フォークレゲエでスカ?!
結城です!
ビートルズのポール・マッカートニーは、転調時にドミナントモーションをうまく使っていますよ。
例えば「レディ・マドンナ」
AメロはEのブルースだけど、BメロでAmに転調します。
コード進行は
Am | D7 | G | Em |
Am | D7 | G F#m | Bsus4 B7 |
E | ~
Eにもどるときに、Bをかまして自然に転調してます。
さらにいうと、本当はF#mのところで転調しているんだけど、あたかもAメロにもどったときに転調しているように聞かせています。
これはまさに、ドミナントモーションの強力な終止感のせいです。
うまいですね、さすが。
その他にも「ヒア・ゼア・アンド・エヴリホエア」もドミナントモーションで転調します。
F#m B7 |F#m B7 |Em A |Am D7 F |
B♭ Gm | ~
なかなか律儀だと思いませんか。教科書どおりというか、、、
ドミナントモーションは、コード進行の自然なながれとして、いろいろなところで機能していますが、こんなふうに
意図的にドミナントモーションをかますことによって、転調を自然にすることもできるわけです。
ビートルズ知らない人には、以下のCDが参考になります。
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(つづく)