★関連の記事
今回は○○狙えるシリーズの第4弾として内申36~40の生徒が受験しそうな高校に焦点を当てたいと思います。
個別指導塾ではオール4以上の生徒が入塾してくるのは稀です。そのため、公立難関校を本気で受験してくれる生徒を預けていただけることは、本当にありがたいです。
また、今年の本校のように内申30くらいの生徒を内申36以上まで鍛え上げて、公立難関校に挑戦するケースもあるでしょうが、それはとても難しいことです。
生徒自身に公立難関校を本気で受験する覚悟があり、さらに計画的に内申を上がることができて初めて実現する話です。
私はこれまで中3生を51名指導してきて、下記の公立難関校に進学した生徒は5名います。(市ヶ尾②、海老名①、西湘(理数)①、横浜SF①)
こういう生徒を指導できた経験はとても貴重ですし、今年の受験指導にも活きています。
※資料の数字は2017年度の公立高校入試のものです(参考:創育さんの白い本)
【表①】
この表に出てくる公立難関校の中には、神奈川県の各エリアのトップ校もあります。
たとえば横浜中部地区トップの希望ケ丘高校や横須賀三浦地区トップの横須賀高校、川崎地区トップの多摩高校などです。
また、上記の高校の2017年公立入試の確定倍率でランキングを作ってみると
・ 1位 市立橘(国際) 1.87倍
・ 2位 新城 1.75倍
・ 3位 多摩高校高校 1.57倍
・ 4位 横浜SF高校項 1.50倍
・ 5位 市立金沢高校 1.48倍
・ 6位 市立桜丘高校 1.47倍
・ 7位 市ヶ尾高校項 1.38倍
・ 7位 横浜国際高校 1.38倍
・ 9位 光陵高校高校 1.37倍
・ 10位 海老名高校項 1.36倍
※ 表に出てくる30校の平均倍率→1.34倍
さすが難関校という感じで、倍率は公立上位校よりさらに上がっています。
しかも成績表に4か5しかないような生徒がこの高倍率で受験するわけですから、戦いも熾烈を極めるわけです。
ちなみにランキングのトップ3の黄色の高校は川崎地区の高校です。それだけ川崎地区には
成績上位者を集めるほどの魅力ある高校が多いのでしょう。
また、2位~6位の高校は毎年同じような倍率になっていますので、安定した人気を集めています。
【表②】
表②は合格者平均得点です。先ほどのランキングの高校を合格者平均得点(5科)でみてみると、
・ 1位 市立橘(国際) 341.1点
・ 2位 新城高校高校 366.6点
・ 3位 多摩 高校高校412.1点
・ 4位 横浜SF高校項 424.1点
・ 5位 市立金沢高校 399.1点
・ 6位 市立桜丘高校 381.0点
・ 7位 市ヶ尾高校項 377.5点
・ 7位 横浜国際高校 394.4点
・ 9位 光陵高校高校 407.4点
・ 10位 海老名高校項 388.2点
ついに400点越えの高校が出てきました。(10校中3校)さらに表の中はもう3校(神奈川総合(個性化C)、希望ケ丘、横須賀)あります。
模擬試験で受験生が400点を取るのは大変です。さらに大変なのは400点台は取れても410点、420点と点数を伸ばしていくのがとても難しいのです。
この時期から400点越えを目指していくには、各科目の完成度を上げていく必要があります。具体的には、
英語・数学・国語・理科・社会で100点が取れる
ように受験の準備をするということです。受験の準備とは、
「暗記科目の知識を蓄える」
「解答時間を節約した解き方を訓練する」
「問題文の速読の練習する」
「解答する問題の順番を工夫する」
「自分の手に合う文房具を揃える」
など多岐にわたります。英語や数学は5点の問題を4つ間違えただけで80点です。国語なら選択問題は4点なので5つ間違えたら80点です。
理科や社会の選択問題は3点が多いので6つまで(82点)間違えられます。
逆にいうと、ミスだろうが本気で間違えようが各科目とも上記の数しか間違えてはいけないのです。
どうでしょう…たったこれだけしか間違えられないと感じますか?しかし、公立難関校を目指すなら、ここからさらに1問でも間違える問題を減らすための努力が求められるのです。
また生徒によっては、試験中に見切りをつけて失点を3問以下に抑えて、確実に90点以上を取れるように見直しをする作戦をとるのはアリだと思います。
記述問題が苦手な生徒は、そこでの失点を見据えて記号問題は必ず全問正解するという作戦も良いと思います。
このレベルになってくると、陸上競技でコンマ何秒を削るような感覚を覚えます。
今自分にどんな勉強が必要かよく考えて、どんな作戦にせよ実行できるように各科目100点を取れる学力を鍛えましょう。
最後までお読みいただきありがとうございます。
下のボタンを押していただけるとうれしいです!
↓↓↓