内申で『3』以上を取るために②【目的意識/具体策】 | 横浜市東戸塚にある個別指導塾教室長のブログ

横浜市東戸塚にある個別指導塾教室長のブログ

神奈川県の公立高校入試の受験情報や小・中学生の学習指導について綴っていきます。

関連記事→

内申で『3』以上を取るために②【目的意識/現状把握】

内申で『3』以上を取るために②【目的意識/目標設定】

 

 

昨日、初めてブログにコメントをいただきました。子育てママさん、ありがとうございます!

コメントに書いてくださったように、同じ内申『4』でも観点合計が14と17では意味合いが違ってきます。

 

苦手な科目が観点合計14でギリギリ『4』だったら「内申4が取れて良かったね。」となりますし、期待していた科目が観点合計17で『4』だったら「あと1点あったら内申5だった⤵」と残念な気持ちになるでしょう。

 

しかし、「あと1点で内申が『5』になる」と成績があがる道筋が明確になれば、4観点のどれを上げようかと考えるようになります。成績表はただもらって、内申の数字に一喜一憂するものではなく、それを分析して内申UPに向けた行動を始めるツールなのです。また、特に成績が低い生徒に言えますが、成績があがる道筋を明確にしてあげることでやる気UPにつながることがあります。

 

よく塾の先生は成績が上がらなかった生徒に対して、「今回は努力が少し足りなかったみたいだね。次はがんばりましょう」なんて励ましの声を掛けます。生徒とのそんなやり取りを見る度に『がんばっている生徒に、次はもっとがんばりましょうは励ましの意味がない』と感じていました。もし私だったら、

 

『関心・意欲・態度の観点がC゜→Bに上がれば、観点合計が11点になって内申『3』になるじゃん。提出物の評価点が低いなら、一度内容を見てやるから塾に持ってこい』

 

と具体的にアドバイスします。曖昧な上辺だけの励ましをするくらいなら、成績が上がらなかった原因を明確にして、建設的な助言をするべきです。

 

さて、今回はこの『建設的な助言』に視点を当てて、私がこの1~2年で経験した生徒とのやり取りをもとに、設定した目標を達成するための具体策について書いていきます。

 

まず認識していただきたいのは、

 

『関心・意欲・態度』『思考・判断・表現』『技能』『知識・理解』の4観点共通の評価方法は、『授業における行動』と『ノートやワークシートの内容』である

 

ということです。つまり、『授業態度が悪い生徒』という印象を持たれてしまった生徒は『関心・意欲・態度』の観点が下がるだけでなく、他の3つの観点まで下がる可能性が出てくるということです。

 

そこで、『授業における行動』で生徒に助言したのが以下のものです。

 

先生に当てられたら、間違ってもいいので自分の考えをしっかり言う(分かりませんはダメ)

先生に質問するときは、授業終わりに先生が廊下に出た後で、先生が「イエスorノー」で答えられる質問をする。

副教科の移動教室の時は、先生の教壇やピアノの前の席につくようにする。

副教科の実習で分からないことがあれば、友達に聞いて授業に参加する意欲を見せる。

提出物はクラスで誰よりも早く提出する。(提出期限は厳守が当たり前)

★授業中はひたすら先生の目を見るようにする。先生と目が合ってしまったら慌ててそらす。

 

①~⑤については私自身が中学生の頃に実際に行っていたことです。①や②は、中学生の男子は自分から挙手するような目立つ行動は恥ずかしいので、先生に当てられたら出来る限り真面目に答える努力をします。また、廊下で質問すればクラスの友達にあまり見られないので目立ちません。次の授業の準備で、質問を面倒くさがる先生も「イエスorノー」の簡単な質問(例、「連立方程式は加減法でも代入法でも、自分の好きな解き方で解いていいですよね」)なら、答えてくれやすいと思います。

 

③・④は私が副教科が苦手だったので、どうやって先生に授業に意欲的に参加してますアピールができるか考えた方法です。実技で高評価が得られる自信がなければ、学習意欲や授業態度を良く見せるしかありません。⑤も同級生より自分の方が真面目に取り組んでいる印象を先生に持ってもらうために行っていました。

 

★は生徒が考え出した先生へのアピール方法です。確かに授業や先生に関心があることは伝わると思います。また、目をそらすのはそのまま見てると先生に「質問があるのか」と当てられてしまうのを防ぐためだそうです。しかし、こんな方法でも『関心・意欲・態度』の観点を上げた生徒がいたので、バカにできません。何とかして成績を上げたい生徒の必死さが先生に伝わったのかもしれません。

 

私は生徒が自分の頭で考えた内申UP方法の自慢話を聞くのが大好きです。それは生徒が目をキラキラさせて、いかに先生たちから内申を勝ち取ったか得意気に語る姿がカッコイイからです。そして生徒の「何が何でも内申を上げてやる」という本気の気持ちを感じるのです。

 

最後に『ノートやワークシートの内容』について、生徒が付箋や塾のテキストの解説ページのイラストのコピーを張り付けて作った学校の課題のワークシートを参考に、私が書いた理科のノートを添付します。ノート提出の評価だって、書き方の工夫次第で上げられます。

 

【中学1年生の理科】

 

 

 

最後までお読みいただきありがとうございます。

下のボタンを押していただけるとうれしいです!

↓↓↓

にほんブログ村 教育ブログ 塾教育へ

 

にほんブログ村 受験ブログへ
にほんブログ村