盲目的にならないように。 | くぅみど徒然日記

くぅみど徒然日記

食事療法&食養調理インストラクター師範・ペット食育協会准指導士
アロマフランス・アニマルクレイテラピスト・犬の管理栄養士マスター 他
飼い主ご家族とワンちゃんが元気になれることを目指して
日々精進している中から発信しています。
アメンバー申請・個人的なアドバイスは原則致しておりません。

こんにちは。

最近は、ブログのテーマをかなり細かく分類したので、

その分類区分上、多岐にならないようにしないと、

テーマが選択できないことに気付きました。(笑)

 

まだ不慣れですが、これをしっかり守ってテーマごとに記事を書けば、

後から読み直す時には、探すのが楽になると信じて頑張っているくぅみどままです。(笑)

 

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過去の私もそうでしたし、

多くの飼い主さん、、いえいえ、

ワンちゃんを飼っていない多くの方達も同じ。。

 

困ったことがおきると、盲目的に「良い」と言われているものに走ります。(笑)

 

検査したら肝臓数値が高かったとします。

すると、肝臓によい食べ物を探し始めます。

ネット検索すると、、 ★ここ

 

 

枝豆・納豆・しじみ・カキ・かぼちゃ・にんにく・梅干し・キャベツ・牛乳

とあります。

 

ここで、賢くなるためには、まず、何故、、この食材が良いのか?

と考える必要があり、それをしっかり理解することが大切なのです。

そこまで考えずに、、〇〇が肝臓に良いらしい。という情報をただ盲目的に信じて、摂取することだけで病気が治る筈がありません。多分、その食材を選んで与える段階で、頭の中では薄々そのことに気付いていても、ひょっとしたら。。。少しでも良くなるかもしれないと思って、、ついつい与えてしまう方もとても多いと思います。

 

肝臓と言ってもとてもたくさんの仕事をしています。

その中の一体どの仕事がうまくいかくなっているのか?

最低限、その臓器の働き、そして、どんな流れでどう働いているのかを考え、

肝臓が与えられた仕事をストレスなくこなしていけるように、環境を整えてあげることが大切だと思います。

 

肝臓もさることながら、腸内細菌についても。。

腸内の細菌は、悪玉菌、善玉菌、日和見菌 がそれぞれいてこそ、消化吸収が成り立っています。

全く腸管の中に菌のいない無菌の動物を実験的に作ることができるそうです。

以前、消化器の中に全く菌やウィルスが存在しない無菌の豚が作られましたが、この豚は、普通の食事を食べると消化吸収できず、下痢をして死んでしまうのです。

臓器の機能だけでは、人間を始め様々な動物たちは、生きていくことができないのです。

菌がいて、菌の力で分解されてやっと吸収できるのです。

そして、その菌も良い菌も悪い菌も普通の菌もすべてがあるバランスで存在することが大切です。

良い菌ばかりが増えてもうまくないし、当然悪い菌が増えすぎれば、良くない。

そして、その筋層は常に口から食べる食事の内容で変化しています。

 

腸管内に常駐し繁殖している菌たちの種類は、親から受け継いだ菌たちです。

後から生の菌を入れてもそれは通過するだけ。

根付くことはありません。でも、通過するだけでも、良い菌の援護射撃になり、良い菌が増えやすくする要因に成り得ます。

お腹の悪いお母さんから生まれた子供たちは、往々にして、やはりお腹が弱いです。

それはお母さんの安定しない腸内環境に存在する菌たちを受け継いでいるからです。

 

でもご安心ください。お腹の弱い子であっても、勿論元気に生活できます。

食べるものの種類で菌層は変化します。常に良い意味で刺激を与え、免疫力を高める。

お腹は冷やさない。等々ケアは色々な方法がありますので、諦める必要はありません。

 

ここで大切なのは、常駐菌は個体ごとに決まっていて、後発的に変化することはないということ。

また、食事で菌の種類やバランスは変化するけれど、それも個体によって全く違うということ。

 

この2つの事がしっかり理解できていれば、

例えば。。誰かがネットやSNSやブログで、

 

納豆がお腹に良いですよ。うちの子は、納豆を食べるようになって下痢しなくなりました。

とか

ヨーグルトがお腹に良いので毎日必ずあげています。お勧めです。

 

こんな書込みがあったとしても、それは、その書いた飼い主さんのワンちゃんにたまたま効果があっただけ。同じものを同じように与えていても必ずよくなるということはまず無いということをご理解いただけると思います。

勿論、こういう情報から試しに与えてみるなどの事は問題ありませんし、

実際、与えてみて、反応を見て改善されていると感じるのであれば、良いと思います。

大切なのは、少しずつ与えてみて、観察して、効果が感じられれば続ければ良いと思いますし、

効果が無いのであれば、逆に量がすくなくて好反応がでないのかもしれませんから、

与える量を調整してみるとか、それでも効果が感じられないのであれば、

多分、それはその子には合っていないということ。やめた方が良いかもしれません。

 

飼い主様の多くは、しっかり勉強している私達師範の言葉より、

仲良くしている犬友さんの言葉を信じやすいと感じています。

○○ちゃんのママさんが▲▲がいいって言っていたからとか

○○ちゃんのママさんのお友達が□□をあげたら肝機能が改善したんだって~~

○○ちゃんのママさんが乳酸菌の××をあげたら下痢を一切しなくなった

 

みたいな話です。(笑)

その子その子で全く違いますから。

参考にするのは〇です。

でも、鵜呑みにして信じないでください。参考にして取り入れた場合には、

少量ずつ試し、必ず反応を確認してください。

 

同じ家の子でも、納豆菌が良い子もいるし、

納豆菌は全くあわなくて、味噌やたくあんが合う子もいます。

本当にひとりひとり違うのです。是非自分の子に合うものを見つけましょう。

乳酸菌は、複数用いる方が効果的なことが臨床からのデータでわかっています。

 

 

 

 

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