シンコータイヤ SR241 のインプレです。

この型番をご存知の方には、画像は必要ないと思いますので割愛させて頂きます。

 

当方はトラ車、オフ車の両方にちょこちょこ乗る程度。

競技に出るようなテクニックは無いけれどゲロ林道へのお誘いはほぼ断らない感じ。

オフは約10年ぶりリターン、トラは今年の5月くらいで1年になる初心者。

こんな人がインプレします。

 

シンコーSR241 ラージサイズ。

サイズはF19は2.75 R16は3.00 の一択のみ。

「トラタイヤ」とあちこちで書かれているけれど、競技用のタイヤじゃないです。

ラージで使えるオールマイティなパターンのタイヤ。

SR241はサイドウォールが柔らかいのでそこが唯一の武器なんだけど、

それも含めて感じた印象などを列記していきます。

 

 

今回走ったのは乗用車でも通過可能なフラット林道で、

締まった土、砂利、砂利より大きな石敷き路面、そしてアスファルト。

砂地は無し。

文中の「低圧」と書いてるところはF0.8 R0.7だと思って下さい。

前後ビードストッパーは1つずつ、ヘビーチューブ入れてます。

 

 

 

 

締まった土(やや赤土気味)

エア1.5前後で不安感無く走れる。

モトクロスタイヤと同じグリップ感のままで振動が無いと思ったらほぼそんなもの。

低圧だと接地感が一気にハネ上がりハンドリングが安定する。

締まった土ならどのタイヤでもそんなもんな気がするけど。

 

 

 

砂利

線路の敷石よりだいぶ小さいサイズね。

エア前後1.5だと踊るフロントと流れるリアがどちらも気になって

ちょっと飛ばせない。

かといってゆっくり走っても接地感の無さは同じ。

低圧では、思った以上にグリップする。

接地感がある、という事ではなくてグリップしているのが分かる。

柔らかいサイドウォールが潰れて接地面を大きく増やして

逃げやすい砂利でもたくさん抱え込むからなのか、

フロントがスパッと飛ぶような事は感じられなかった。

リアは多少グニグニと動くフィーリングを感じた。

これもタイヤの柔らかさから来るもので、モトクロスタイヤでは

感じられない変形のインフォだと思う(ゲコタとかは別ね)。

トラ車では感じたことのない腰くだけ感だなーと思ったけど、

冷静に考えればトラ車で林道を40キロも出して走ったりしないから

知らないだけかも。

早々にパンクしたのかなと思ったけど全く問題なかった。

 

 

 

砂利より大きな敷石

    概ね砂利と同じ印象。

    モトクロスタイヤよりはだいぶ走りやすいけれど

    たまに混じる大きめの石や尖った石は踏まない方がいい。

 

 

 

アスファルト

低圧でも嫌なヨレ感は少ないからリエゾンでのアスファルトは

そのまま走って自分は気にならなかった。

エア前後1.5だとビジネスバイクにでも乗っているかの如くスムーズ。

 

 

 

 

林道に同行して頂いた某225ccが砂利路面で苦戦しているのを

後ろからシッティングのまま突き回す状態が長く続いた。

プレッシャーを掛けたいわけではなかったのに、進んでくれないから

後ろについちゃう、という感じ。

自分はその林道は初走行、同行者様はもうウン十年通っている。

バイクを交換したらブチブチにぶっちぎられた。

 

 

 

 

 

今回分のまとめ

「自走で行く爽やか林道ならSR241で十分。

 むしろモトクロスタイヤを選ぶ理由が一つもない。」

 

 

 

特に予想外だったのが 直前まで使っていたモトクロスタイヤだったら

絶対ここまで車体が安定してないだろうし、ここまで安心して走れない、という

変な確信が自分にあったこと。

他サイト様のレビューで「驚くほど」「笑ってしまうほど」と書かれているのはコレかも。

但し、フロントタイヤの行き先を決めるのはリアタイヤなわけで、

リアタイヤを操作するのはスロットルなのはSR241でもモトクロスタイヤでも同じ。

低排気量なら尚のことエンジンの回転をそこそこ高めにしておく方が

フラット林道では走りやすいかもです。

(SR241は多少ちんたらしてても走れる)

 

 

一点だけ、リアタイヤのサイズには注意。

ラージサイズは3.00しか選べなくて、これは誰が見ても

細い、ないしは薄いと思うんじゃないかなあ。

4.00はともかく3.50くらいのサイズでないとエアボリュームが足りてない気がする。

エア圧にも因るけどトラ車のようにリアを飛ばす乗り方は致命傷になりやすいし、

林道のコンクリートの継ぎ目ですら土の流れ方に注意しないといけない。

パンクを避けるためにも、グリップを得るためにもエアの管理はちゃんとしたほうがいい。

その手間があってでも有り余る恩恵が魅力だけどね。

 

 

 

 

長文にお付き合い頂き,ありがとうございました。

次回はSR241で雪中ツーリングに挑戦してきます。

その次は灯油ポリタンクくらいの岩が混じるガレ場、そして粘土、岩盤を予定しています。

またレビューがんばってみます。

 

 

 

 

シンコータイヤ SR241 ラージホイールサイズ 軽いガレ、ちょい泥、そして雪 インプレ

 

 

2019 9月 追記 ↓

シンコータイヤ SR241 ラージホイールサイズ 山遊びインプレ 2019