Inside the Box: How Constraints Make us Better
David Epstein
自由すぎると失敗する。制約こそが創造力を生み出す。
簡単にいうとこの本はこういうメッセージを伝えています。
結構いろいろな例が挙げられているのでここでは1つだけ引用しますが、1990年初頭にスマート・フォンの前身となる製品を生み出そうとしたGeneral Magicという新興企業があり、数多くの著名な大企業からの支援も得て、資金、時間、人材に何らの制約もなく開発を行いますが、想定する顧客やニーズもあいまいにしたままダラダラと開発が続いてしまい、ついに発表した製品(マニュアルが200頁あったそうです。)も大コケして、失敗におわったそうです。
まあたしかに、僕もなんの締切や目標もなく好きにやれといわれたら、結局何もやることなくダラダラと過ごしてしまいますので、何か制約やルール、目標やゴールがあった方がいいというのはそのとおりだと思います。
意外だったのは、著者が俳句も例にして説明をしているところで、一番最後の部分で、「俳句は、本書の有益な制約(helpful constraint)の最も単純な例である」とまで言い切り、以下のように述べていることでした。
Haiku finds depth in the simple, and creativity in constraints that block the path of least resistance.
俳句は、単純さに深みを、最も楽な道を回避する制約に創造力を見出す。
この書評も今後はシンプルに記載することを心がけたいと思います。