『KITCHEN』を東京ゲームショウ2015で体験! 心臓が弱い方にはオススメしません! | SCE PS3 PS4 ニュース速(まとめブログ)

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文・取材:編集部 ででお
●キッチンのことなら料理好きの俺にまかせろ!……って、こういう内容かよ!
2015年9月17日~9月20日の期間、千葉県の幕張メッセで開催中の東京ゲームショウ2015。
カプコンは、ソニー・コンピュータエンタテ インメントジャパンアジアのバーチャルリアリティシステム“PlayStation VR”(Project Morpheus)向けのデモンストレーション用ソフト『KITCHEN』を出展していたので、さっそく体験。
じつはコレ、2015年6月に開催された E3 2015でも出展されていたものだ(当時の体験リポートはこちら)。
E3 2015の取材班によるとかつてない恐怖体験だったようだが、編集部イチの怖いもの知らず(自称)である記者が、さっそく体験することに。
どうせ、みんな 大げさに言ってるだけでしょ?

まずは、頭にPlayStation VRを装着。
なお、記者はPlayStation VR自体、今回が初体験だ。
まずは、意外な軽さにまず驚かされた。
また、何があってもズレないよう、キツめに固定してもらったのだが、それでもまったく痛くない。
まさにピッタリフィットという感じで、装着していて心地いい。
いい気分になったところで、“PUSH ANY BUTTON”の表示が出たので、コントローラーを手に持ち、いよいよスタート!何が起ころうとも、俺が返り討ちにしてやるぜ!(※本作はゲームではありません。
記者が勘違いしているだけです。

なお、本記事では画面写真を掲載していません。
気になる方はSCEブースでぜひ体験してください。

視界いっぱいに広がるのは、カビ臭そうな台所。
記者は椅子に座ってプレイしているのだが、この台所にいる自分の分身も、視点の高さから座っていることがわかる。
まずは左右を見渡して観察してみると、キッチンの広さは4~6畳といったところだろうか。
暗い廊下も見えるので、密室というわけではなさそう。
目の前には三脚で固定されたビデオカメラのようなもの。
そして左奥には……男性が倒れている。

なるほど。
とりあえず男性が生きているのかどうか確かめたくなったが、手もとを見ると、両手首を縛られた、自分自身の手が見える。
なぜ自分自身の手だとわかったかというと、コントローラーを持っている手とまったく同じポーズだったことと、リアルで手を動かすと、その手も思い通りの方向に動かせたから。
もっともそれ以前に、視野のすべてに光景が広がるPlayStation VRのおかげで臨場感がMAXなので、違和感自体をまったく感じないのだが。

どうやら、台所にいる俺自身は、手首だけでなく体全体が椅子に固定されているらしく、動けない状態であることがわかった。
なるほど、そう来たか。
“目の前に人が倒れている”という危険な香りが漂う場所で、身体の自由がきかない状態というのは、さすがの俺でもちょっぴり不安になる。
とは言え、腕を動かすことはできるので、なんとかこの状況を打破する方法はないか考える。
すると、“コントローラーを奥に突き出せ”というアイコンの指示が。
言われるがままに手を突き出すと……三脚を奥に向かって倒してしまった。

ああっ、三脚を手もとに手繰り寄せれば何かできたかもしれないのに。
俺のバカ!今度は“やっちゃった感”でますます不安に。
すると、左奥に倒れていた男性がモゾモゾ動き出す。

「うわっ、ビックリした!」
死体だと思っていたのと、三脚の件で意識が男性から逸れていたので、余計に驚かされた。
また、「この男が悪い奴だったらヤバイよな……」という不安も頭をよぎる。
すると、男性が何かを拾い上げた。
その手には……包丁!?ヤバイんじゃないのコレ?しかし、男性の挙動を見るに、敵ではない様子。
となると、その包丁で手首を縛る紐を切断してほしいところ。

そんな思惑を読み取ってくれたのか、男性がこちらへ近づくが、手さぐりで動いているようで、様子がおかしい。
アンタ、もしかして目が視えてないんじゃないの?しかも、男性は何かに怯えており、手もとがおぼつかない様子。
早く自由になりたい気持ちはあるが、落ち着いて!こんなので大ケガさせられたらたまったもんじゃない!もう少しで紐が切れると思ったそのとき、男性の背後から黒髪で白い服の女性が現れた。
その女性の表情を見た瞬間、記者の背筋が凍った。

「この女性、絶対ヤバイ奴だ!早く助けて!」
その直後、紐を切るのに夢中になっていた男性がナイフで刺され、横に突き飛ばされる。
そして女性が記者のほうを向き、襲いかかってきた。
こちらは、手首の紐がまだ切れておらず、一切の抵抗ができない状態。
こ、怖い!!このまま痛めつけられて、じわじわと殺されるのかと思った直後、突き飛ばされた男性が立ち上がり、女性にタックルをかます。
よし!
しかし、目が視えない男性は、再び起き上がってきた女性に飛びかかられ、背中をメッタ刺しにされながら、暗い廊下へ引きずられていく。
ああっ、いますぐ男性に加勢したい!でも動けない。
男性の断末魔が聞こえてきた後、なんと男性の生首がボールのようにバウンドして飛んできた。
思わず「ヒッ」と声が出る。
男性が殺されたということは、次に殺されるのはやはり……。
うわー、やめてくれ!
記者の心臓がドッドッドッと鼓動を早める。
しかし、女性の姿は見えず、走り回る音だけが聴こえてきた。
その音が背後のほうに回り込んだので、「後ろから来るのか!?」と振り向くも、やはり女性の姿は見つからない。
このまま遠くへ行ってくれないかな……。
少しでも冷静になろうと、男性の頭部にふたたび目をやった瞬間、記者の顔を撫でまわすように女性の手が!そして、背後から覗き込むような、女性の狂気に満ちた笑顔が目の前に!
そして、記者はそのまま殺されてしまった。
記者が味わった恐怖を少しでもお伝えしたいので、最後にプレイ中の記者の様子を動画で見ていただこう。

撮影を兼ねているため、動画にフラッシュ音などが入っていますが、プレイ中の記者の感覚はヘッドフォンとPlayStation VRで外界と完全に遮断されています。
ちなみにこちらはSCEブースで体験できるので、気になる方はぜひ足を運んでほしい。