先日の記事→小学5年生(女子生徒)の指導は難しい
11日に教室長とAちゃんの件で、どのような対応をしていくか話し合いをしました。私の意見は、『夕方に補習授業をしてあげる』です。その場合、3人一緒ではなく、Aちゃんのみに行います。理由は、AちゃんがどうしてもBちゃんを気にしてしまうと感じるからです。それにマンツーマンなら、学校や家、もしくは塾での愚痴の1つも話してくれるかもしれないですし。
塾の講師になって色んな生徒を見てきて感じるのは、人見知りの子であっても話を聞いて欲しいと思っている子が多いことです。そのため、『生徒の話をまずは聞く』というスタンスで接しています。
Aちゃんに補習を提案するときは、「前回の授業では説明しきれなかったことがあるから、マンツーマンで集中して説明させてくれないかな」と長い時間補習をするわけではないことと、こちらからお願いする姿勢であることが大事だと思います。
Aちゃんにとっては「何で補習にこなきゃいけないんだ」とか「何か注意されるんじゃないか」など気に障ってしまうかもしれません。塾としてはまず、『つまづいている分数の計算や図形の面積を何とかしたい』という想いでAちゃんと向き合って、授業中に今Aちゃんが感じていることを話してくれたらいいな、くらいで接してみるのがいいのではと考えています。
間違っても「他の子がいると気になっちゃうでしょ」とか「勉強遅れちゃうから張ろうか」と言わないようにしないと、「誰も他の子のことなんて気にしてない」「算数なんて嫌いだから分かんなくてもいい!」ってAちゃんに言われてしまい、余計心を閉ざしていまいかねません。かといって慎重になりすぎると、腫れ物をさわるような態度になってしまいAちゃんが傷ついてしまいます。
教室長は「その意見は悪くないけど…」と言ってました。教室長自身は来週も冬期面談で忙しいし、他の講師に頼むと時間給が発生します。個別指導塾の補習は無料なので、赤字を考えると他の講師に頼むのも難しいです。
さらにAちゃんだけ補習をしてあげると、BちゃんやCちゃんが「Aちゃんだけずるい」と言いかねません。するとBちゃん・Cちゃんにもマンツーマンで補習をする事態になって、余計に経費が掛かる可能性があります。
それでも教室長は、「冬期面談前にAちゃんに聞いてみて、もしOKだったら補習をやろうかな」と言ってくれました。1対3の通常授業では他の子もいますので、Aちゃんだけを見るわけにはいきません。しかし、現状を打破するためにAちゃんが何を考えているのか教えて欲しいので、補習授業がそのきっかけになればいいなと思います。
教室長からは早くも冬季講習のオファーをいただいているので、Aちゃんとはもう1回くらいは一緒に授業をするかもしれません。また笑顔で再会したいので、教室長とは状況確認と意見交換をしっかり行っていきたいです。
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