やたらと本番前にケガをする選手がいます(苦笑)


本番前のケガの原因には身体の疲労と心の疲労があります。


まずは身体の疲労、本番前にケガをする選手に多く見受けられるのは疲労の蓄積です。


追い込んで練習を積み重ねていると、当然疲れも溜まります。


疲れが溜まった状態で、無理をして練習すると、効率よく動けなくなるのは当たり前、それでも更に練習を繰り返しやってしまうので、最終的にはケガや故障に繋がるのがオチです。


技術練習だけが練習ではないので、W-UPからC-DOWN、そしてセルフ疲労除去までが練習なので、日頃から自分に一番適切な疲労除去方法を知っておくべきですよ。


続いて心の疲労ですが、疲労は身体だけではなく気持ちの上でも疲労が溜まるものです。


これが本番前のケガと関係してることが非常に多いです。


本番が近づいてくると、特に真面目な選手は色んなことを考えてしまい、それがプレッシャーになります。


頭で考えれば考えるほど、身体がついてこないので、自然と心と身体が一致しなくなりケガに繋がってしまうわけです。


そして心と横隔膜の関係も見逃してはなりませんね。


選手の皆さんを見ていると、緊張で気持ちが、あがる状態になってる人もいます。


人前や本番で、あがるって言いますよね。


こういう時は緊張で呼吸が浅くなっているので、横隔膜の動きが悪くなっている状態、つまり横隔膜が下がらずに上がった状態です。


気持ちがあがる状態とは、横隔膜の上がった状態のことを言います。


だからこそ緊張しているときは深呼吸して横隔膜を下げようとしているわけですね。


横隔膜が上がった状態では、効率よく腹圧もかからなくなるので、体幹も上手く使えなくなり、当然ながら手・脚にエネルギーが伝わらないので動きに乱れが生じ、ケガや故障に繋がるというわけです。


身体の疲労も心の疲労も、ケガをするときは心と身体が一致していないことがほとんどだということを知るべきです。


大切な本番の前だからこそ、自分自身の現状見直して、集中して取り組んでいるかどうか、確認することが大切だと思います。