今日もがんばる姿が美しいあなたへ
新元号が発表されてから早4日が
経っていますが、あらためて。




菅官房長官の発表のあと、
安倍総理の談話が中継されてました。

聞きました?

⭐文末に全文掲載しました



「1人1人が、それぞれの花を咲かせられるように」といったくだりがありました。


「世界で1つだけの花」も引用されていましたね。


あの話の後、
「1億総活躍」
「働き方改革」
の言葉が、何度も頭に浮かんでるんです。


1人1人が花を咲かせるような社会って
どういう意味でしょう。


日本は、
社会の「少子高齢化」という、
対処しなければ国が傾く、
難しい課題を抱えてます。


これは避けられない現実。


一方で、第4次産業革命*と言われるような、
社会の急激な変化が始まっています。

(*  一般には、IoTやAIを用いることによる製造業の革新と言われています)


で、国を上げて取り組もうということで、
「働き方改革」もあるわけですが…


社会で求められるスキルも変わってきて、自ら考えて動くことが求められてくるなか…

人出不足。

ずーん。。


1人1人が、それぞれの持ち味で
変化に適応しながら
パフォーマンスを上げて、
難局を乗り切るしかない!


だから、
1億総活躍。


なんていうと
活躍を押し付けられるように思うでしょうか。


今の時点で、皆それぞれ、
色々な事情のもとにあるから

いきなり「1億総活躍」というわけには
いかなくても


それだけの気合いで取り組まないと
どうもならん、
というか必達。


それは変わらないから
はっぱをかけたい気持ちなんじゃあないかな、
担当の役人の皆さんは。


「少子高齢化」といえば、
暗くなってしまうような厳しい現実。


この現実に対して努力するのは、
ともすると、


マイナス状態にあるところを、
0に近づけていくだけにも思えます。


でも
「1人1人の花を咲かせる」というのは
この逆境をバネに、いっそプラスに転じよう、

ということじゃないかと感じてます。


マイナスに目を向けるというより、
マイナスはきっかけとして、
プラスの先にある目標を目指す。


産業革命というくらいです。
改革というくらいです。


これまでのやり方にとらわれず、
別の次元の社会を作ろう、と。


変化の苦労を乗り越えて
梅の花を愛でるような境地へ。


安倍さんが談話を発表しようとしまいと、
厳しい現実はありますが、

「大どんでんがえし」です。


ピンチはチャンス。


わたしたちが自分のことで考えるなら、


社会が変化していっても
職について、必要な収入を得て
安全で文化的な生活を営んでいけること。


そして、いっそ
自分の持ち味を発揮しながら
思うような幸せな生活を叶えること。


令和元年。
新シーズン突入には、申し分のないタイミングです。


胸を開き、
春の梅香る風を吸い込むときのような

満ち足りて豊かで
リラックスした暮らしを
叶えていきましょう!


「初春の令月(れいげつ)にして、気淑く(き よく)風和ぎ(やわらぎ)

梅は鏡前の粉を披(ひら)き、蘭は珮後(はいご)の香を薫らす」


穏やかで美しい情景ですね。


あなたの未知より



あなたとの
今日という旅を
ありがとう*(^o^)/*
*****
2019/04/01 12:22NHKニュース&スポーツ
平成に代わる新しい元号が「令和(れいわ)」に決まったことを受けて、記者会見した安倍総理大臣の発言の全文です。
【「寒さのあと 咲き誇る梅の花のように…」】本日、元号を改める政令を閣議決定をいたしました。新しい元号は「令和」であります。
これは万葉集にある「初春の令月(れいげつ)にして、気淑く(き よく)風和ぎ(やわらぎ)、梅は鏡前の粉を披(ひら)き、蘭は珮後(はいご)の香を薫らす」との文言から引用したものであります。そして、この「令和」には、人々が美しく心を寄せ合う中で、文化が生まれ育つ、という意味が込められております。
万葉集は、1200年余り前に編さんされた日本最古の歌集であるとともに、天皇や皇族、貴族だけでなく、防人(さきもり)や農民まで、幅広い階層の人々が詠んだ歌が収められ、わが国の豊かな国民文化と長い伝統を象徴する国書であります。
悠久の歴史と薫り高き文化、四季折々の美しい自然、こうした日本の国柄を、しっかりと次の時代へと引き継いでいく。厳しい寒さのあとに、春の訪れを告げ、見事に咲き誇る梅の花のように、一人一人の日本人が、明日への希望とともに、それぞれの花を大きく咲かせることができる、そうした日本でありたい、との願いを込め、「令和」に決定いたしました。
文化を育み、自然の美しさをめでることができる平和の日々に、心からの感謝の念を抱きながら、希望に満ちあふれた新しい時代を、国民の皆様と共に切り開いていく。新元号の決定にあたり、その決意を新たにしております。
5月1日に皇太子殿下が御即位され、その日以降、この新しい元号が用いられることとなりますが、国民各位の御理解と御協力を賜りますようお願いいたします。政府としても、ほぼ200年ぶりとなる、歴史的な皇位の継承が恙(つつが)なく行われ、国民こぞって寿(ことほ)ぐことができるよう、その準備に万全を期してまいります。
元号は、皇室の長い伝統と、国家の安泰と国民の幸福への深い願いとともに、1400年近くにわたるわが国の歴史を紡いできました。日本人の心情に溶け込み、日本国民の精神的な一体感を支えるものとなっています。この新しい元号も、広く国民に受け入れられ、日本人の生活の中に深く根ざしていくことを心から願っています。
私からは以上です。


