硬式野球をされている方には分かるかと思いますが、木製バットはすぐ折れてしまいます。
木製バットは高価なものですが、たった1球で折れてしまうことは多々あります。
折れてしまったバットは、もちろん使い物にならないのでもったいないですが廃棄されます。
お世話になっている金沢学院大学硬式野球部さんも年間多くのバットが折れ廃棄処分されております…(泣)
その折れたバットをいただき、それを材料にして何か作れないかと考え、匠の高みを目指しておられる木地師の久保出貴雄氏の会社匠頭漆工(しょうずしっこう)様にお話しを持ちかけたら、以前から折れバットで何かを製作してみたかったが、折れバットはどちらで入手できるか分からなかったので、お話しをいただきさまざまなアイディアが膨らんできたとのことです。
久保出氏はコンディショニングメンバーで小さい頃から野球をやっており大学、社会人でも硬式野球を続けていたので木製バットには、やはり思い入れがあるのだと思います。
山中漆器の器、箸、コースター、靴べら、野球部の思い出のキーホルダー、また何かを製造し、その収益を木製バットの原材料アオダモの植林活動に役立てるという日本のリサイクル活動にもいいかもしれませんね。
折れバットから何ができるか今から楽しみです。
廃棄処分するものから夢と希望が膨れてくるので、何かに利用できれば嬉しいですね。