ぼちぼち外がざわつき始めました。
台風の接近を感じております
ただいまAM3:40。
酒呑みながら映画見てたら寝てしまいまして
こんな時間に目が冴えてしまいました。
せっかくなので中国であった
ちょっと悲しい別れのお話を
珍しく写真付きで
お送りしたいと思います。
北京には胡同といって
古い建物が並ぶ一角が至る所にあります。
上海など大きな都市では開発が進んで
そのような建物が減っていく中
北京では昔ながらの建物を
残そうという運動があるようです。
内装を改装して住みやすくしたりね。
日本の昔の風景が愛されるように
中国でも同じことが言えるのだなと感じました。
そんなとある胡同をぶらりと歩いていたところ、
一台のバイクタクシー(以下、バイタク)が後ろから来て
スピードを落としながら近寄ってきます。
・・・明らかに狙われているのがわかりました。
中国行った方ならわかると思いますが
向こうはいろんな場面で
めちゃくちゃ商売熱心で
無視しても積極的に声をかけてきますね。
特にこういうバイタク。
そしてふっかけられるありえない金額。
幸い、ご一緒して頂いた
職場の同僚の先輩(=神!!)がいてくれたおかげで
値段交渉。
話してみるとこのおっちゃん
とてもいい人で(言葉わからないけどなんとなく)
最初渋りながらも笑いながら引き受けてくれました。
そして運転しながらいろいろ説明をしてくれていました。
(言葉わからないから意味ないけど。
そういうのもおかまいなしなのが中国人の力強さ!)
おっちゃんの後頭部に愛着が湧く。
二段腹みたいな後頭部。
どうやら知り合いらしい。
笑顔で挨拶。軽く話してた。
「お、掴まえたねぇ!」
「へっへっへ~けど値切りやがってケチ日本人だぜ」
なんて言ったかどうかはわかりませんが。。
涼しくて気持ちいい!!
そんなこんなで走ること10分くらい。
別れは突然にやってきました。
「もうすぐ着くよ」
おっちゃんがそういって
スピードを落とします。
気持ち良いバイタクの旅も
これで終わりか、
と少し寂しい気分に浸っていたら
バイクを遮るようにして
5,6人の男たちが現れました。
仲間の人たちかな?
次のお客さんかな?
と思っていたら
バイタクを囲まれて2,3言
おっちゃんと話した矢先
おっちゃんが急にバイタクから降りて
何かを握りしめて
逃げようとしたのです!!!
けど、相手は5、6人。
逃げられるわけもなく
あっけなく確保。チーン
男たちは力づくで何か力強く喋りながら
おっちゃんの手からモノを取ろうと
もめています。
必死にもがくおっちゃん。
実際はこのとき
何が何だかよくわからなくて
怖かったです。
まさかおれら拉致られる!?
と思いながらも
見守ることしかできない自分たち。
といいつつ
どさくさに紛れて
シャッターを押して撮った一枚がこれ↓
この人たち、
警察でした。
はっきりいって
チンピラにしか見えない。
おっちゃんは違法で商売してたっぽくて
警察と知ってバイクのカギをとられまいと
必死の抵抗を見せていたのでした。
途中矛先が僕らにも来て
すごい剣幕で中国語をまくしたてられましたが
同行していた先輩(=神!!!!!!)が
話してくれたおかげで
捕まることなくその場を立ち去ったのでした。
その後、おっちゃんがどうなったのかは
知る由もありません。
ちゃんとお礼して別れたかったな。
悲しかったです。
まぁ、悪いのおっちゃんだけどね。。。
ちなみに、バイタクなんて
勝手にぼくが今思いついてつけた名前で
これを使っても中国通ぶることなんてできませんので
ご注意ください。
台風きてるなー
寝よう。おやすみなさい。