突然ですが問題です、「12-7はいくつでしょう」
この問題で答えを出す際によもや、
と、頭で計算している大人は少ないでしょう。きっと、
と、即答していると思います。そして、「どうして12-7=5になるの?」と聞かれて、はじめて最初の式を思いだすのです。つまり、大人の多くは「12-7=5」になることを過去の経験から覚えているから、即答できるのです。
毎週月曜日は、戸塚校で私の初めての生徒となったYちゃんと、繰り下がりの引き算の計算スピードを上げるべく、授業で色んなことに挑戦しています。
ここ2週は繰り下がりの引き算の50マス計算でタイムアタックをしていますが、とある計算でいつもテンポが悪くなることに気付きました。それは、6・7・8・9の段の引き算が弱いということです。
具体的には、「13-6」や「16-7」で、手が止まってしまい、少し考えないと答えが出てこないのです。ということは、逆に「6+7=13」や「7+9=16」が自然と答えが出るレベルまで、答えを暗記できていないのかもしれません。
小学2年生ということもあり、60分の授業で50マス計算のタイムアタックに集中して挑戦できるのは2回までです。今日の時点では4分を切るのがやっとでしたが、夏休み中に3分を切りたいと思っています。
さらに、上記のような引き算の基礎を固めた上で、「73-48」のような2ケタの繰り下がりの引き算を暗算で素早く解けるようにしていきたいです。(現時点でも暗算はできてますが、遅いことはYちゃん自身も自覚しています)
そして、計算スピードの向上と同時並行で、秋以降に学習する単元の予習を進めていますが昨日は思いがけないことがありました。
テキストでは3つの数字の足し算(答えは2ケタまで)を学習していました。そして、パソコンで復習をさせていたのですが、問題がどう見ても2ケタの数字3つで足し算する問題で、答えも3ケタになっていました。
「ありゃ、この問題はさっき勉強したやつと似ているけど、Yちゃんには早かったね」と違う問題を解かそうとしたのですが、Yちゃんは普通に計算して答えを出していました。しかも暗算で解いていました。
確かに計算自体は、答えが2ケタだろうが3ケタだろうがそれほど変わらないです。(繰り上がりが2回あった程度)それでも、初めての計算問題で躊躇なく解くんだから、子供の成長力には目を見張るものがあります。
小学2年生までは、学校の授業スピードも緩やかで、ついていくだけなら塾は必要ありません。しかし、ここで1つ上の学年の予習ができるかどうかで、『小3の壁』を難なく越えられるかが見えてきます。
小学2年生のうちは、計算力に磨きをかけておけば上々です。(ただ解けるだけではダメ)さらに、早い段階で先取り学習ができれば、『小3の壁』の存在など忘れるくらいの高さで乗り越えちゃうんじゃないでしょうか。
因みに、上の方でYちゃんが苦戦している6・7・8・9の段の引き算の暗記ですが、乗り越える方法を1つご提案したいと思います。それは、日々の生活の中で突然「6・7・8・9の段の引き算」の問題を出すのです。
例①:「おはよう。ところで、15-8はいくつ?」
例②:「お外に出かける時は帽子をかぶってね。そういえば13-9っていくつだっけ?」
色んなところで、何度も問題を出されると、答えを暗記してくると思います。ただ、ご飯を食べる前に「いただきます。あっ12-6は?」なんて聞いてしまうと、「先にご飯食べさせて!」と言われてしまうかもしれません(笑)
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