こんにちは。
最近寄せられるコメントやメッセージを読んで、、
ふと、誤解されている方がいのではないかと思うことを今日はテーマにします。
以前から私の尊敬している森先生の教えや言葉を伝えてきました。
そのに、
『飼い主さんが獣医になれます』
という言葉がありました。
チョコチョコ出てきているのですが、 例えばここ★
先生の言葉ので、すごく好きな言葉のひとつです。
確かに先生は立派な獣医師で免許もお持ちなのに、日々の診察や治療には医師免許がなくてはできないようなものはありません。
私たちもしっかり学び精進すれば、自分の子の獣医師になれ、ひょっとしたら
罹りつけの獣医師より名医になれるかも、、
信じて精進していくことは、確かにワンちゃんにとってもプラスになると、、考えています。
そして、今日のテーマですが、
最近、脂肪腫かどうか聞かれたり、
食事療法を続けながら血液検査の数値に驚き質問、、とか、
私に寄せられるコメントやメッセージが、、私のキャパを超えていることがいのです。
私は、くぅみどの獣医師になるために精進していますが、
目指しているのは、あくまでも自分の子の獣医です。
獣医師免許も持っていませんので、ほかの飼い主様のワンちゃんを診断することはできません。
実際、、メッセージのたった数行で、そのワンちゃんのことが分かるはずもありません。
なぜなら、飼い主さんが毎日時間一緒にいて、愛情を注ぎ、病院で西洋医学の獣医師にも相談したり、注意深く観察し、食事やその他注意していて、そのうえで、、何か疑問になるわけですよね
私も皆様と同様の飼い主のひとりでしかなく、
ただ皆様より勉強して少~~しだけ知識があるだけです。
自分の子のことだって、日々疑問を持ちながら悩みながら、食事や散歩やその他環境を整えていますが、いつも間違っているのではないかと自身に疑問を投げかけています。
しいて言うなら、先生に言われた通りにしていても本当にこれでよいのかという疑問は持ち続けることが大切だとは思います。自分は正しく間違っていないと過信するのは失敗のものだと思うのです。
常に謙虚に、そして疑うことは大切だと思います。
皆様のワンちゃんに会ったことも触ったこともなくて、答えたとしたら、
それってデタラメだと私は思っています。
なので、、できません。
でも、どうして私に質問が来るのか考えたところ、、どうやら
飼い主さんが獣医になれます
の意味をすこし勘違いされていらっしゃるような気がしたのです。
の意味は、詳しく書くと、、
飼い主さんがご自身のワンちゃんの獣医になれます
ということです。
なので、読者の皆様は、私のブログや先生のインターネット講座などで正しく勉強すれば、
ご自身のワンちゃんの獣医さんになれるということで、
森先生の所で学び師範になった者が、皆様の獣医になれるというのではないのです。
漢方や調理、栄養学、ハーブ、アロマ、生薬、、、沢山の自然療法がありますが、
それらすべて単体であるならいくらでも学問として学べます。
ただ、これはあくまでも学問。
それらを実際にワンちゃんに使ったときにどう反応するのか、という部分は、ワンちゃんの生理学をしっかり学び体の仕組みをかなりシビアに理解していないと使えません。
森先生のお話だと獣医学科で確かに生理学の授業はあるけど、それは、角度の違うもので獣医学科で学んだ生理学では到底、薬の効き方も栄養学も生薬も漢方もそれぞれ体ののどの部分にどのように効いてくるのか、、わかるはずがないとおっしゃいます。
ワンちゃんや猫ちゃんなどのペットに対しての生理学を学問のカリキュラムとして取り入れているのは、大学の「獣医学科」だけです。
日本においては「獣医学科」より高いレベルでの犬の生理学を学ぶ場は無いということなのです。
先生ご自身、自ら学びながら会得されました。先生は独学でいらっしゃいます。
先生曰く、ワンちゃんの生理学は大学を卒業して実際に臨床現場で時にはワンちゃんから時には先輩の獣医師から時には、書物から学びながら、考えながら少しずつ分かっていく部分で、、結局誰も教えてはくれない部分だそうです。自ら学ぶしかないし、自ら学べば必ず理解できるようになると。
その部分を先生は講座でしっかり私たちに伝えてくださっています。
だから、真面目に勉強して行けば時間はかかっても理解できるようになってくるのです。
私は、その教えていただいたものをこのブログの場で皆様に伝えられる部分はお伝えしています。
ただしそれは先生から教えていただいたすべてというわけではありません。
なぜなら、、
誤解されてしまうようなことを記事にして、飼い主様が間違った方法を取り入れてしまうと、
結局ワンちゃんにしわ寄せがきてしまうことになるからです。
以前、水分摂取のことを記事に書いたときに、★ここ
固体として水分を摂取するための方法として寒天ゼリーを記事にしました。
水を飲まない子に対して、固体にして水を与える為に、なるべくほかの栄養素が入っていないもので固める必要があり、似ている食材の葛・ゼラチン・アガーではないと説明させていただきました。
でも、その時に否定した葛・ゼラチン・アガーは、それぞれ別の意味でメリットも存在する食材です。
水分摂取のための固める手段としては適していないだけです。
ただ、固めれば何でもよいということではなく、糖質や脂質を含まない食材であることがとても大切です。コメントくださった方は「葛」が素晴らしい食材だと説明してくださいましたが、
そこで葛でもよいですよ。。というのはあまりにも危険だと私は判断しました。
粉寒天で固めてゼリーにする、、
くず粉で固めてとろとろにする。。。
