活字の隙間にぞろりと蠢く。 -4ページ目

そういえば、月曜は休館日でした。

さて、今日からまた一週間の始まりです。
午前中は寝起き気分で仕事をして、ようやく頭が起きてきた昼休み。
図書館へ行こう!
と、意気揚々と雨の中出かけたのですが。

・・・閉まってましたガーン

どうしても何か読み物を手に入れたかったため、その足で紀伊国屋へ。

昼休みのタイムリミットはあと10分。
大急ぎで選んだのがこの二冊です。

若い読者のための短編小説案内/村上 春樹

¥470
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約束された場所で―underground 2/村上 春樹

¥500
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突如、村上春樹な気分になったらしい。
まだぽつぽつと気の向くままに拾い読みをしている段階ですが、
今決めました。

キラキラ村上春樹強化キャンペーン(個人事業)を始めますキラキラ

本格チキンカレーを作ろう 其ノ二

「本格」のカレーを作るとき、一番にするべきこと。

タマネギを炒める。

弱火で、できれば一時間くらい。
繊維がぐずぐずに崩れて、きれいな飴色になるまでねちっこく

これが厄介な作業なのですが、
まるで料理番組のごとく(笑)昨日のうちに仕込んでおいたものがここにございます。
   
       ダウン


 ということで、昨日の続きを始めましょう。

 (5) すりおろした大蒜と生姜、カレー粉を
 適宜加えて炒めます。

 いまだにこの「適宜」の適正範囲がはっきりしないのですが、
 好みでいいんだそうです。
 いいことにしましょう。

 (6) トマトピューレ、ヨーグルト、鶏肉を投入します。
 
 (7) ひたひたに水を加え、一時間ほど(またかむっ
 弱火で煮込みます。

 (8) ときどきかき混ぜたり、味見をしたりしながら
 一時間の有効な過ごし方を考えてみましょう。


って、やることは大抵読書と相場が決まっております(当社比)。
ここで問題とすべきは、時間が限られているときにはどんな本を選ぶべきか
この一点に絞られます。

あまり夢中になってしまうようなものはいけません(鍋底を焦がしてしまいます)。
とは言え、どうせ読むなら面白いに越したことはない。

そこで、短時間で集中できる分量のものでなおかつ面白いもの。

手裏剣たとえばこんなのはどうでしょう手裏剣
 
ま・く・ら/柳家 小三治

¥700
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まくらの名手・小三治師匠による、まくらだけを集めた本。
「どうも、枕探しの小三治です」なんてことを言っておりましたが(笑)

今日はその中の「ニューヨークひとりある記」と「めりけん留学奮闘記」を、
師匠の絶妙な「間」のリズムを意識しながらゆっくりと読む。
読後の充実感を得つつも、鍋の中でカレーはすっかりよい感じになっております。

(9) 各種調味料で味を整えます。

とりあえず、塩とガラムマサラ。
このガラムマサラってのは漢方薬と大差ない代物なんだそうですね。
匂いもまさにそのものです。

あとは好みで手当たり次第に。
チャツネ、コーヒー、味噌、醤油、ウスターソース、ヨーグルト、
ケチャップ、チョコレート、バター、など。

(10) あとは美味しく召し上がりましょう。

追記  サツマイモ、インゲン、スライスアーモンドをマヨネーズで和えた
スイートポテトサラダを一緒に作りました。
カレー共々、まあまあの出来です。

本格チキンカレーを作ろう 其ノ一

唐突にカレーが食べたくなることがある。
しかもルーを使わないカレー。

ということで大量のタマネギを炒める前に取り出すのがこの一冊。

華麗なる食卓 美味なるレシピ編/森枝 卓士

¥945
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手軽に作れるものからこだわりの本格派、
シェフの手による創作カレーまで、カレーづくしの一冊。
パラパラめくるだけで、カレー気分を盛り上げてくれます。

いい具合にテンションも上がってきたところで。

今日作るのは、メラメラチキンカレーメラメラ

ひととおりの手順に目を通し、
ついでに今回作るつもりのまったくないレシピにも目を通し、
さらにコラムも再読。

一読し終わったところで、カレーというのは私たち日本人の想像を遥かに超えて
懐の深い柔軟な料理なのだなあ、と 遥か遠いインドへ、
そして世界へと思いを馳せつつ調理開始!

(1) タマネギをおろし金ですりおろします。

しかし。
コレをやるといつまでも指先のタマネギ臭さが抜けないので、
今回はみじん切りにしました。

(2) サラダ油を熱し、タマネギを炒めます。

はじめは中火で、ふつふつと言い出したら弱火にします。
焦げないようにかき混ぜながら、そのまま一時間。

(3) BGMは時間配分を考え、単調にならないものを選びましょう。

CDたとえばこんなのはどうでしょうCD

新日本語学校/ラーメンズ

¥3,000
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ラーメンズの名作コントシリーズ「日本語学校」がCDになりました。
昔のライブで限定発売したCD(かなりのプレミアがついてるんだってね)に
新作コント「不思議の国のニポン」を加えたもの。

鍋底をかき混ぜながら、時折吹き出すもよし、
笑えなくなる程繰り返したら、
コバヤシ先生の後に続いてニポン語を勉強するもよし。
いずれにせよ不審者扱いは免れませんが、
楽しく一時間を過ごすことができるでしょう。

(4) タマネギの繊維がグズグズになって、キレイな飴色になったら火を止めます。

とりあえず今日はここまでにしましょう。
実は、明日の夜食べるつもりで作っておりましたので。

続きはまた明日ドキドキ


追記  タマネギを地道に炒めることで、甘味を最大限に引き出すことができます。
事実、一切調味料を加えずひたすら炒め続けたタマネギは、感動的なまでに甘くて美味しゅうございました。