手作り食で、、何を気にしますか? | くぅみど徒然日記

くぅみど徒然日記

食事療法&食養調理インストラクター師範・ペット食育協会准指導士
アロマフランス・アニマルクレイテラピスト・犬の管理栄養士マスター 他
飼い主ご家族とワンちゃんが元気になれることを目指して
日々精進している中から発信しています。
アメンバー申請・個人的なアドバイスは原則致しておりません。

こんにちは。

ワンちゃんの手作り食について。。

ドライフードをベースにして、野菜類などをトッピングされている方も含めて、、

フードオンリーでない飼い主様たちは、、どういう基準で食材を選び調理しているのでしょうか?

 

フードを選ぶときにもよく見受けられる傾向なのですが、、

多くの飼い主さんが食材の質をとても気にされていると私は感じています。

オーガニック食材にこだわったり、、です。

あと、種類に関してもネットや犬友さんから○○がいいよ、、と言われてそれを鵜呑みにして取り入れるなど。。人間が「これがよさそう」と感じたものを与えている方が多いと思うのです。

 

また、良いと言われるものは、沢山与える方が効果も沢山得られると勘違いされちゃっているかたもとても多いと感じています。

 

でも、、本当に大切なのは、全体の量。。です。

その子の代謝にあった食事です。その子。。という言葉が入るところがとても重要で、ワンちゃん毎に全く違います。

 

その子にとって消化しきれない食事は、内容がどんなに良くてもストレスにしかなりません。

ここが大切なポイントです。

例えば、、森先生から頂いた食箋通りに食事を作って与えていても、全体量が多ければ、それは毒と同じです。治るどころかさらに状態が悪くなってしまうのです。

それに気づかずに、、毎日食箋を確認しながら食材をそろえて、、与え続け、具合が悪いのに、、いいはずだ、、と思い込んでしまうと大変なことになってしまいます。

例えば、、ちょっと多く作りすぎたから、、いつもの1.5倍くらいの量があるけど、食べさせちゃえ、、的なことです。笑 

 

また、食材の種類もさることながら、その前に、、水が大切です。

身体のおよそ80%が水分で、血液やリンパ液も水分が主体ですし、体の細胞も水がなければ生きていけません。

 

私自身がそうでしたが、よさそうなものは、どんどんONしていた時期があります。

当然、、気になる症状などは改善しませんでした。

つまり、、自己満足の手作り食でしかなかったのです。

それは、、本当に残念なことですよね。

 

森先生がおっしゃるのが、今現在のワンちゃんの殆どが食べすぎで、さらに脱水している。

そのことが病気の最初の原因。

そこから色々な症状に枝分かれして、西洋医学的にいろいろ難しい病名がついて、、難治とか不治とか言われてしまっているのです。

でも、、それらの多くが、、元をたどってみると、ただの食べすぎや水分不足だというのです。

受診すると、診断表を書いてくださいますが、ここに、「食べすぎ」「脱水」と書くことが本当に多くほとんどの診断書にそう書いているというのです。

 

先生の話では、「食べすぎ」「脱水」が根本にあって派生した病気。。今までに臨床現場で確認したものは、皮膚病、脱毛、薄毛、涙やけ、甲状腺機能低下症、クッシング症候群、肝機能障害、腎不全、椎間板ヘルニア、自己免疫性疾患、心弁膜症、気管虚脱、胆泥症、便秘、嘔吐、お腹が弱い、その他難治性疾患(癌など) 

多岐にわたり、かなり深刻な病気です。

 

ちなみに、、我が家は、、「脱水」とまでは書かれていませんが、「保水」と書かれていました。

ついつい、可愛いわが子が喜んで食べてくれる姿をみたくて、、

しかも栄養を沢山取れば健康でいられると勘違いしてしまっていました。

 

どなたかが、このことを「優しい拷問」とおっしゃっていましたが、凄く的を得ている表現だと思います。

結局病気になって苦しむのは、ワンちゃんですから。

殆どの病気が、、食べすぎや脱水が原因で、この時点でここを改めることができれば、それ以降診断される恐ろしい病気にもならずに済むのに、、飼い主は気付くことができません。

 

何故なら、、食べすぎも脱水も、、いわゆる血液検査やその他の西洋医学的な健康診断では見つけられないからです。そして、、「食べすぎ」や「脱水」に有効な薬など存在しませんから。

ここは、獣医師のテリトリーではなく、飼い主様のテリトリーなのです。

水も質なんてどうでもよいです。

水道をひねれば出てくる普通の水で構いません。チョコチョコ飲ませる。

そして、その子にとっての適量を食べさせる。

ボディコンディションのチェック    を行う。

そして、BCSが3~2.8くらいの体格を維持し、殆ど無色に近い尿を沢山する。。

うんちは柔らかくバナナのように一本もの。。悪臭がしないようなうんちに。

 

それらが整っていれば、食べすぎでもないし、脱水とまではいきませんから、かなり健康が保たれるのです。

 

実は、、わんごはん入門講座の音声データを聞きながら勉強しているのですが、この音声は以前実際に飼い主さんに対して開いた講座のデータです。

その中である飼い主さんが、、「おやつは食事とは別にあげて良いと思っていました」というと、他の飼い主さんも異口同音にそのようにおっしゃっていたのがとても印象的でした。

 

おやつは、、基本あげるのであれば、食事の中から差し引きます。。

つまり、ささみのお肉をおやつにあげるのであれば、おやつにあげる分量を一日の食事の中から引くことになります。特にカロリーや脂質・糖質のおおい食材はここをしっかりお願いいたします。

 

くぅみどは胡瓜を水分補給アイテムとして沢山食べていますが、胡瓜は、殆どが水分でカロリー的なリスクがほぼない食材なので、、食事の中から野菜を加減することはしていません。

 

その子の代謝以上のカロリーを摂取させない。。

もし摂取したのであれば、、運動をしっかりして、消費する。

これが鉄則です。

 

とっても単純なことで、人間でも同じようなことが言われていますが、、出来ていない飼い主さんは本当に多いと思います。なぜなら、、お散歩に行って出会うワンちゃんでボディコンディションスコアーが2.8~3の子は、本当に少ないからです。

 

まずは、BCSの2.8~3の体型を目指し、お水を沢山飲んで沢山おしっこをしましょう。笑

そうそう。。我が家のくぅみどは天気の良い日は少なくとも8キロくらいは歩きます。時間的には、1.5~2時間ちょっとくらいです。

散歩の間に沢山うんちもおしっこもしますが、、自宅でもトイレで沢山おしっこをします。笑

燃えるごみの日に出すトイレシートの重さが凄くて、、20ℓのごみ袋に一杯になると、持ち上げることが困難な程です。

くぅみどのトイレは、スーパーワイドのサイズで、ワイドサイズのトイレシートを並べて2枚しいています。以前重さを測ってみました。

 


1枚が1.22キロです。このままごみ箱に入れておくと、シートから戻ったおしっこでゴミ箱が水浸しになってしまうので、捨てる時には、このように1枚ずつビニール袋にいれて、しっかり口を結んでいます。

しっかり散歩した日でも、1日に数回はシートを変えます。

しかも、、夜寝るところにももう一つトイレがあり、こちらも毎日シートを取り替えています。

 

ちょっと話が横道に逸れますが、我が家は生ごみはゼロなんです。

生ごみ乾燥機があり、乾燥した生ごみは市役所の窓口で無料で引き取ってくれます。

なので、燃えるゴミはほぼ、くぅみどのおしっこシートと、おむつ。笑

 

シートがこれだけ重くても色は殆ど透明です。

臭いもありません。