■ 「転職をして、自分に自信をつけたい」と思ったことはありませんか?
今回は、転職をすることで「自己効力感」を劇的にアップさせ、
さらなる理想の職場へ近づく意外な方法をご紹介します。
その方法とは、
「今あなたがもっともやりたくない仕事」をやってみる
という方法です。
「こいつ、何言ってんだ?」
「やりたくない仕事なんてできるか!」
と思った人も、ちょっとだけお付き合いを。
学生時代に就活をして、入社1社目で
「ここが私の理想の職場だ!」
と認識できた人がいったい何人いるでしょうか?
ご家族やご友人、見渡してみていかがですか?
たくさんのものに挑戦しないと、どれが自分に合っているかは分からないもの。
その中のどれかが「楽しい!」と思えたり、
「自分に合っている」と分かるのではないでしょうか。
1つの仕事をねらい撃ちして当たるはずはない。
1点集中は、「これ!」というものを見つけてからでも、遅くないと思います。
■ コミュ力ゼロでも自信をつけられる方法
私自身、就活していた当時は、
「自我も生まれていなかった」といってもいいくらい、
なんにも考えていない、冴えない学生でした。
内気で、コミュ力ゼロ。
そんな私の就活は大失敗でした。
どこも面接が通らず、就職できずに、
アルバイトからのスタートだったのです。
20~30代は転職の繰り返し。
「10年かけて就活を完了させた」というのが、
今の正直な感想です。
こんな私が自信をつけることができた方法が
「やりたくない仕事をやってみる」
という荒療治でした。
就職できなかった私は、
ことごとく面接で落とされた手痛い経験から、
「とにかくコミュ力ゼロの今の状況を、何とか打破したい!」
と考えました。
そして、手っ取り早くコミュ力を身につけるには
「コミュ力が一番必要とされる仕事をすればいいんだ!」
と思い付いたのです。
それが、接客業でした。
■ 「やりたくない仕事」を続ける、3つの工夫
しかし、コミュ力ゼロの私にとって
接客業は、もっともニガテで、やりたくない仕事。
イヤな仕事を続けるために、
私は自分自身を納得させる必要がありました。
そこで、実行した工夫が3つあります。
1 めちゃくちゃ単純な目標をたてる
その職場で何のスキルを磨くか、どんな知識を仕入れるか、1個決めます。
私の場合、身につけるべきものは、「コミュ力」だけでした。
2 期間を限定する
あくまでやりたくないことが前提なので、期間を区切ることが大事。
ゴールがあれば耐えられるので。
半年とか1年とか、自分の中で働く期間を最初に決めてしまいます。
3 仕事に「好き」をとりいれる
職種自体はやりたくなくても、業界が好きとか、
扱っている商品を誰よりも愛用しているとか、好きな要素をとりいれる。
私は接客は死ぬほどイヤでしたが、ジュエリーが好きだったので、宝飾店に勤めました。
これでなんとか溜飲が下がった 笑
■ 「やりたくない仕事」を経て、無事就職!
この3つの工夫にもとづいて、
私は
1 「コミュ力」を身につけるために
2 1年間
3 宝飾店で、働きました。
そして、1年後にはコミュ力が劇的にアップ!
面接で緊張することもなくなり、
無事、正社員としての働き口が見つかったのです。
■ 「やりたくない仕事で自己効力感アップ」──活用上の注意と用法
この方法を試される場合、自分の中で、
「ニガテなんだけど、どうしても手に入れたいスキル」が
ハッキリしていることが前提となります。
まず、今まで自分がやってきたことから、
何が得られたか、何がまだ得られていないかを考えます。
で、どんな結果を目指していて、そのために必要な知識やスキルは何か?
その必要なものをゲットするために、次の職を決めましょう。
そのうえで、「3つの工夫」に、何を設定すればよいか考えてください。
たとえば
・コミュ力がないので克服したい
→接客業をやってみる。できれば好きなものを販売してる店で。
・数字が苦手
→経理をやってみる、財務系コンサル会社の事務をやってみる
・習慣を身につけることがニガテ
→営業事務なら、営業と事務それぞれの職種の習慣が同時に観察できる
・交渉能力がない
→まずは営業を体験してみよう
・体力を強化したい
→佐〇急便で働いてみる。かなりハードなので期間は必ず設定を!
