こんにちは。
愛され惜しまれつつ虹
の橋を渡ってしまった
ウッディちゃんと、りんご
さんに捧げます
長くなりますがどうぞお付き合いください
皮膚の痒みについて
皮膚トラブルで悩んでいる飼い主さんからもご相談いただいたので、
しばらくの間、「膿皮症」とは限定しませんが、
皮膚の痒みという症状についてお話していきたいと思っています
膿皮症、、脂漏症、、アレルギー、、、など
西洋医学のDr.によって、微妙に違う診断名を下されると思います。
ですが、、
私が学んだ「食事療法」では、、あまりこの病名での大きな違いはありません。
病名は、現れた症状で分類されるもの。
西洋医学は現れた症状を分析し分類する学問です。
対して、食事療法を含む東洋的な考えでは、
何が原因でこの症状を併発しているのか考えます。つまり。。「原因」に向きあう治療法です。。
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先に申し上げますが、私の学んでいる「食事療法」は、
簡単に何かをして良くなるという治療法ではありません。
ですから、体の仕組みなど理解した上で、今現在、ご自身の家族である
ワンちゃんの体の中ではどのようなことが起きているのか、
飼い主さんご自身が考え、悩み、結論を出し、それを試し、
試した結果によって微調整していくことが大切なのです。
私の師である森先生に受診することが可能であるなら、
定期的に先生を受診し、微調整を含めた指示を出していただくことができますが、
私は、先生ではありませんので、実際の反応などを診て調整するというところまでは
残念ながらできません。そのことも是非ご承知おきください。
私が申し上げている内容が理解できないとか疑問があるときには、
是非ご遠慮なくコメントで質問をください。
真摯にお答えしていきたいと存じます。
私のアドバイスをご理解いただき、
無理なくご自身で取り入れられることから始めて頂きたいと存じます。
飼い主様のストレスになるくらいなら、しない方が良いという場合もあります。
治療にしろ、食事にしろ、薬にしろ、100%完璧なものは存在しないとも思っています。
話は、とても長くなると思いますので、
数回に分けて少しずつお話ししていきます
何回連載になるのか、予想すらつきません。
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まず私の体験からかいつまんでお話ししていきます。
私もかなりいろいろな治療をしてきました
私と同じ経過の途中にある飼い主さんがいたとしたら、
共通点があるというのは、希望につながると思うのです。
共感できる部分があることが、諦めずに頑張れる力になるとも思います。
ですので、まずはくぅの話をさせてください。
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最初は、何も診断名のない、、皮膚の痒みに伴う掻きむしり、、でした
抗生物質とステロイドを投与され、1週間くらいの飲み切りでおしまい。。
その時点で、、その時の私は「治った」と思ってました。
抗生物質は、掻きむしりの皮膚からの感染防止。ステロイドは痒みに対しての処方だと思います。
そして、約1年弱でもう一度同じことがおき、、また治ったと思いました。
そして、、
だんだんそのスパンが短くなっていきました。
スパンが半年に1回くらいになってきたときに
地元の「皮膚科認定医」を前面に出している獣医さんに罹りました。
その先生が実は、おっしゃることが、、私的には、、納得いかず、、
申し訳ないけど不信感しかなかったのです。。
くぅが私に依存する気持ち
から、痒みにつながっている。。
精神的な問題だといわれ、接し方を叱られる。。
そして病院指定のシャンプーとトリートメントを勧められ、
しかも、メチャ高く、4万円くらいするものでした。
そして、そのシャンプーを販売に際しては、初回病院
でのトリミングが条件といわれ
トリミング予約まで取らされました。勿論シャンプー代別途請求されました。
どうなの
と思い、「皮膚科認定医」そのものに、、不信感。。
ネットで調べたら、「皮膚科認定医」の上に「皮膚科専門医」がいることがわかり、
地元の「皮膚科認定医」にかかるくらいなら、「皮膚科専門医」のいる病院に行こうと、、
その時、日本に
名しかいない、「皮膚科専門医」が2名在籍する二次病院に通い
ました。
二次病なので、地元のかかりつけのお医者様の紹介がないと罹れない。。
かかりつけの先生にお願いして、お世話になりました。
勿論、地元にはこんな病院はありません。東京
までの病院
遠征でした。
