フォークレゲエでスカ?!
こんにちは、結城です!!
それでは、マイナースケール上のコードを考えてみましょう。
"ラ"からはじまるマイナースケール上のコードは、
ラ→ラ・ド・ミ→Am
シ→シ・レ・ファ→Bm♭5
ド→ド・ミ・ソ→C
レ→レ・ファ・ラ→Dm
ミ→ミ・ソ・シ→Em
ファ→ファ・ラ・ド→F
ソ→ソ・シ・レ→G
という、7つのコードがまず考えられます。
これは、"ド"からはじまるダイアトニックコードと同じです。
"ド"からはじまるメジャースケールと、"ラ"からはじまるマイナースケールの構成音は同じなので、どうしてもこういうことになってしまいます。
ここでちょっとややっこしいのが、マイナースケールは一つに統一されていない、という点です。
つまり、マイナースケールは、
ラ シ ド レ ミ ファ ソ ラ
の他に、
ラ シ ド レ ミ ファ ソ# ラ
と、
ラ シ ド レ ニ ファ# ソ# ラ
の2つがあるので、ファ#とソ#が構成音になるコードも考えなくてはいけない、ということです。
考えただけでもこれは厄介そうです。しかし、あまり気にすることはありません。
ぶっちゃけ、よく出てくるのは、3度の音がファ#とソ#になるコードだけです。
具体的には
レ→レ・ファ#・ラ→D
ミ→ミ・ソ#・シ→E
という2つのコードです。
では、ファ#やソ#が、ルートや5度になるコードは絶対出てこないのかというと、出てきても不思議ではありません。
例えば、ファ#・ラ・ドとか、、、
これは、コード表記すると、F#m(♭5)ですが、実際にはこれに"レ"を足して、
ファ#・ラ・ド・レ
順番を入れ替えて
レ・ファ#・ラ・ド
つまり、D7(これは結局、レ→レ・ファ#・ラ→Dとほぼ同じ)として使われることが多いのが実情です。
もっとも、どうしても"レ"の音が入っては困る、
という場合にはF#m(♭5)として使うことは、まったく問題ないのですが、そういうケースはほとんどないと思います。
逆に、5度にファ#やソ#が使われる場合
シ→シ・レ・ファ#→Bm
ド→ド・ミ・ソ#→Cオーギュメント
は、希にあるかなと思います。
まとめると
マイナースケール上のダイアトニックコードは(この場合、"ラ"からはじまるマイナースケール)
ラ→ラ・ド・ミ→Am
シ→シ・レ・ファ→Bm♭5
ド→ド・ミ・ソ→C
レ→レ・ファ・ラ→Dm
レ→レ・ファ#・ラ→D
ミ→ミ・ソ・シ→Em
ミ→ミ・ソ#・シ→E
ファ→ファ・ラ・ド→F
ソ→ソ・シ・レ→G
の9つを押さえておきましょう!!
(つづく)