全国で「グラウンド・ゴルフ」(略称GG)の愛好者は、360万人位と言われています。
先に、公益社団法人「日本グラウンド・ゴルフ協会」が、GGが健康に及ぼす効果に
ついての調査をした結果を発表しました。
(H28年10月25日発行、『Jccaだより Vol.120』による)
※調査の概要
☆調査年度 H27年度、
☆対象者 GG愛好者266名。 一般高齢者259名。
☆調査項目 ・身体特性(体重他) ・肺活量 ・骨密度 ・ロコモ度テスト
・握力 ・生活習慣に関するアンケ-ト
※調査結果について
☆GG愛好者は、一般高齢者と比較して、ロコモ度1・2に判定されるリスクが
40%以上低くなっていました。
・ロコモ度1--体を支えたり、動かしたりするための
運動器(筋肉・骨・関節・神経等)の機能が低下し
ている状態です。
・ロコモ度2-- 〃
運動器の機能の低下が進行している状態です。
☆GG愛好者は、一般高齢者と比較して歩幅が大きいことが分かりました。
(高齢期に歩幅を維持することは、転倒予防に重要です。)
※まとめ
・今回の調査により、生涯を通じてGGを楽しむことによって、
ロコモティブシンドロ-ム予防や転倒の防止に繋がる可能性が高いことが
明らかになりました。
これらの結果から、GGを日常的に行うことにより、運動器が鍛えられ、
心の健康も維持され゛健康寿命の延伸゛に繋がることが期待されます。
仲間とGGを楽しむことで、人と接する機会が増えたり、体を動かす時間が
確保されたりすることにより、心身に良い結果が表れたと考えられます。
※追伸
・GGは、「いつでも、どこでも、だれでも」できる生涯スポ-ツとして、
昭和57年(1982年)に誕生しました。
・GGは、昨年の平成27年の和歌山国体から公開競技種目となりました。
※下記写真は、京丹後市網野町 「八丁浜シ-サイドパ-ク」で、
海を見ながらGGを楽しむ市民。
※下記写真は、小雨の中プレイするGG愛好者。
峰山町にある「途中ケ丘公園」(日本GG協会公認コ-ス)。