【日本には色あせない価値「初めて国書を典拠」】Q
これまで元号は、すべて中国の古典を由来としてきたとされております。改めて、日本の古典を由来として「令和」に決めた総理の思いをお聞かせください。また、今月末で幕を閉じる「平成」の30年間は、国内では人口減少が進み、自然災害が相次ぎました。また、めまぐるしく変化する国際情勢やデジタル化など、日本は、今、大きな転換期を迎えています。5月1日の改元まで残り1か月となったことを踏まえ、平成の次の時代をどのような気持ちで迎え、どのような国づくりをされていきたいか。お考えをお聞かせください。
わが国は、歴史の大きな転換点を迎えていますが、いかに時代がうつろうとも、日本には決して色あせることのない価値があると思います。今回は、そうした思いの中で、歴史上初めて、国書を典拠とする元号を決定しました。
特に万葉集は1200年余り前の歌集ですが、一般庶民も含め、地位や身分に関係なく、幅広い人々の歌が収められ、その内容も、当時の人々の暮らしや息遣いが感じられ、まさにわが国の豊かな国民文化を象徴する国書です。これは世界に誇るべきものであり、わが国の悠久の歴史、薫り高き文化、そして四季折々の美しい自然、こうした日本の国柄は、しっかりと次の時代にも引き継いでいくべきであると考えています。
同時に、急速な少子高齢化が進み、世界が、ものすごいスピードで変化をしていく中で、変わるべきは変わっていかなければなりません。平成の30年間ほど、改革が叫ばれた時代はなかったと思います。政治改革、行政改革、規制改革、抵抗勢力と言うことばもありましたが、平成の時代、さまざまな改革はしばしば大きな議論を巻き起こしました。
他方、現在の若い世代、現役世代は、そうした平成の時代を経て、変わること、改革することを、もっと柔軟に前向きに捉えていると思います。ちょうど本日から働き方改革が本格的にスタートします。70年ぶりの労働基準法の大改革です。かつては、何年もかけてやっと実現するレベルの改革が、近年は国民的な理解のもと、着実に行えるようになってきたという印象を持っています。
そうした中で、次の世代、次代を担う若者たちが、それぞれの夢や希望に向かって頑張っていける社会、1億総活躍社会を作り上げることができれば、日本の未来は明るいと、そう確信しています。新しい元号のもと、一人一人の日本人が、あすへの希望とともに、それぞれの花を大きく咲かせることができる、そういう時代を国民の皆様とともに築き上げていきたいと思います。


