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窓もカーテンも全開。
光も風も春を歌う。

庭に出た猫の「ジジ」も鼻を天空に突き上げクンクンと春の香を楽しんでいる。

木々も花々もジジに負けじと、大空に届かんばかりに背伸びしているようだ。

プランター3つから、あふれるように大収穫の白菜とレタス。
早速 ブランチのサラダに添えれば 一際甘さが広がる。

春の光を浴び 風に吹かれながら、一気に春になった午後の自然を歩き回り遊ぶ。


絵本作家のターシャ・デューダーは言う。
「人生は短いの好きな事をしなきゃ」
「よくみると美しいもの素敵なものが沢山あるの。気付かないのは勿体ないから、ゆっくりお茶するの」
「創造力を枯らしてはダメ」
「春は奇跡ね!」
ローソクを手作りして使うのは
「沢山の美しいものに気付きたい、感動を共にしたいから静かな時間をもつの」

自然を大切に、自然の中で生活するターシャの心は平穏で透明だ。
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早々にスノーボールの花が咲いた。

手折って活けた花の前で一日読書が出来た。

「学如不及、猶恐失之」
学問をするには追っても追っても追いつくことができないものに追いつこうとするように絶えず休みなく努めて、猶お之を見失って追いつくことが出来なくなるのではないかと、恐れるような気持ちで勉強しなければならない」

強く吹く風に木々が揺れる。
何処へ行くのか日本の行方。
衆院予算委員国会中継も迷走の風が吹く。
「八風吹不動天辺月」 天辺に冴え渡る月のように、どのような風が吹いても動ずることなく、誠を貫き通す覚悟を持て。


………
二回目の体験で分かったこてがある。
昨日、誘われ温泉へ行った。
非常に好感を持っていた温泉が、再度行ったことによって違ってきた。
総合的な見方、感じ方を体験してなかったこと。
雰囲気、環境の変化等などで全く違ってきたことを、とても残念に思うことだった。


「壮にして学べば、則ち老いて衰えず、老いて学べば、則ち死して朽ちず」

貝原益軒「養生訓」を学ぶ会で、北九州から通う一人の会員が語って下さったのに感動したことがあった。
「年をとればとるほど、学びたくて学びたくてたまらないの。どうなることかと困るくらい。」


幸せなことに、家事も早々に終え読書三昧。

日だまりからいつの間にか薄明かりの窓辺に寄って 夢中で読書していた。
心 躍動するのを抑えながら「人間学の学び」を読み続ける。
きっと 村上和雄氏のいう遺伝子のスイッチは「オン」になりっぱなしだったのだろう。

気付くと6時を過ぎ、シルバーグレイの空と高速道路のライトが薄明かりに 優しく灯る頃となっていた。