実は、おととい看護師さん向けのヨガ講座をしたあと


講座を行った先生が、いるんですね。


東京女子医科大学の先生です。




なんだか、その先生がすご~く存在感あって


お話も面白くって


わたしはまったくその世界のことわからないくせに


「あ~、この人好きだなあ」って


思ってしまいました(^v^)




ヨガでゆるんでしまった後の会場で


まじめな話をしなければならず


焦りまくっていた姿とか



「あたしは、もう、まる裸でいくわよーー!」と言う姿とか


人間的に魅力的な方だなあーって思いました。






その先生のお話には


魂がこもっていたんですね。



だから、話が面白い。


看護師としての仕事と、その生き方に


とても誇りを持って、全力で、力いっぱい生きている。



そんな思いも伝わりました。





その先生が


ご自身が「なぜ看護師をつづけようと思ったか」というエピソードを語ってくれた。





それは


先生が新人だったころ


担当した患者さんがいた。




今では考えられないことなんだけど


人工呼吸器をつけた患者さんにモニターもなく


新人だった先生が


一時間おきに脈をはかりにいっていた。




夜勤の晩


何度かその患者さんの脈をはかりにいって


あるとき、何回やっても脈が感じられない。




これはおかしいと思って


先輩ナースに相談するも


あやふやな答え。




やっぱりおかしいと思って、当直の医師を呼びみてもらった。


そしたら、心肺停止。



一度蘇生するも、その患者さんは亡くなったそうです。




新人の先生は、自分がその人を殺してしまったと思った。


もう看護師は、続けられない、やめようと思った。




けど、婦長さんクラスの方が


「新人のあなたにこんな仕事をさせてしまって申し訳なかった。


どうか看護師をやめないで欲しい」と謝罪し、説得してくれたんだそうです。


そのとき、、、、「ああ、つづけよう」と思えたんだそうです。




先生がいま、


おいつくか知らないんだけど(そんなに変わらないんじゃないかな)



きっと、いくつもの死を目の前で見てきたんだろう。


いくつもの、死にゆく患者さんたちに対しての処置を


その手でほどこしてきたんだろう。


何人もの死にゆく患者さんの手を


握ってきたんだろう。





わたしも含めて


人間は生きている以上、死んでいく。




「死」をしっかりと意識できるからこそ


「生」が生きてくる。





あの先生の言葉ひとつひとつが深くて、


すごく魂がこもっているように感じたのも



先生ご自身がきっと


死を意識してるからこそ


「毎日をせいいっぱい、悔いのないように生きよう」としているからのはず。



ほんとに素敵な先生でしたよドキドキ




来年また一緒にセミナーしようね!って意気投合しちゃったんだけど


ほんとうにできたらいいなあ。



ここまで読んでくれて


ありがとうございました。




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