石鎚登山(土小屋ルート)2016.5.22 | 「四国をのぼる~Climb Shikoku~」 登山ブログ

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スキマデザインの中の人が、愛媛県・香川県・徳島県・高知県を中心に山々を登った記録や感想、その他登山に関する色々な記事を投稿していきます。

さーてさて、今回で5回目になる石鎚登山。

今回は「土小屋ルート」から山頂を目指したいと思います。

 

土小屋ルートは「石鎚スカイライン」に入ってずーっと上がっていくと到着する「白石ロッジ」の向かい側に登山口があります。

 

はじめて登った石鎚山もこのルートでした。

その時はあまりに体力がなくて(ほとんど運動らしい運動をしていなかった時期)、死ぬ思いで登って、鎖場もパスしてなんとか山頂に到着できましたが、

あまりにもしんどくて、景色を楽しむ余裕がまったくありませんでした。

 

今回はここ2,3年で最高の体力で臨ます。
スクワットと腕立て伏せ、腹筋、ランニングの成果を今こそ!(笑)

リベンジリベンジ♬

 

当然、土小屋ルートから登れる鎖場(二の鎖、三の鎖)を踏破し、山頂からさらに四国でいちばん高い「天狗岳」を狙います!

 

今回の登山装備。
暖かい季節になってきたので、おべんとう用に断熱のランチバッグを購入しましたが、大きすぎてうまくザックに入りませんでした。 ダメじゃん。(笑)

 

早くヘッドライト買わなきゃなあー(汗)

 

ザックに詰める装備品は、

水は500ml二本と魔法瓶に一本。

あとは、レインウェア、パーカー、デジカメ、クマ避け鈴、救急セット、トイレットペーパー、ティッシュ、ウェットティッシュ、懐中電灯、行動食などなど。

調理道具一式は省きました。鎖場に備えて少しでも軽量化したかったので。

 

ストックはまったく使わなくなったので家で眠っていたのですが、今回は同行者が使うかもしれないと思って持参しました。

 

あとは普通に登山靴、ジオラインの長袖、ナイキのドライTシャツ、スポーツタイツ、ランニング用ショートパンツを身にまとい出発です。

 

あ!、あと帰りの温泉用に着替え一式。

 

石鎚山土小屋の駐車場に到着。
時間は8時30分。
すでに登山者のクルマでいっぱい!

ここで準備を整えて、白石ロッジまで歩いていきます。

 

この季節は虫除けスプレー必須ですね。
といってもほとんど効果がないぐらい虫だらけでしたけど

 

登山途中であった白装束の団体さんに、虫対策について色々レクチャーしていただきました。
【ポイント】
その一:虫は黒い服が大好き。なので白い服がベスト

その二:迷彩服には虫が寄りつかない。

その二:タオルを首に巻くのはよくない。

 

不思議ですね~。

なるほど~、良い事聞きました♬

 

白石ロッジ前の道標。

標高1492Mで「いよのくに」
神がかってます(笑)

 

石鎚山山頂が1982mなので、490mの標高差ですね。

面河ルートが約1000mの標高差でしたから、単純に考えると半分ぐらいの体力で登れるということかな。

 

白石ロッジで登山届けを提出。

中には売店や食堂があります。

宿泊もできるみたいですね。(二食付きで7500円)

写真の左奥を進むと、石鎚山とは反対の「瓶ヶ森」方面に向かうことができます。

 

土小屋白石ロッジ

http://ishizuchikanko.com/shiraishilodge/

 

 

 

まずは石鎚神社土小屋遙拝殿でお参り。

「全員無事に下山できますように。」ちゃりーん。
最初、賽銭をいれずに拝んだ不届きものは僕です(笑)

 

 

今回は団体登山でございます♬
みんなまだまだ余裕の表情。

 

石鎚神社土小屋遙拝殿の左わきを抜けて一旦道路に下り、少しだけ歩くと登山口に到着です。

石鎚山頂まで4.6km。

 

さーて、登山スタートです!

 

遊歩道を抜けると、すぐに絶景がお出迎え。

 

 

「土小屋ルート」はもっともお手軽でもっとも景色が良いルートと言われてます。

 

 

とはいえ、ときにヒヤヒヤするスポットも。

 

見てると吸い込まれそうになります(汗)

 

 

ゴールが見えてきました!まだまだはるか遠くですが・・

 

 

土小屋ルートはよく整備されているので、ハイキング気分で登れます。

 

石鎚山の頂がはっきりと見えてきました。

 

みんなまだまだ元気です!

