生来、腰骨をキリッと立ててないと気持ちが悪い。
お気に入りのファッションで、腰骨を立て 闊歩する時の自分が大好きでもある。
だからグニャグニャとして歩くことは嫌いだ。
ある時、真っ赤なカシミアのコートを着て 高いヒールで地下街を歩く私を見ていた知人が 後々言ったことがある、「シャンゼリゼ通りを歩いてる人のようでした。」
幸いにして 子供達も姿勢がいい。
特に 娘は「バレーをやってるのでしょう」と よく声をかけらるようだ。
立腰は一生の免状を身につけることになる と 尊敬する哲学者 森信三先生はいう。
森信三先生の本を読み感銘を受け 「これだ!」と琴線に触れて以来、いつも心に留めている「躾の三か条」がある。
特に、必要に応じて話し、コピーして渡すことをして数十年になるだろうか。
「生き方の基本」
1、朝の挨拶が出来ること
2、呼ばれたら必ず「ハイ」とはっきり返事が出来ること。
3、履物を揃え、椅子を入れる。
開けたら閉める。
腰骨を立てる(立腰)
「時を守り、場を浄め、礼を正す」
---この世は時間と空間と人間関係で成り立っている。
時が時間で、場が空間、礼が人間関係で それを統一するのが立腰であるという宇宙間。---
森先生は、天と地を繋ぐ学問「全一学」を確立された哲学者。
しかし、先生の真の偉大さは、そうした崇高な真理を究められた上で、我々一般庶民のところまで降りてきて、易しい言葉で道を説く。
それは京都大学で西田幾多郎先生に学ばれ後、一教師として野に下り、生涯を真理の追究と庶民の教育に捧げられた生き方からくるものだと思う。
(一部「致知」より抜粋)