といった具合です。
■ 苦手なことだと、「失敗しても当然」と思えるから、挑戦できる
「失敗がこわい」という考えは、もちろん浮かびますが
苦手なことだったら、失敗しても当然!と思えるので、
意外と勤められるものですよ。
しかも、「一番ニガテなことを、自分の力で克服したんだ!」
という強い自己効力感を得ることができるので、自信もついてきます。
自らの意志で「挑戦した」と捉えられるので、
次の転職時に、「過去に何を得たか?」を
自分の言葉で語ることができるのは、とても大きいですよ。
「転職をくりかえすと不利になるよ」
なんて言ってくる輩がいても、
惑わされないで、戦略通りに働きましょう。
彼らは、自分の行動で、自分自身や未来を変えることができる
という感覚を知らないのです。
失敗がこわくて行動できない、臆病者の言い訳に影響されないで!
就活で1社も受からず、バイトからスタートした私でもできたので
あなたにできないはずはありません。大丈夫です!
■ 自己分析に苦労している方へ──お役立ち情報
自分の望むスキルを明確にするためには、
理想の自分と、現実の自分の間にある隔たりを直視する必要があります。
「自分のことを客観的に見るのは難しい…」という人もいるでしょう。
そんな方は本やネットで診断してみることをおススメします。
複数トライしてみて、共通している結果をチェックしてみてください。
信頼度の高いものをご紹介しますのでご活用いただければ幸いです。
・パーソナリティ理論を応用した5つの性格診断
科学的根拠があるとされる「ビッグファイブ」を活用しており、累計200万人が受けています。
https://www.sinritest.com/bigfive.html
▼サンプル。「自己ギャップ」項目が必要なスキルを導き出すヒントになります。
・さあ、才能に目覚めよう。新版ストレングスファインダー2.0
アメリカの巨大調査会社「ギャラップ」のメンバーが著した診断付き書籍。
・VIA強みテスト
英語サイトですが、日本語表示もできます。ストレングスファインダーと似たような診断が、無料で受けられます。
https://www.viacharacter.org/survey/account/register
■ 「自己効力感」についてくわしく知りたい方へ
「自己効力感」は、スタンフォード大学の
アルバートバンデューラという人が提唱した考え方で、
専門用語では「セルフエフィカシー(self-efficacy)」と表記されます。
「自己効力感」は、逆境を乗り越える力と言い換えることができ、
ストレスを軽減する力にも結び付いていると考えられています。
「自己効力感」を鍛える=自信をつける4つの方法
1 直接的な達成体験を得る
自分で目標を設定して達成すると、「自分で決めたことは自分の力でできる!」と思えるようになるのだとか。ちなみに、他人に与えられたノルマじゃダメだそう。
2 代理的な経験を見聞きする
自分とよく似た人や境遇が似ている他人の成功体験を聞いて、「あの人にできるなら、自分もできるかも…」と思うことが大事。雲の上の人の話を聞いても、効果はありません。
3 言語的な説得をされる
家族や友人など、誰かから「お前ならできるよ!」と言ってもらうことが大事。まわりにいる人を大切にしないといけませんね…
4 生理的かつ情動的な喚起を維持する
気分のいい状態を保つことが大事。人間というものは、気分がノッてるときに、「やってみるか!」と、やる気がみなぎりやすい傾向があるそうです。
■ 逆境を乗り越えた話は人に話して、周囲にいい影響を!
過去に逆境を乗り換えた方は、周囲の人に喋ると、
自分のためにも、相手のためにもなるので、友人に話してみるのもおススメです。
これから挑戦される方や、人に話すのはちょっと…という方は、
やってみて、何がよかったのか、どこが悪かったのかを記録して、
途中の段階でも、自己効力を実感できる機会を設けてみてください。
自己効力感は転移するので、
たとえば、接客業ができるようになったら
「営業もできるかも!」とか思えるようになって、
次々と挑戦していけるようになります。
自分の行動で何か変わった感覚が得られたら、
こっちのもんですよ!



