本格チキンカレーを作ろう 其ノ二 | 活字の隙間にぞろりと蠢く。

本格チキンカレーを作ろう 其ノ二

「本格」のカレーを作るとき、一番にするべきこと。

タマネギを炒める。

弱火で、できれば一時間くらい。
繊維がぐずぐずに崩れて、きれいな飴色になるまでねちっこく

これが厄介な作業なのですが、
まるで料理番組のごとく(笑)昨日のうちに仕込んでおいたものがここにございます。
   
       ダウン


 ということで、昨日の続きを始めましょう。

 (5) すりおろした大蒜と生姜、カレー粉を
 適宜加えて炒めます。

 いまだにこの「適宜」の適正範囲がはっきりしないのですが、
 好みでいいんだそうです。
 いいことにしましょう。

 (6) トマトピューレ、ヨーグルト、鶏肉を投入します。
 
 (7) ひたひたに水を加え、一時間ほど(またかむっ
 弱火で煮込みます。

 (8) ときどきかき混ぜたり、味見をしたりしながら
 一時間の有効な過ごし方を考えてみましょう。


って、やることは大抵読書と相場が決まっております(当社比)。
ここで問題とすべきは、時間が限られているときにはどんな本を選ぶべきか
この一点に絞られます。

あまり夢中になってしまうようなものはいけません(鍋底を焦がしてしまいます)。
とは言え、どうせ読むなら面白いに越したことはない。

そこで、短時間で集中できる分量のものでなおかつ面白いもの。

手裏剣たとえばこんなのはどうでしょう手裏剣
 
ま・く・ら/柳家 小三治

¥700
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まくらの名手・小三治師匠による、まくらだけを集めた本。
「どうも、枕探しの小三治です」なんてことを言っておりましたが(笑)

今日はその中の「ニューヨークひとりある記」と「めりけん留学奮闘記」を、
師匠の絶妙な「間」のリズムを意識しながらゆっくりと読む。
読後の充実感を得つつも、鍋の中でカレーはすっかりよい感じになっております。

(9) 各種調味料で味を整えます。

とりあえず、塩とガラムマサラ。
このガラムマサラってのは漢方薬と大差ない代物なんだそうですね。
匂いもまさにそのものです。

あとは好みで手当たり次第に。
チャツネ、コーヒー、味噌、醤油、ウスターソース、ヨーグルト、
ケチャップ、チョコレート、バター、など。

(10) あとは美味しく召し上がりましょう。

追記  サツマイモ、インゲン、スライスアーモンドをマヨネーズで和えた
スイートポテトサラダを一緒に作りました。
カレー共々、まあまあの出来です。