エリス の 総メイド長日記 -3ページ目

エリス の 総メイド長日記

私設図書館「シャッツキステ」のオーナー兼、総メイド長。たまに4コマ描き。

6週間の点滴治療も無事終わり
6/11に退院が決まりました~(;▽;)

まだ心臓がペースを掴めていない&癒えきっていないようで、様子を見つつ日常生活を、という感じですが退院できることになりました。



嗚呼、6週間ぶりの我が家……!!


なのですが、長めにいたせいか
むしろ病院を離れることが少し寂しかったり( ˘ω˘ )

点滴の激痛に悶えている時は、もう早く治療を終えて病院から離れたい気持ちでいっぱいでしたのに、

点滴の痛みから解放された途端……



嗚呼、なんと至れり尽くせりな場所!

ナースさんのモーニングコールと共に1日が始まり
時間になると健康的なお食事が運ばれ
1日オフトゥンでごろごろ⌒((:з)⌒((ε:)⌒
たまに痛みが出たらすぐにナースさんに泣きつけるという。


これ以上何も望むまいて

と、良い病院と人に恵まれたことに感謝しつつ、さぁいよいよこれからナースさんにちょっかい出してエンジョイ!₍₍ ᕕ(* 'ω'*)ᕗ⁾⁾ と思った矢先、


そんな輩がいられる余裕などあるわけもなく、退院することとなりました( ˘ω˘ )デスヨネー




入院中に読んだナースさんの本や、日々お仕事をしている姿を見ていると、本当に大変そうで…。それなのに痛みや不安を和らげようと一生懸命声をかけて下さり、ああこれが白衣の天使…!まごうことなき天使…!!(´;_;`)と感動と感謝で胸がいっぱいです。
お医者さまもリハビリの理学療法士の方々も優しく、恵まれた入院生活でした。


そんな素敵な方々に助けて頂いた命、
大切に、大事に
頑張ろう思います(* ˘ω˘ *)


-------------

病室に幸村フィギュアを置いていたら、ナースさんがひとり釣れました。しかも武田軍ファン!( *゚д゚)人(´∀`* )わーい

{14D6D03A-F0A4-4580-A21B-18D02F64FEC3:01}



手術前夜。

手術は100%に近い確率で成功するとお医者さまから伺いつつも
万が一のことがないとも言えないとのことだったので
万が一を考えて
総メイド長として最低限の連絡はしておこうと引き継ぎ作業。

「1週間過ぎても私から連絡がない場合は、実家のこの番号へ」

というホラー映画では死亡フラグのようなメッセージを
真夜中の暗い病室のオフトゥンの中で
ぽちぽちと独り打っていると

そのうち遺言を書いている気分に。




全身麻酔をしてそのまま目覚めないとしたら
ふぅっといつものように眠る感覚で
気持ちよく逝けるのかしら
でもそのまま目覚めないってどういう感覚なのかしら
もう意識がないわけだから眠った後はもう自我はないわよね
もう目覚めないかもと思ったまま眠りに落ちるとしたら
直前はどんな気持ちなのかしら
やっぱり
やり残したことを悔いるかしら
明日全身麻酔する前までに一応気持ちの整理もしておこう
ええと


やりのこしたこと…
自分がやりたいこと…


うーん

たくさんあるような

ありすぎてひとつにしぼれないような

ないような…


うーん

うーん………








気づいたらメールを打ち終わって、答えの出ないまま、はじめて目の前に感じた死の気配とそのふしぎな感覚にとりこまれるように眠りに落ちそうになっていたところ


あいふぉんの画面がパッと点灯。

まぶたをこじあけて見てみると、
メイドたちから返信メッセージが。


「総メイド長が戻るまで、シャッツは私たちが守りますから!!はやく元気になって帰ってきて下さい!」



(´゚д゚`)!


(´゚д゚`)ぉぉぉおおっぉおお


((((´゚д゚`))))おおおおおおおおおおお


Σそうよ、生きねば!
生きて、帰らねば!!!!!




自分のことばかり鬱々と考えていた時には悲しいかなこれといったものが決まらず、ぼやっとしていた生きたいという気持ち。
周りに目を向ければあっさりはっきり見つかりました。

ああ、私はなんという幸せ者……
そうよ、メイドたちと訪れて下さる方たちとまだまだやりたい事がたくさんあったのだわ。
行き倒れてる場合じゃなかった!(`・ω・´; )

それにしても自分では落ち着いていたつもりが、いつの間にか自分のことでいっぱいいっぱいになって己のことしか考えられていなかったようで……ふがいないです(;;)

何より母より先にいくわけにはまいりません。


かくして1ヶ月半にわたる入院生活の幕開けとなったのであります。




------

お仕事の連絡がてら入院を報告させて頂いた星海社の太田さまと林さまは、すぐに神社へ願掛けに行って下さったそうで…

星海社さまはじめ、心配して温かいお言葉をかけて下さった皆さまには感謝の言葉もございません(((´;;`*)))
本当に本当にありがとうございます。

4月初旬から個人病院に通い、尿や血液検査をしても薬を飲んでも謎だった体調不良でしたが、大きな病院で検査を受けたところ、ついに病名が判明><!

その名は『 感染性心内膜炎 』

10万人に5人というなかなかにレアな病です。
http://homepage3.nifty.com/mickeym/No.201_300/294sinnaimakuen.html


抜歯や外科手術などを行った時に菌が入ることと、もともと心臓に疾患があると発病することが多いそうで、私は心臓に逆流の傾向があったとのこと。

そ、そうだったのね;;(全然知らなかった…)


もうひとつの原因となる抜歯および外科手術ですが……



↑ 思いっきり心当たりが orz orz

もしこれが原因だったとしたら、けっこう日がたっている上に、その間全力で飛んだり跳ねたりとおてんばに過ごしていたので、あともう少し放置していたらどうなっていたのかしらとヒヤヒヤ。


この病気、初期症状は風邪と区別つかないことが多いそうで。関係ないかな?と思いつつも報告していた”指先の内出血”と心臓の雑音あたりで、個人病院のお医者さまは気づいて下さった模様。すぐ(?)に循環器で検査して頂けたのが不幸中の幸いでした~><;



ちなみに私の場合、大動脈の入り口である
大動脈弁に大きな菌の塊ができてしまっていたそうで
この弁を切って取り替えなければならないとのこと

どうやらこの菌の塊、
弁の開閉の勢いによってはじけてしまうと
脳の血管につまって死に至るそうで。


ここでようやく、診察医の先生がおっしゃってた
早く入院しないと死ぬよ?!」の意味を理解しガクブル……((()))
はじけていたらと考えるとあばばばば:;(((;;)));:


手術前夜の検査では「悪性の菌の可能性が高い」と言われていたのですが、手術後に聞いたところによるとそうではなかったようで。点滴治療で養生することになりました。(この日記を書いている現在は養生6週目_φ(・・*))


手術前夜はこれらの知識も少ないまま、だーーっと手術の内容などを聞いていたので実感がなかったのですが、死の宣告に近いものを受けていたのですね…((( ˘ω˘ ;)))ふおぉ
菌が悪い子ではなくて、比較的大人しい子で本当に良かった。。。
いのちびろい><



と、病名が明らかになったところで、いよいよこの後は手術&長期病院ライフれぽに突入です…!