こんにちは。
フードベースでの食事療法をスタートされた読者の皆様。
週間経過して、どんな感じですか
まず、飼い主様はストレスなく過ごせていますか
そこが一番大切です。。これからが長丁場ですから。。
ワンちゃんの様子はどうでしょうか
おしっこの色や量、そして体臭や口臭、、変わってきていませんか
痒みがあった子については、
この段階でも収まる子も沢山います
さて、ここで本当なら皆様のお声をお聞きしてから進みたいのです。
というもの、食事療法では、微調節がすべてですから。
ですが、皆様の様子をうかがうこともできませんのでこのまま進んでまいります。
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進むと言っても大したことではありません。
今までお話ししたことが、、その子に合う形で成されていれば、
これ以上の結果は、その子の整体力で自然に達成されてくるからです。
元来、、
生体には自然治癒力(整体力)が備わっていて、
色々な病気もその力で治せるようになっています。
しかし、神様が作られた生体には、当然スペックが存在しており、、
予測不能な事態になると、その整体力が十分に発揮されず、
病気になってしまい、整体力では治らなくなってしまう、、というイメージです。
水分摂取と代謝を上げるための運動
これがまず最優先課題
食事に関しては三大栄養素の見直し。。
現在の病気の大半は、
この三大栄養素がその子の生活習慣に合っていないことから発生しています。
殆ど代謝しきれない摂取過多です。
うんちの様子、おしっこ、その他の様子、、そして理想体型との比較、、等々。。を観察して、、
今の食事がその子に合っているのか、、どこかにストレスになっていないか、、
常に考えて頂きたいと思います。
飼い主様が「考える」ことがとても大切です。
そして、考え方としては、「足し算」ではなく「引き算」です。
何かが余ってないか、、代謝しきれないものは無いか、、というスタンスです。
何かを足すことは考えないでください。
私も昔はそうでしたが、何にも考えずにフードを与えていました。
本当に何にも考えていませんでした。
フード購入時には、レビューを含めてどんなフードがいいのか、、
値段が高ければ、きっと良いものだろうと安心し、内容もあまり確認しないで
購入し、、しかも湯通しもふやかしもせずに与えていました。
勿論小腸の免疫機能の正常化の為のビタミンも全く、、知りませんでした。
水分摂取とて、同じです。
運動量も、、少なかったです。
私のような飼い主様、、多いと思います。
ですので、ここまでにお話ししたことをしていただければ、当然効果が表れますし、
ほぼそれで充分だと思います。
ただ、、水分に関しては、摂取する量と保水できる量は個体によって違います。
特に乾燥タイプのワンちゃんに於いては、飲んでも飲んでも、、出てしまったり、、
代謝が高いので、使ってしまいます。
このようなワンちゃんの場合は、とにかくどんどん飲ませて頂きたいですが、
一度にたくさんの量をがぶ飲みするのは良くないことです。
脳に影響してきます。
そして、脳がやられてしまうと、、殆ど制御不能になってしまいます。
ですので、こまめに、少量ずつ飲ませるようにお願いいたします。
また、水分を液体として与えるよりも、水分を固形物で与えたほうが、体内においての
滞留時間が稼げます。。つまりその「瞬間」をカットアウトするとその時点では、
体内水分量が確保できることになります。
固形物として水分を与えるのに適しているのは、
水分の多い野菜類です。くぅみど家では「胡瓜」「白菜の芯」などを使っています。
野菜類は固形物なので、まず胃の中で3~6時間滞留します。
水は、1時間以内であることを考えると、3~6倍の時間を稼げることになります。
また、固形物ほどではありませんが、野菜のゆで汁などを粉寒天で固め、
寒天ゼリーにして与えることも、液体である水よりは、滞留時間を稼ぐことができます。
使用するのは、「寒天」で、「葛」でも「ゼラチン」でも「アガー」でもありません。 ★ここ ★ここ
ゼラチンは、コラーゲンが原材料。脂質が多いです。
アガーもマメ科の種子の抽出物。。マメ科ですので。。
葛は、炭水化物が多いです。
以上の理由で是非、「寒天」でお願いします。
水分を固形にする為に使うものですので、他の栄養素や効果はいりません。
固める為に使う。。その中で、三大栄養素が低いものを選びたいのです。
以前、「寒天ゼリー」をお勧めしたところ、
ずっとゼラチンでゼリーを作っていた飼い主様がいらっしゃいました。
固まれば同じだと思った様子です。
常に何か新しい食材などを使うときには、メリットだけでなく必ず存在するデメリットも確認してください。
乾燥タイプのワンちゃんの場合は、ネバネバ食材を用いることで、
保水力がUPします。
野菜類の中にも、オクラ、モロヘイヤ、ツルムラサキなどのネバネバ食材があります。
その他に、くぅみど家では、がごめ昆布を水に浸したガゴメ水なども利用しています。
納豆も、、マメ科ですが、少量であれば、発酵食品という観点からも〇な食材です。
ただし、この時には、ヒキワリ納豆にするか、普通の納豆であるなら、包丁でたたいてください。
表面のセルロースは、消化できませんので、あらかじめ破いてあげる必要があります。
山芋や里芋は、ネバネバという観点からは良いのですが、炭水化物の面からはリスクもあり、
そのあたりは、飼い主様のご判断でお願い致します。
このブログの読者様は、もう、、「わが子の獣医さんの卵」です。
是非口に入るものすべて、一度は成分を確認してください。
特に三大栄養素がどのくらい入ってるのか、、必ず調べて下さい。
スーパーで珍しい野菜を見つけたら、、
すぐにその場で、Slism で調べてみてください。
選ぶ野菜は、、
脂質、糖質、たんぱく質、、が低い野菜。。
三種のビタミンが多い野菜。。
さて。。
もし現段階で、まだまだ、フードベースの食事療法に慣れていない飼い主様がいらしたら、
是非無理しないで、今までの事を頑張ってください。
人それぞれ取り組み方が違います。
どんなにゆっくりであっても、少しずつでも良い方向に向かっているのは確かです。
焦って、、前に進みすぎて結局挫折することになるほうが残念なことです。
暫くは、
フードの湯通し、ふやかし、三種のビタミンの野菜トッピング。。そして、水分摂取と運動。
これだけを頑張ってください。
もっと何かできるかも、、もっと何かしたい、、
そんな気持ちになったときこそが、次のステップに進む時だと思います
次のステップに進みたくなった方は、、
● ネバネバ食材に挑戦
● 三種のビタミン摂取の為の野菜類の幅を広げる
● 野菜の割合を変えてみて、自分の子に適した量を見つける
のつに挑戦してみてください。
勿論できることからで構いません。
また、野菜については、自分の子の様子を見て、大きさや加熱時間なども工夫してください。
お腹の調子が悪い時には、野菜類の繊維は取り除く方が良いです。
やさいをゆでたゆで汁だけにして、野菜は飼い主さんがお味噌汁の具にしてください。
くぅみど家では、キノコ類は消化に悪いのでブレンダーにかけてペーストにしています。
腸には菌が存在しています。
その菌が居なければワンちゃんも生きてはいけません。
良い菌も悪い菌もいて、その菌同士が闘うことで、免疫力がUPするのです。
食材が変われば菌層が違ってきます。
食材は、1週間を目安にチェンジして、常に腸に刺激を与えることが健康でいる秘訣になります。
フードも数種類用意して、定期的にチェンジするのもよい方法だと思います。
さて。。
これで、約1年頑張ってみてください。
来年の春の検査データで、、きっと良い結果が表れてくると思います。
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