 

この稜線を縦走していきます。

 

山の重なりがまるで十二単のようです。

 

階段の段差も比較的ゆるやかです。

 

風も少なく、暑すぎることもなく快適なお天気。

 

まるで背骨と肋骨のような木。

 

振り返ると・・・、
結構歩いてきましたね。

 

ここで休憩タイムです♪
アメやチョコ、クッキーなどでエネルギー補給。

 

しっかり休んで、さらにどんどん進んでいきます。

 

 

笹に覆われた稜線は非日常の癒しにあふれています。

 

最高の登山日和!

 

 

モアイ像がお出迎え。
あの人に似てますよね(笑)

 

 

ゆるやかな登りとはいえ、見下ろすとその標高の高さを思い知ります。

 

どんどん進んでいきます。

 

東方面から望む石鎚山頂。

 

丸太の橋も特に危険な箇所はありません。

 

 

スキップする二人(笑)
余裕ですね~。

 

 

急勾配な斜面。落石注意ですね。
しかしはたして注意したからと言って防げるのか(笑)

 

この辺から足場もだんだん悪くなってきます。

 

やっほー!
手を振ってくれました♬

 

橋が崩れてるやないかーいっ!
安心してください。左に別の橋が架かっています。
ほっ。

 

成就社ルートとの合流地点に到達しました!

 

 

上から見下ろして、右手が土小屋ルート。左手は成就社ルートへの分岐路になります。

 

合流地点、小屋の前で記念撮影。
今回、雲海はありませんでした。

 

さーて、ここからが本番。
そう、「鎖場」チャレンジです♬

 

ほぼ直角の斜面に鎖が垂れ下がっています。
今回は土小屋ルートなので、登れる鎖は「二の鎖」「三の鎖」。

 

 

「二の鎖」は全長65m。
足場の確保が重要ですね!
鎖を握る手にも力が入ります。

 

登山靴が大きくて鎖のワッカには少ししか掛けられません。無理にはめようとすると靴がきつくハマって脱げる危険もあるので注意です!

 

決して見下ろしてはいけません!
こ、怖えぇぇぇーーー

 

二の鎖を登りきったあと、安堵したみんなに襲い掛かる岩場ゾーン!

 

少し先に見えてます。
最後の・・・。

 

そして最後の鎖場「三の鎖」に到着。

 

左前方には天狗岳がお出ましです。

 

そのタイミングで山頂からの飛行機雲!
みんな感嘆の声を上げ、しばし和む。

 

振り返り、自然の雄大さを拝みます。

 

三の鎖前で記念撮影。
表情が硬いのはもちろん鎖にビビっているからです(笑)

 

「三の鎖」は全長68m。
クリアした先に頂上社があります。
下を見ちゃいけねーぜーw

 

もう少し!
最初のやっかいな場所を越えて余裕の表情(笑)

 

 

最後尾の僕が登り切って、全員二の鎖、三の鎖制覇です!おめでと~~(^o^)/

 

標高1982m。
自慢のプリケツで記念撮影。
こらっ!蹴るんじゃないっ!(笑)

 

さて、お昼ご飯は、おにぎりやサンドウィッチ、やきそばまで(*´ω`*)
お昼を済ませたら最後の難関「天狗岳」チャレンジ。

 

鎖をつたって、まず崖下まで下ります。

これが結構怖い。

 

さー、ここからしばらく歩きやすい道を進んでいきます。

両脇には木々もあるので、そんなに怖くはありません。

 

行ってくるぜー(^o^)/

 

踏み外せば一巻の終わり。
慎重に一歩一歩。

 

険しい岩場が立ちふさがります。

 

もう少し!

 

恐怖の絶壁スポット(幅1m程度で傾斜、左右は崖)をやっとの思いで攻略!
前回はここで心が折れて引き返しました(T▽T)

 

これ以上、下を覗くのは無理っ!

 

よくそこで立てるものだ(笑)

 

西日本で一番高い場所に到着!
なぜかヨソのパーティといっしょに記念撮影(笑)

 

てっぺんにはこじんまりした石塔と金属のパネルが置いてありました。
怖いよ~。

 

全員ケガもなく、無事下山できてよかった!
体調悪かった人も山頂に着いたら元気になってました。さすが霊峰石鎚山。

 

さーて、では登山の疲れを癒すべく、
温泉へレッツゴー♬

 

天然岩風呂 古岩屋温泉

http://www.furuiwaya.com/hotspring

 

国民宿舎古岩屋荘
〒791-1213 愛媛県上浮穴郡久万高原町直瀬乙1636
TEL:0892-41-0431 FAX:0892-41-0841

 

ここはちょうど石鎚スカイラインから松山方面へ向けて帰る道の途中にあるので、アセスしやすいですね。

 

登山後の温泉はほんとに最高です。

あー、ビールが飲みたい!でも運転あるしーー(涙)