私が思うに、、
インスタ映えやSNS発信、、そして最近の自然食志向などを考えると、、
何となく「粉寒天」より「葛」の方がレベル高い系に見えて、、ついつい使ってみたくなるような食材だと思います
以前食事療法を勉強するに、ある方のブログで夏場に、、本葛を使った冷たいゼリーをワンちゃんに作るというレシピが出ていて、
思わず私も本葛買って、、作ってみたことがあるからです。
私の思考回路と皆様とは違うとは思いますが、
今の流行に踊らされやすい、、心の隙間をついてくる食材ってありますよね。
チアシードとか、ナッツ類、、スーパーフード系のものとかクコの実も結構、、ワンちゃんの食事に入れるといいよってメリットだけの説明を発信する方、、多いと思います。
今現在はワンちゃんの体の仕組みもかなりのレベルで理解できていて、食材そのものの効果よりももっと基本的な部分でケアすれば十分だとわかっていますから、
巷で初めて聞くような珍しい食材が出てきて、すごい効能があるといわれても飛びつきません。
でも、あまりに良い効能があると、、以前の私ならまずは飲ませとけ、、って考えたと思うのです。
今現在は余ることの方が病気になるので、サプリや食材、、毎日使い切れる分だけ摂取することを目標にしています。
私が初めて森先生の食箋を手に入れた時、思ったことが、
すごくシンプルな地味な食材の組み合わせ、、これで栄養が取れるのか、、と。
先生多分、その私の心の動きを察したのでしょう。
即。。こうお話になりました。
「これだけで十分に必要な栄養素はとれますから。」 と。
今思うと、、これって、森先生、、つまり調理師免許も持っている先生から言われるのと
調理師免許を持っていない獣医師に言われるのとでも受ける印象違いますよね。
先生はくぅみど家、遠方なので、次の診療は特に急がないし、、数か月、、と思っていたみたいですが、
私はひと月後に予約を取りました。
最初は食箋だけです。
回目の診察で、みどに漢方が処方されました。
つまり、くぅみど。
初診においてはまず、食事の内容を変え、水分をたくさん摂り、血やリンパがサラサラの状態にしていくことの方が先。初診で漢方を処方しても、届かせたい場所にはいかなくてゴミになるだけだったのだと思います。
だから、、コナちゃんが初診で漢方を処方されたというのは、、優秀だと思っています。
水分がまだまだだったとしても、流せる体はできていたということですから。
先生はどんなに懇願しても、鍼も漢方も、、意味のない子にはしません。
時々、、せっかく遠方から来たのに、漢方も出してくれないと文句を言う飼い主さんもいるときいています。
またまた、話が脱線方向に。
先生を受診して先生からわが子の獣医になるための細かな微調整を指導いただき、
そこから勉強するのもひとつ。
私のブログ内で書かれていことが理解できないときには、質問に答えることもできます。
でも、それらをご自身のワンちゃんにどう取り入れていくのかを判断されるのは、
私ではなく、飼い主様自身です。
取り入れて、、失敗して、反省して、考えて、、、この繰り返しで上手になっていくものです。
失敗するほどに上達していきます。 ★ここ
森先生も沢山失敗してきたとお話されます。
どんどん、失敗していいのですよ。
失敗を最小限にとどめたいのなら、やはり受診しか道はありません。
最後に、実は昨日FBの友人から相談のメッセージが入りました。
その方のご近所さんでリーダー的な飼い主さんグループがいて、その中心人物から、
散歩で会うたびにいろいろ言われるそうなのです。
その方のワンちゃんが太りすぎ、肝臓が悪そう、悪玉菌がいるよと言われたそうなんですよ。
酷いことをいう方がいますよね。
そしてその方、なんと森先生の所で学んだ方から指導されている方らしく、、私はびっくりしました。
森先生の所では診察受けた方はご存じだと思いますが、先生が時間をかけて丁寧に触診されます。
ただ触ってるのではなく、体のから出てくる信号を集中して集めています。
触診もせず、すれ違いざまに太っているとか肝臓が悪そうだとか悪玉菌がいるなんて言うのは
それ、、私から言わせていただくとデタラメです。
私は、ご相談を受けた時には、しっかり主訴を伺い、今現在の食事含めた習慣を伺います。
そしてその中で改善点が見つかればそこをなおしていただきます。
それだけ。。
その治した結果、、もし体重が落ちていけば、、適正より少し太っていたのかもしれませんが、
明らかに無茶苦茶太っているワンちゃんでなければ、言う必要もありません。
また、肝臓ですが、健康な子であっても、全てのものは肝臓で処理されるので、常にストレスがかかっている臓器です。先生のもとで指導受けた経絡検査でも肝臓へのシグナルは、ある意味あってもあまり気にしなくてよいということです。
また、悪玉菌。。これは必ずいます。
というか善玉菌だけでは生命は維持されません。善玉菌と悪玉菌、それぞれがなくてはならない存在です。ただ、善玉菌より悪玉菌が増殖して優位になってくるとおなかの調子が崩れてくるので、善玉菌を優位にするような食生活は大切です。
善玉菌と悪玉菌は、蛋白質、炭水化物、脂質を餌にしますが、善玉菌だけが餌にできるのが食物繊維です。ですので、食物繊維を積極的にとることは、乳酸菌や発酵食品をとることと共にとても大切なことです。
このリーダー的な飼い主様は
にわか勉強で得た知識でマウントしているとしか思えません
全く気にしなくて良いと思います
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