飛びつく子。 | くぅみど徒然日記

くぅみど徒然日記

食事療法&食養調理インストラクター師範・ペット食育協会准指導士
アロマフランス・アニマルクレイテラピスト・犬の管理栄養士マスター 他
飼い主ご家族とワンちゃんが元気になれることを目指して
日々精進している中から発信しています。
アメンバー申請・個人的なアドバイスは原則致しておりません。

こんにちは。

ある方から頂いたコメントの中で、迎えたワンちゃんが小さい時から、怖がって飛びつく子だったとありました。車、自転車、人、犬、、、と書いてあるので、、要するに何にでも飛びつく感じでしょうか?

飼い主さんは、、怖がって。。と書いていますが、、

私としては、本当に怖がっていたのか、、ちょっと疑問です。

 

ビビりであることと、怖がりというのはちょっとニュアンスが違います。

本当に怖がりだったとしたら、、対象のものが怖いわけで、、怖いものに飛びつくでしょうか?

 

怖いものには、、近づかないような気がします。

飛びついて肉球から出血して、西洋医学の病院から塗り薬と飲み薬が出て、散歩禁止の繰り返しだったということです。

本当にママさんはご心配だったでしょうし、度重なると、散歩に行くのが嫌になりますよね。

お察しいたします。

 

ただ、、私はアジリティをしていたので、よく、、大型犬にあるのですが、、肉球がペロンと剝けてしまう、、そんなことは、周りのワンちゃんで沢山の例を見てきました。

でも、、勿論消毒などはしっかりしますし、化膿したりしないようにはしますが、、飲み薬までは皆さん飲ませていなかったような、、、しかも、散歩どころか、、それでも練習していたりしました。

 

かかりつけ医の先生が、散歩禁止とおっしゃると、、本当に大変なことのように感じてしまいますよね。

 

我が家のみどは、、実は飛びつく子でしたし、とにかく、、色々興味津々で、、それはそれは、、誤解も多いし、、迷惑がられるし、、まぁ、、大変な子でした。

ドッグランに行くと、周りのワンちゃんを吠えながら追いかけまわすので、周りの飼い主さんにいつも嫌われてしまいます。

地元のドッグランに行ったとき、、

そのドッグランは、一応小型犬とその他のワンちゃんとでエリアが分かれていたのですが、その当時は、小型犬用のランには誰も行かず、いつも広いその他のワンちゃん用のエリアにワンちゃんが集合していました。

みどを連れて入ると、、ある飼い主さんがすっ飛んできて、、トラブルになるといけないから、あっちへ行った方が良いと、、誰もいない小型犬専用を指さすのです。。

その日はとても暑い日で、、小型犬のエリアは何もなくて凄い日差し。。その他のエリアには、一応木陰やベンチがありました。

 

指示されたのに、従わないと角が立つと思い、とりあえず小型犬エリアに行き、、少ししたところで、、そこからでて、その他のワンちゃんのエリアの隅っこで見つからないように遊んだりしていました。

 

私は、、ドッグランでほかの飼い主さんに嫌われないように、、躾しなくちゃと思って、、スクールに通い始めましたが、、それはみどがもう3歳過ぎという時期でした。

実はみどは3歳になってもオスワリもできない子でした。オスワリというと、、フセちゃう。笑

 

結局、スクールに通うのが楽しくて、そして、スクールでアジリティに出会い、、一応ひと通りの躾をできた時点で、、実はもうドッグランに全く魅力を感じなくなってしまいました。

 

スクールの先生も、、ワンちゃん同士で遊ぶのが楽しくなると、飼い主の指示を聞かなくなるから、ワンちゃんと飼い主さんの絆を深めることの方が大切でワンちゃん同士を遊ばせる必要は全くない。。

と、、おっしゃっていました。この考えは、、沢山のアジリティスクールなどでいろいろな指導者から学びましたが、皆さん同じことをおっしゃいます。

 

散歩に行っても、、ほかのワンちゃんとはすれ違うだけ。。それがいつしか普通になってしまいました。

逆に今ではワンちゃんに会ったときこそ、絆を深めるチャンスと思って、、心が燃えます。笑

ヒールコマンドで私に集中させたり、時にはオスワリマテで、相手が通り過ぎるのを待ちます。

一言も何も言わずに、やり過ごすことができた時には、沢山誉めてあげて、、おやつの胡瓜。

あの、、いつも吠えて嫌われていたみどは、、いつしかすれ違う飼い主さんや散歩している方たちから、、なんてお利口さんなの?と言われるようになりました~。

時々、、同じ犬種の飼い主さんがくぅみどを見つけて駆け寄ってきたりしますが、、

ごめんなさい~~と言いながら、くぅみどには、ヒールコマンドを使い、、脚即で左につかせてリードは短め。。さっさと通り抜けるようにしています。

 

勿論最初からこんなことができたわけではありません。

でも、少しずつコンスタントにみどとの関係を築いていきました。

ワンちゃんが来ると、、本当は気にしますし、、そのワンちゃんの方に行きたがります。。今でも。

でも、、その時、「みど」というと、、ハッとして、私の眼を見て、私に集中してくれます。

そして、ヒールとコマンドをかけて、しっかり集中して歩いてくれたら、ご褒美。。

気になることはあるけど、、結局ママの言うことを聞いた方がご褒美もらえるし、褒めてもらえるということをみどは知っています。

 

飛びついちゃうワンちゃん。。

まずは、飼い主さんとの関係づくりを頑張って欲しいです。

もし、私なら、、早朝など人やワンちゃんに会わない時間帯に、大きな公園などに車で行き、、ゆっくり歩きます。もし、、前方から誰かがくる気配が分かったら、、その人に会わないように、、道を変えます。

 