約7か月通い、くぅの治療方針が定まったところで、地元のかかりつけの先生にバトンタッチ
。
皮膚科専門病院は卒院しました
この皮膚科専門医の先生はとても良い先生で、
先生の持てる能力や技術を余すところなく、くぅに注いでくださいました
私も信頼していました
抗生物質は数種類あり、長く使っていると耐性ができてしまいます
まず、くぅの現状の抗生剤の効きを調べて下さり、まだ、耐性ができていないので、
治療に使っても大丈夫という確認のもと、、、投与されていました
最終的には、抗生剤は切れて、
ステロイドに代わる新薬のアポキルの生涯の投与。。になりました
このあたりの事は、過去のブログにその都度詳しく記事に起こしてあります。
興味のある方は読んでみてください。
くぅの場合は、皮膚の組織を調べて頂いたら、
汗の汗腺が健康な皮膚の子に比べかなり大きく、、つまり汗っかき、、という説明でした。
なので、汗を毎日洗い流してあげてください、、ということで、
シャンプーか行水(お湯だけで薬剤はなし)、、どちらかを毎日必ず、、という指示でした。
ワンちゃんの汗と人間の汗って違うのはご存じでしょうか
★ここ
犬はアポクリン線という皮脂腺から粘性の高い汗が出ます。
人間はエクリン腺という皮脂腺で、サラサラの汗なのです。
厳密に言うと、犬にもエクリン腺もあります。肉球の間とかにあるのはエクリン腺です。
人間にもアポクリン腺もあります。わきの下とか、外陰部です。
人間は、汗をかくと服が汗でべちょぺちょになります。
でも、ワンちゃんは、どんなに暑い日でも、汗が滴りおちることはありません。
これが犬と人間の汗の違いです
くぅですが、アポキルを毎日飲み続け、
厳密に言うと、毎日、しかも生涯飲み続けるのは私自身好ましくなく感じていたので、
先生にも許可をいただき、減薬できるなら減薬アリということで私の判断に任せて頂いていました
半分の量にしてみたり、
回数を半分にしてみたり、
いろいろ騙しながら、くぅを観察。
アポキルは実に優秀な西洋薬で、しっかりくぅの痒みを抑えてくれていました
シャンプーや行水も必ず毎日欠かさず続けて、、、、一年半たちました
そこでくぅは明らかに副作用と思われる吐き戻しをしたのです
その時、まだ、歳くらいだったと思います。
歳までと考えてもまだ
年。。その年月、副作用が出ている薬
を飲み続けさせることは
私にはできませんでした。
バイオレゾナンスをお願いしているフィルウのM先生にもご相談し、
一度くぅの薬であるアポキルを切る
決心をしました。
この時の断薬では、「生涯飲み続けるために、暫く断薬する」という気持ちでした。
すると、当然の事ながら、
原因は残されたままの「痒み」という症状をマスキングしただけの治療。。
マスキングが剥げれば、、「痒み」が襲ってきます。
くぅは狂ったように掻きむしりました
。
肌はアカメロに。。眼を背けたくなるような、、そんな状態でした。
断薬はしたけど、シャンプーや行水はそのまま続け、
アロマフランスのクレイが良いのではないかと勧められ、即購入し、
クレイパックもしてみました。
でも、なかなか、、、、というかかなり厳しい状況でした。
この時の写真は、無いです。。
撮るのが可愛そうなくらい、ボロボロの皮膚でした。
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さて、くぅの娘のみどの眼の疾患の為に、プラーナ和漢自然医療アニマルクリニックの受診を予約。
いつも一緒に行動しているくぅも連れて行きました。
くぅについては、プラーナ和漢自然医療アニマルクリニック受診は全く考えていませんでしたが、
受診日が近づいてきたとき、、せっかくだから、プラーナ和漢自然医療アニマルクリニックの先生にも
診て頂こうとは思っていました。
全く、、、何も、、、、、、期待しないで。。
その受診の日。。
くぅも診て頂けますか と先生にお願い
し、くぅの診察が始まりました。
全く何も期待していない私は耳を疑りました
「くぅちゃんは、病気でも何でもないですよ。
正しい食事にすれば100%治ります」
私が耳
を疑った言葉です
今までのかかりつけの先生、皮膚科認定医、皮膚科専門医、、どの先生も
治らない。一生のお付き合い。。と言っていた皮膚の痒みとそれに伴う諸症状。。
プラーナ和漢自然医療アニマルクリニックの先生は、病気でも何でもない。。100%治る。。。
先生のその時の説明では、
くぅの場合、シニア世代に入り、ある時から急にガクンと歳を取った。。
その結果、今まで代謝できていたものが代謝できなくなり、その代謝できないものが悪さ
をしているだけ。
食事の内容や生活習慣を改善していき、摂取と代謝のバランスが取れれば痒みなんてでなくなる。。
