ラッシュのバスに乗り、地下鉄を端から端まで乗り、西鉄香椎電車に乗り換えて、やっと目的地に着く。

さんさんと朝の太陽が降り注ぐその町は優しく光り輝いていた。
地域活動の役員の方々への講座が始まる。

さすがだ。
穏やかに、落ち着かれた方々のお顔はすっくと前を見て輝いていた。


思えば、数十年前、押し迫った年の瀬だった。
珍しいほどの温かい小春日和に、子供二人は一日愛らしいフリーパスの腕輪を付け、嬉々として思う存分遊ぶ。

母の私は とろけるような心地良さで 花壇側の芝生で読書の一日。
ヘルマンヘッセの「郷愁」を読み上げる。

汗がにじむほどの小春日和に子供達と過ごした、その遊園地のある町だった。

講座へ向かうことで、懐かしい想い出に触れられたことに感謝しよう。


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青空に白い雲が色々な形を創ってはながれていく。
幹だけになった、広がる楡木の枝先いっぱいに雀の集団が大コーラス。

立春の今日に相応しく、「春」を声高らかに囀り続ける。

空青くして広がり、
木々に囀る小鳥達は、何を臆することなく、
「全て世はこともなし」と語りかけているではないか。
いいことばかりが始まる「立春」

「早春賦」
春は名のみの 風の寒さや谷の鶯 歌はおもえど
時にあらずと 声も立てず
氷解け去り 葦は角ぐむ
さては時ぞと 思うあやにく
今日もきのうも 雪の空
今日もきのうも 雪の空

春と聞かねば 知らでありしを
聞けば急かるる 胸の思をいかにせよとの
この頃かいかにせよとの この頃か

昼下がり
由布で田舎暮らしの友からの便り、
そこには生まれてくる生命がいっぱいに感じられる。

…………カタクリの花、水芭蕉、ハクサンチドリ、
リュウキュウキン、九重では蕗の薹。……………
手作りのジャムやトマトケチャップ等に
囲まれて食事たのしんでいるよ。………………

童話のような自然の優しさが続く1ページです。


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節分の今日も寒波到来。

天気予報も零下を表示する地方が広がっていく日本。
冬将軍の鼻水も凍りつく。

こんな日の今日は幸いにして在宅。
庭の梅を眺めては日だまり読書に没頭。
読書は………体は「静」でも心は「躍動」で震えるほどだ。

そんな折 宅急便が届く。依頼していた書籍だ。
真新しい印刷の匂いがするような本6冊。

何と嬉しくワクワクすることだろう。
「子供と声にだして読みたい(論語)百章」
「自分を育てるのは自分」
「子供と声を出して読みたい日本の詩歌」
「スイッチ・オンの生き方」


花の華やかさにも劣らぬ美しい郵便物が届く。

その豊かな感性と優しさで芸術性高くバッケージされた包み「福豆」

梅の香のように気品ある、
まさに立春を運ぶ女神のような友から、
奉納豆を頂き感謝だ。

「……………
まもなく 立春
新たな命にワクワクする
季節に楽しみも……………………また 一年のよい始まりを願って。」
と 嬉しいメッセージが添えられていた。