コードについて(その5)メジャースケール上でコードを作ってみる | SCHEVECARSのフォークレゲエでスカ!?

SCHEVECARSのフォークレゲエでスカ!?

フォークソングをベースに、エレクトロ、レゲエ、スカなどを取り入れた独自の音楽を展開する"SCHEVECARS"メンバーによるオフィシャルブログです☆激レア情報満載!!!

フォークレゲエでスカ?!


こんにちは、結城です。



さて、前回まで、スケールにはいろいろなものがあり、代表的なものはメジャースケールマイナースケールに集約されている、という話をしました。


コードというのは、メロディを補完するガイドのようなものなので、あるメロディがあるスケール上の音で構成されている場合、コードも当然そのスケール上の音で構成されるのが普通です。




例えば"ド"からはじまるメジャースケール上のコードを作ろうとする場合


ド→ド・ミ・ソ

レ→レ・ファ・ラ

ミ→ミ・ソ・シ

ファ→ファ・ラ・ド

ソ→ソ・シ・レ

ラ→ラ・ド・ミ

シ→シ・レ・ファ


という、コードがまず考えられます。



これらにコードネームをつけると


ド→ド・ミ・ソ→C

レ→レ・ファ・ラ→Dm

ミ→ミ・ソ・シ→Em

ファ→ファ・ラ・ド→F

ソ→ソ・シ・レ→G

ラ→ラ・ド・ミ→Am

シ→シ・レ・ファ→Bm♭5


これらはすべて、ピアノなどの鍵盤の白い部分(白鍵)の音です。



SCHEVECARSのフォークレゲエでスカ?!-ダイアトニックコード

ちょっとわかりずらいのが、Bm♭5です。


なんで、白い鍵盤しか使っていないのに、♭記号が付くのか??




これは、Bm♭5以外のコードはそれぞれの構成音の間隔が、3半音+4半音、もしくは4半音+3半音でできているのに対し、このBm♭5だけは、3半音+3半音であることに関係しています。


つまり、Bm♭5以外のコードは、一番下の音(ルート根音などと呼ばれる)から一番上の音までの間隔が、7半音であるのに対して、このBm♭5だけは6半音しかない、というところに注目です。




3度には、3半音と4半音があるといいましたが、この7半音は通常5度と呼ばれていて、5度には7半音以外のものはありません。



そこで、このBm♭5のように6半音や、8半音の音が出てきたときは、5度が半音下がった、あるいは5度が半音上がった、という意味を込めて♭5、あるいは♯5、と表記することが一般的です。

(人によっては-5+5と表記することも)



これが白い鍵盤の音だけで構成されているのに、♭記号が付いてしまう理由です。



3半音+3半音は、ディミニッシュとも呼ばれますが、ここでは♭5と表記したほうが、つじつまが合う気がするので、僕は後者を使うことが多いです。




ちなみに、Bmの構成音は、シ・レ・ファ♯、ファが黒い鍵盤(黒鍵)になります。




上記、7つのコードのことを、ダイアトニックコードと呼んでいます。



(つづく)