【「新時代へ願い示す 最もふさわしい元号」】Q
平成の改元時とは異なりまして、今回、総理が、みずから談話を読み上げる判断をされた理由を改めてお聞かせください。また、新たな元号を選定するにあたりまして、これまで複数の案を検討されてきたと思いますけども、「令和」という元号に決めた最大の決め手は何だったのか、改めてお聞かせください。
今回、元号を発表するにあたり、誰が発表するかという意見が、ずいぶん議論があったと思いますが、新しい元号は、本日、政令という形で、閣議決定いたしましたが、通常、閣議の内容は、官房長官が公表しております。そのため今回も、新元号については、平成のときと同じように、官房長官が発表することといたしました。
そのうえで、平成の改元時にはですね、当時の竹下総理の談話が発表されています。当時は総理大臣が会見を行うということは極めてまれでありましたが、平成の30年を経て、総理大臣が直接発信する機会も増大をしました。私自身、何か、何らかの出来事があるとですね、官邸に入る際などに記者の皆さんから声がかかり、マイクを向けられることもあります。そうした時代にあってですね、平成の時と同様に、総理大臣談話を発表するのであれば、私みずからが会見を開いて、国民の皆様に、直接申し上げるべきだと、こう考えた次第であります。
また、元号の選考につきましては、他の案が何かということも含めまして、検討過程について申し上げる事は差し控えますが、わが国が誇る悠久の歴史、文化、伝統の上に、次の世代、次の時代を担う世代のために、未来に向かって、どういう日本を築き上げていくのか、そして、その新しい時代への願いを示す上で、最もふさわしい元号は何か、という点がいちばんの決め手でありました。


【「若者が花咲かせることができる日本に」】Q
若い世代や、これから生まれてくる子どもたちがですね、新しい元号、「令和」の時代の中心を担っていく世代だと思うんですけれども、その元号選定に当たりましては、こうした世代のことを、どのようにお考えになったでしょうか。
本日の会見はですね、インスタライブやTwitterで生中継をされていますが、今の若い世代の皆さんはですね、こうしたSNSなどの新しいツールをですね、見事に使いこなすことで、どんどん新しい文化を作られています。ニコニコ動画もですね、既存メディアの発想にとらわれることなく、若者たちならではの柔軟さで多様な番組を生み出した。リアルタイムで個人がコメントを発信できる、新しいメディアの姿を形づくられたと、こう思ってます。そして、こうした若い世代の新しいムーブメントは、確実にこれまでの政治や社会のありように、大きな変化をもたらしつつあります。本当に、頼もしいかぎりだと思っておりますが、日本の未来を明るいと感じています。
新しい時代には、このような若い世代の皆さんが、それぞれの夢や希望に向かって、思う存分活躍することができる、そういう時代であってほしいと思っています。この点が、今回の元号を決める大きなポイントでもありました。
今回の元号は、万葉集にある梅花の歌三十二首序文からの引用です。この中では、厳しい寒さの後、春を、春の訪れを告げるように、見事に咲き誇る梅の花の情景が美しく描かれております。平成の時代のヒット曲に、「世界に一つだけの花」がありましたが、次の時代を担う若者たちが、あすへの希望とともに、それぞれの花を大きく咲かせることができる。そのような若者たちにとってですね、希望に満ちあふれた日本を国民の皆さんとともに作り上げていきたいと思っています。
【「新時代を国の象徴となられる殿下とともに」】Q
新元号の選定に関連して伺います。総理は2月下旬と3月下旬に皇太子さまと面会されました。そうした際に、印象を受けました皇太子さまの人柄ですとか、ご即位に当たっての思いなど、選定に当たって、考慮されたところがあればご紹介ください。また、皇太子さまのご即位を、国民の代表である総理として、どのような関係を築かれたいとお思いでしょうか。最後に新元号について、天皇陛下と皇太子さまに総理から直接ご報告される予定はございますでしょうか。
まず2月の22日と、3月の29日に皇太子殿下にお会いをいたしましたが、その際の内容等については、お答えすることは差し控えさせていただきたいと思います。
皇太子殿下におかれては、本年2月のお誕生日に際しまして、今上陛下のこれまでの御姿を心にとどめ、国民に常に寄り添い、人々と共に喜び、あるいは、共に悲しみながら、象徴としての務めを果たしていきたい、とのお気持ちを明らかになさったと承知をしており、大変ありがたいことであると考えています。
私としては、皇太子殿下のご即位を心からお喜び申し上げますとともに、先ほど申し上げた殿下のお気持ちをしっかりと受け止め、新しい「令和」の時代を、国および国民統合の象徴となられる殿下とともに歩みを進めてまいりたいと、こう思っております。
今月は、平成最後の月となります。このひと月、平成の時代に、そして天皇皇后両陛下のご足跡とご偉績に思いをはせつつ、新しい時代に向けて、天皇陛下のご退位と皇太子殿下のご即位が、つつがなく行われるように万全を期していきたいと思います。
そして、新しい時代にふさわしい、「令和」の時代を切り開いていくために、準備万端、万全を期していきたいと、こう考えております。なお、新元号については、閣議決定を行った後に、宮内庁を通じて、今上陛下および皇太子殿下にお伝えをいたしました。