主さんがそれ以外にも訴える主訴です。森先生を受診される飼い主さんの多くが、、複数の悩みをお持ちです。。
つまり、、複数の気になる症状です。
私たちは先生からその情報である複数の気になる症状や診断名を聞き、、先生が話されている横で、、
「全部脂質じゃない。。脂質摂取過多ですよね。」 とか
「ああ、、水分不足が原因ですよね」 とか、、
「水分とって運動して、、摂食すればよくなりそうですよね」
なんて話をします。
西洋医学の治療で光を見いだせなかった飼い主さんは、初診で先生に罹る前に、、鍼を打ってもらうとか、、漢方処方をしてもらう。。などと考えている方が多いのです。
で、、先生が、触診して、食箋出して、、終わりです。。というと、、
あれ? 鍼は?
あれ? 漢方は?
と言うことになるんです。笑
そして、、「何で私にだけ鍼してくれないんですか?」とか、、「なぜ私には漢方処方がないんですか?」 などと詰め寄られる場面も多々あるそうです。
でも、、まずは、、身体の隅々まで血が巡るように、、血液の質を良くして量を確保して、代謝もあげて、、そんな身体を作らなければ、、漢方を飲んでも、、効きませんし、、鍼を打っても効果は出ないのです。。
くぅのニューモの話のなかにも書きました。。
同じ育毛剤を長期で使用していても全く効果の出ない方。。何もしないで、ただ塗布しているだけです。
それに対して、くぅは、食事の内容や量。水分摂取。。運動など、、しっかり整えたうえでのニューモです。。だから短期でモフモフになれたんだと思います。
今回も、、あれだけの症状があったのですから、、身体が整っていなければ、、未だに調子悪かったり、、ひょっとしたら、散歩もできないくらいの状態になっていた可能性もあります。
毎日の積み重ね。。本当に大切です。
私のブログの読者さんのYoshiさんが以前コメントくださいましたが、、
ミニチュアダックスちゃん。。最初は全くお散歩もできなくて、、太ってた。。笑
でも、Yoshiさんが、正しくケアされて、今では5キロをシレっと歩きますって、、おっしゃっていました。
そうなんですよ。。いまではなく、少し先に目標を立てて、、その時に元気でいられるように、、今、、頑張るのです。
ついつい、、飼い主さんは、短期での効果を期待します。でも、、病気になるまでには、、長い時間があり、、その経過を経て病気になっています。
ですから、、治療を始めて即、、結果を求めても無理な話です。ただ、症状を抑えることは、、特に西洋医学の薬を用いれば、、即効性があります。
去年、、胃腺癌で亡くなったワンちゃんですが、、最初は見えない病気でした。
見えないというのは、、気になる症状があっても、、まだ検査データ的に問題がない状態です。
私はその見えない段階でその様子を知り、、アドバイスしましたが、、その方の心には届かず、、原因となったはずの間違った食生活を送り続け、、あっという間に見える病気に変化して、、割と早々に亡くなってしまいました。
私がその方から拒絶されたのが、、確か3月中旬頃。。そしてそのあと、一般的な春の健康診断?で血液検査などをされていましたが、全てが標準値でした。つまり、、それ以前から始まっている胃液の吐き戻しですが、、まだまだ見えない病気だったのです。
そして、、亡くなったのが、、たしか。。そこから2か月以内でした。。あっという間ですよね。
胃酸分泌過多。。これが最初です。
明け方吐き戻しをする。。この段階で正しい食生活含め水分や運動を整えれば、今でも元気に生活してた筈です。飼い主さんは、「間違っていても構わない。今、十分に幸せですから。放っておいてください。」とおっしゃいました。。
でも、その時きっと、飼い主さんは、こんな最悪な状況になるなんて思っていなかった筈です。。
『このままでは、癌になって早期に亡くなってしう』という事実が分かっていても、、幸せだから、この生活のままでいい。間違っていてもいいと、、言えたのかな? と時々考えます。
私的には、、先生から実際にあった症例を沢山伺っているので、、たかが、、胃酸分泌過多だけど、、放置すれば、、(原因を取り除かなければ) 大変な病気になり、命の危険もある、、とわかっていたから、、アドバイスしたのですが。。。
「脂質とタンパク質が胃酸のPHを下げるので、野菜中心にして、脂質とタンパク質を抑えるといいですよ」という言葉も届かず、、その後も脂質の多い食事を作り続けていらっしゃいました。
その方は、、
9歳までは全く健康だったんです。。
脂質は抑えた食事にしています。野菜中心にしています。
と、、おっしゃっていたのですが、、ここも勘違いしがち。。
以前にも触れましたが、、若い頃は整体力も旺盛で、、多少臓腑にストレスがかかる生活を送っても整体力で整えてくれているのです。でも、シニアに差し掛かってくると、、どうしてもその整体力が少しずつ少しずつ衰えてくる。。しかも、、原因であるストレスは、同じだけ与えているのですから、、当然いつかは歪が出てきてしまって当然なのです。
食事の内容と量は同じ。。でも、、経年で代謝も落ちていきます。
若い頃代謝できていた脂質やたんぱく質が代謝しきれなくなる。。それが原因で病気になるのです。
脂質摂取過多です。。というお話をすると、、
多くの飼い主さんが、、脂質カットしています。。みたいに言うんです。。
でも、、その過多というのは、、その子の今にとって、、過多ということなので、、
単に滅茶苦茶脂っこい食事をしますね~~ということではないのです。。笑
薬の服用などでも代謝は落ちますし、何となく元気のない時にも落ちます。人間でも、、なんか食欲ない時ってありますよね? ワンちゃんだって同じなのに、飼い主さんはいつもより食べないと、即心配しちゃう。。で、、何とか食べさせようとするのです。
食欲がないのも、、ある意味整体力が働いている為という側面もあります。
もともと人間より脂質の代謝が苦手なワンちゃんが、、7歳過ぎたら、、シニアです。
そして、9歳は、、54~55歳です。人間で言うなら、、定年寸前の年齢。。
みどなんて63~64歳、。くぅは80~82歳ですよ~~~。。笑
いつまでも、、パピーの頃のワンちゃんの姿が頭に残っていて、、そんなお歳だなんて考えられませんよね。。笑
最近思うんですよ。。
整体力。。つまり健康でいよう、、整おうとする力ですが。。
人間の場合歳をとって、、食事の量が食べられなくなった、、脂っこいものがどうも苦手になったという方が多いと思いますが。。それも私はひとつの整体力の表れだと思うんです。
脳が、、嗜好性を変えて、、食べられなくする。。そうしないと、、身体が痛むからです。
シニアになれば、、臓腑も処理能力が衰える。代謝も下がっている。。なのに、、若い頃と同じように食べられたら、、すぐに病気になってしまいます。そうならないように、、量は食べられなくなるし、、脂っこいものではなくさっぱりした和食を、、、となるのではないかと。。
人間は、そんな感じですが、、ワンちゃんは、、出されたものは完食しちゃいますよね。。
そこを。。。飼い主が管理してあげないと、、ということです。。笑
みども凄まじい食欲ですよ。。望むだけ与えていたら、、即、、病気です。63~64歳。。とは思えない、、私からみたらいつまでも可愛いパピーちゃんです。。笑