選手たちがさまざまなことを経験して、少しずつ成長してくると、いろいろ疑問が出てくるものです。

 

疑問が出てくると、当然答えが知りたくなります。

 

答えを知りたい選手たちは、すぐに答えを求めようとします。

 

私も選手たちから質問されることがありますが、答えそのものを教えることはなく、考え方を伝えて、繋がりを感じていただき、最後は自分自身で答えを導き出せるようになってほしいからです。

 

答えを教えても、自ら導き出した答えではないので自主性はありませんよね。

 

誰かがいないと、誰かに頼らないと、誰かに依存しないと自分では何も考えることができない、解決できないということになってしまいます。

 

答えは大事ですが、答えそのものを知ることではなく、その答えを導き出すまでの「過程」を知ることの方がもっと大事です。

 

身体の構造がどうなっているのか、仕組みがどうなっているのか、だから身体の使い方をこうすれば、動きにこう繋がり、結果的にこんなパフォーマンスができるんだっていうことを知り理解することが大事なのです。

 

過程を大事にして解き方が分かってくると、点が線になり全てが繋がってくるので、これからの人生にも活かせるようになるのではないでしょうか。


過程の重要性を理解している選手が稀にいますが、やはり取り組み方も、考え方も、質問事項も違いますね。