身体の使い方を理解するためには、悪い身体の使い方からの方が理解も深まりやすいです。
投げ方が分からなくなってパフォーマンスが悪くなることもしばしばあります。
何でもそうですが、物事が良くなるために、一度、悪くなることも必要だと思います。
私たちが行なっているコンディショニングケアでもよくあることで、必要な栄養素を急激に摂取すると一時的にだるくなったり発熱するような好転反応というものが起こる場合もあります。
ケアをしたことで、今まで滞っていたリンパや酸素の流れが良くなるので、一気に毒素や老廃物が身体中を駆け巡ることで、好転反応の症状が起こるわけです。
つまり、好転反応の症状は回復の証だと言われています。
これをしっかり説明しないと、余計に悪くなったと勘違いされるわけです。
そんな好転反応には大きく分けると4つの種類と症状があります。
症状としては
・弛緩反応:急激な倦怠感、疲れ、発熱
・過敏反応:身体全体の痛み、かゆみ、発汗、ケア部位の炎症、かゆみ、痛み
・排泄反応:吹き出物、発疹、ニキビ、尿の色が濃くなる、下痢
・回復反応:発熱、吐き気、腹痛、だるさ、女性の場合は悪血
弛緩反応
マッサージや整体を受けた時に筋肉がほぐれることで、縮んでいた筋肉に今まで溜まっていた毒素や老廃物などが、巡回することを弛緩反応と言い、毒素や老廃物が流れ込み、巡回している時に今まで機能していなかった器官などが毒素や老廃物に対応できず、急激な倦怠感、熱を発症するようになるわけです。
過敏反応
過敏反応は治療した箇所が治療したのにもかかわらず、痛みやかゆみ、炎症などを起こすと言われ、過敏反応が起こる原因は治療した箇所に血液が流れ込んで、体中の壊れた組織を作り変えようとしているためです。
排泄反応
排泄反応は体に溜まった毒素や老廃物を体外に排出しようという動きのことで、汗、尿、便、皮膚に反応が現れると言われております。
回復反応
回復反応は今まで、血行の悪かった所が改善され、うっ血していた(血液が止まっていた)汚れた血液が一時的に周りはじめる時に現れることで起こる症状と言われております。
というわけで話を戻しますが、好転反応は、身体だけでなく、物事も、自然界も、地球も必ず好転反応は起こります。
最高の状態になるために、どん底の状態が起こるわけですね。
そのどん底の状態になることで、やっと不要なものが外に押し出され免疫力もついて強くなっていくわけです。
なぜ、このようなことが起こるのかというと、いろんなことに「気付く」ためです。
今この瞬間を、目の前のことを、当たり前のことを、何度も何度も繰り返すことで身に付き、希望通りの未来に近付いていくわけですね。
お世話になっている兼六中学校野球部さんと森本中学校野球部さんの第2回目のBC本気塾in金沢塾を開催いたしました。
エクササイズができなくても、身体の使い方が分からなくても、身体の繋がりが理解できなくても、フォームが悪くなっても、できていたことができなくなったとしても、それは「気付く」ために必然的であって大切なことなんです。
そこから身に付けるまで、しっかり反復練習あるのみです。
選手の皆さん寒い中お疲れ様でした。