とそんな説明でした
この時の先生の言葉と説明は勿論びっくりして、嬉しくて信じられない気持ちでしたが、
もうひとつ。。
先生のくぅに接する態度がメチャ感動的だったので
。
先生が、優しくくぅにささやく。。
「そっか。。そうなんだね。。年取っちゃったんだね。。」って。。
くぅも。。
「そうなのよ。やっと気づいてくれたのね。ありがとう」
と言っているかのような心の通じ合った
瞬間
でした。
ドリトル先生ってこんな感じなのかなってチラッと脳裏を横切ったのを今でも記憶しています
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この先生を信じてみようと。。思った瞬間
でした。
そして、問診で今作っている食事の内容をしっかりお話しし、
今のくぅにとってのベストな食箋をいただきました。
その食箋は、今まで私があれやこれやトッピングしていた食事に比べると
本当に粗食で、思わず、、、
「え・・・・これでいいんですか」 と確認したほどです
先生は、「はい。。これだけ入っていれば栄養的にも十分です。」と。
根が生真面目な私は、先生の食箋通りの食事作りをスタートしました。
その時の食箋です。
くぅのたんぱく源はささみのみ。
穀類は無し。これが大きく変わったところ。
野菜の種類も限定されています。
実は。。この時点で、
私は北海道から取り寄せた鹿肉をコトコトコトコト煮込んで、
脂を取り除き、、又煮込んで、、脂を取り除き、、、して、約15キロ以上のストックが冷凍庫にありました。
真空パックして冷凍保存してあるのです。
また、この診察の直前に。。紫色のサツマイモを2箱も購入して届いたばかりのタイミングでした
先生は、在庫の鹿肉がなくなってから、ささみに切れかえればいいですとおっしゃったんです。
でも、、そんなことをしていたら、、約ひと月後の診察まで、、鹿肉生活です。
最善の食箋があるなら、今ある在庫はやめて即、、食箋通りにするべきだと思いました
その時ストックしてあった食材は、ワンコ友達の希望者に、、送料ご負担いただき無料で差し上げました。
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このストックしてある食材をやめて、即食箋通りの食事に切り替えたところが、、
私的にはひとつのターニングポイントだったと思っています
ワンちゃんは、、、というか生体は、日々変化しています
先生に触診していただき、その時
のくぅに最善だという食箋
を手に入れた
。。
でも、もし在庫の鹿肉を食べ続けて先生の食箋通りの食事をスタートするのが
ひと月ずれ込んだとします
すると、くぅの状態は、先生が触診してくださったときとは、違う筈です
すると、食事を切り替えた時
の反応も違う筈です
また、実際、先生の食箋通りの食事を開始して、なんと日目にかなり良い
反応が出てきました。
それまでは、毎日のシャンプーや行水。。
濡れたくぅを拭く為のバスタオルを、、、勿論すぐそばに置いてあるのですが、
それを掴む一瞬のスキにも、、掻きむしっていました。
くぅ。。。「掻きむしり世界選手権殿堂入」のレベル。。
素晴らしい技術で希望の場所を掻きむしります
なので、アッという間にアカメロに。。
それが、日目で、行水後の掻きむしりが一切なくなったのです。
ゆっくりタオルドライできるし、ドライヤーをかけているときにも
殆ど掻かなくなりました。
明らかに、、全く、、、違うんです
この短期での変化に感動し、私は食事療法を学ぼうと即、、受講手続きを開始しました。
このタイミングを逃すと、、暫く食事療法インストラクター師範の講座はなかったので、
本当に絶妙のタイミングでした。
この出会いがあるから、今があります
何事もご縁やめぐりあわせがあると思います
もし、いま皮膚の痒みなどの心配をされている飼い主さんが、、
私のつたないブログを読んでくださったとしたら。。
これはめぐりあわせ以外の何物でもないと思います
副作用のある投薬とは全く違います。
ただの食事や生活習慣のことですので、信じて実践してみて頂きたいです。
しかも、、私がアドバイスしていることは、
私が考えたことでも何でもありません。
私も同じことを教えて頂き、そのまま、、お伝えしているだけなのです。
私は変なところに律儀で、、自己流にできない性格です。
何度も何度も先生の講義を聞き直し、テキストや資料をひっくり返し、
間違ったことを伝えないように気を付けながら文章を組み立てています。
では、今日は長くなったのでこのあたりで、、
明日に続きます。
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致します