誰にも会わない、、車も自転車にもすれ違わない、、まずはそんな状況で、、飼い主さんと散歩ができるのか、、そこを確かめてほしいです。

ワンちゃんは、搬化が苦手な生き物です。

できたとしても、場所が違うと、、できなくなります。

でもまずは、どこかの場所で飼い主さんと楽しく散歩できるようになることが大切だと思います。

そして、そこでできるようになったら、、また違う公園等で散歩。。

その場所が沢山になってきたら、今度は少しだけ人通りのある場所で。。

そんな感じで、、少しずつできる場所やシーンを増やしていくのです。

 

ドッグスクールで先生に言われたことは、、ワンちゃんは、人間の社会で生活しています。

ですから、人間の社会でうまくやっていかないと、、飼い主さんもストレスになりますし、ストレスを抱えた飼い主さんだとワンちゃんも幸せにはなれません。

なので、、これだけはしてほしくないという、、ことをまずは、ご自身で確認されると良いと思います。

 

そして、、どんなシチュエーションでも、、やって欲しくないことはとにかく、、やらせないような工夫をする必要があります。

私のスクールの先生は、、散歩してすれ違うワンちゃんに吠える子に対しては、、大好きなおやつを地面にばらまいてください、、とまでおっしゃいます。

吠えようとしたのに、、大好きなおやつが目の前に転がっている。。

きっと、、吠えるよりも食べることを優先するはずです。

宅急便などのピンポンの時にも、、これは極めて有効でした。

手段は問わず。。笑  とにかくさせないことです。

 

ただ、、させるかさせないか、、、はワンちゃんの行動です。。気持ちではありません。

もし怖がっている場合、怖がるのもさせないというのはちょっと無理があります。

そして、、本当に怖くて、、怖くて、、外に出たくないという子に対しては、、無理に外出するのは、その子にとって致命的なストレスになるかもしれません。

 

ワンちゃんを迎えた人間側には、この子を迎えて、、こんなワンちゃんライフを送りたいなっていう希望みたいなものがあると思います。

例えば、、公園に行って、、沢山の飼い主さんたちとお友達になりたいとか、、

ドッグカフェに行きたいとか、、

ドッグランに行きたいとか、、

同じ犬種のワンちゃんが沢山集まるイベントに参加したい、、、とか、、

とにかく色々です。笑

 

でも、迎えた子の性格などにより、その希望がかなえられないこともあります。

以前森先生から伺った症例では、具合が悪くなった原因が、、通わされている幼稚園でした。

とってもビビりな子で、、沢山のワンちゃんといることがとてもストレスになり、癲癇を発症するようになってしまったのです。先生は、、診察すると、大抵どんな性格のワンちゃんか、、どんな性格の飼い主さんが分かるみたいですね。

で、、、先生が幼稚園をやめるように、、アドバイスしたところ、、辞めたら癲癇は治ってしまいました。

 

森先生の講座の中で、、ヘルニアについても学んでいますが、、実際ヘルニアになるワンちゃんはとても多いそうです。ただ、ヘルニアというと、私の周りにもいらっしゃいましたが、、もう治らない爆弾を抱えていると解釈している方がとても多いです。だから、私も治らないと思っていました。

でも森先生は、100%とは言えないけど、殆ど、、、凄くよく治ると。。

しかも、特別なことは何一つなく、、誰でもできるケアで。。

ただし、、手間はかかりますけどね。。

 

とおっしゃいます。ヘルニアも、、発症するとケージステイを指示される場合も多いと聞いています。

でも、、ケージステイは、、逆に良くないと、、炎症があるときには、勿論安静が必要ですが、炎症や痛みが治まってきたら、、動かすところは動かさないと、逆に治らないと。。

西洋医学の先生が肉球が傷ついたことで、、散歩禁止とおっしゃるのは、、いささか大げさなのではないかと、、推測いたします。

是非、、今までの散歩できなくなってしまった経緯も含め、、全てをお話して指示を仰いでいただきたいです。

そして、、ママさんは、、今まで迎えてきた、ワンちゃんと、、比較されていらっしゃることが私は実は一番気になりました。

ワンちゃんも人間も千差万別です。ですから、迎えた子と先代のワンちゃんとは比べないであげてください。

 

私のアジリティの先輩がいまして、、トイプードルでアジリティをしていました。

先代のワンちゃんがシニアになり、走れなくなったために次に迎えた子。。

と、、みどが丁度一緒にレッスンするようになったのですが、その飼い主さん、、常に先代のワンちゃんとその子を比べていて、、なぜ○○ちゃんはできたのに、あなたはできないの、、といつも言っていました。

それを見ていた周りの人は、、十分上手にできているのに、、そんなことを言っては可哀そうと、その飼い主さんにもやめた方が良いと言いましたが、、ご自身では気付いていないのです。

そして、、結局そのワンちゃん、、まだまだ元気に走れるのに、、物足りなくなった彼女は、、、また次のワンちゃんを迎えたのです。。。。

 

私としては、、みどよりも若いし、まだまだ走れるのに、、って、、何とも言えない気持ちになりました。

 

飛びつく癖があったとしても、、その子にしかない絶対に可愛い愛おしい一面があると思います。

嫌だなってママさんが思うことに関しては、、色々な専門家からも指導いただき、させない工夫は、必要だけど、そのプロセスの中でママさんも成長できるんだと思います。

ものは考えようです。。

 

みどが、、ドッグランでトラブルメーカーのレッテルを貼られなければ、、スクールにもいかなかったとお思いますし、、アジリティにも出会っていなかった。。

 

 

そして、プラーナ和漢自然医療アニマルクリニックとの出会いもなかったと思っています。

何か心配なことや困ったことがあったら、、それを期に転換期だと思って、、新しいことに挑戦するのも楽しいと思います。