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個別指導塾に通う生徒には学習意欲の低い子が多く、そういった子から「なんで勉強しなくちゃいけないの?」と質問されることがよくあります。その質問をされる度に、私は「じゃあなんで通塾してるの?」と生徒に聞き返したい気持ちになります。
生徒はもちろん、保護者様も高校受験の内申事情を知らないために「オール3くらいあればいい」と考えがちですが、実際はそこまで楽観できません。
【藤沢市近辺の公立普通科・総合科高校】※H29新教育研究協会
●平塚湘風高校(内申:60)
●寒川高校(内申:62)
…………………………………9科で2より3の方が多い壁
●綾瀬西高校(内申:70)
●茅ヶ崎西浜高校(内申:75)
●横浜緑園高校(内申:77)
…………………………………オール3の壁
●藤沢総合高校(内申:86)
●藤沢清流高校(内申:88)
●茅ヶ崎高校(内申:93)
【藤沢市近辺の私立高校】※併願優遇基準・H29新教育研究協会
●柏木学園高校【スタ・情報】(内申9科:24)
●横浜学園高校【普】(内申9科:25)
●横浜商科大学高校【商】(内申5科:14)
……………………………………………オール3の壁
●藤沢翔陵高校【商】(内申5科:15)※男子校
●湘南工科大学附属高校【技】(内申5科:15)
●湘南学院高校【スタ】(内申9科:28)
●横浜清風高校【総進】(内申9科:28)
●アレセイア湘南【進学】(内申9科:32)
藤沢市の場合、内申がオール3を割ってしまうと公立・私立ともに高校の選択肢が減ります。そのため、去年は公立の専門学科(工科高校や農業高校)の倍率が上がりました。
ここで、最初の生徒の質問に対する私の答えですが、
「内申でオール3以上取って、少しでも優位に受験をして、高校に合格したいから」
と言います。つまり、『高校合格』という目的意識が大切なのです。「中学生になったばかりで高校のことなど考えたこともない」と生徒らは言いますが、オール3以上を取らないと高校の選択肢が少ないことは、考えてみれば分かります。
そして中学3年生になる頃には、各高校の特色を鑑みて『この高校に行きたいな』という気持ちを持って欲しいです。その気持ちは『高校合格』という目的意識をより鮮明にしてくれます。
基準内申が多少足りなくても合格していく生徒は、この目的意識を早めに持って、強く意識していました。根性論を振りかざしたいわけではありませんが、これからの2ヶ月を支えるのは生徒の『合格したい』という強い気持ちです。この気持ちの前には、私たち講師の励ましの言葉など空虚なものです。
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