半年振りだろうか、友が訪ね来た。

煮物が得意な友は「ハチクとカボチャの煮物」をお重一杯にして。

濃紺のテーブルクロス、ツユクサのコンポートには枇杷がこぼれるように盛られる。
庭の枇杷の木からの収穫という。

語り合った。
話の一つに、人生の先輩はこういう事だと感銘を受けたことだった。

友の知人夫妻が定年退職した時のこと、その家の御祖母様から感謝状が二人に送られたという。

自分は幸せ袋を一杯にさせて頂いた。
今からは二人の「幸せ袋」を一杯にして下さい。

その後、どんなことであっても、笑顔で認めて下さる、素晴らしい御祖母様だったという。

御祖母様亡き後に、二枚の感謝状は額に入れて飾られているという。

なんと心意気ね素晴らしい、人を讃える美しい姿勢なのだろう。

感動と共に、深く学ぶことができた。
海風が白いカーテンを巻き上げる。
重なる緑のコラボネーション。

長閑な昼下がりの書斎、
竹富島の黒砂糖と日本茶を頂きながら一息入れる。

思いを巡らす八重山諸島。
行くはずだった旅
急遽、行けなくなった旅

八重山諸島とは、上空から見ると、沢山の島が重なって見える由縁だという。
石垣島を中心に竹富島、由布島、西表島、与那国島、そして最南端の波照間島。

数年前、宮古島に行った時の海は美しかった。
さぞ、諸島の海は言葉に尽くせない美しさだったろう。

日本最南端の島々の美しさに、思いを巡らせている間にも、ニューギニアではマグニチュード7. 3の地震発生。

地球は生きている。
地球の中心では何が起ころうとしているのだろうか。
自然のエネルギーの行く末は神のみぞ知る。


「昨日は思い出のために
明日は夢みるために
今日は今ここにあるその時を楽しむために」

今日誕生日の友に
このメッセージを送る。
キッチンの出窓に雨音がリズミカルに心地良い。

雨の降る日はマーマレードづくりを楽しむ。

もっこり大きな糸島育ちの甘夏、むけばパチパチに実が弾く。

あの人この人に思いを馳せ、差し上げたく、大量のマーマレードづくりに入る。

窓からは雨に潤う緑が目を離さない。
そんな時は急がず、籐椅子に座って緑と語ろう。

雨のシャワーに生き生きとした緑は、滴を溜めてはピコポコと揺れ、頷いているよう。

……………
緑のきみも疲れたろう
しばし、炎天にさらされながらも
新芽をフルフルと伸ばし続けていた。
ほら、限りなく降り続く
雨をたっぷり飲んで、飲んで……
ゆっくり、ゆっくりでいいのよ
緑のきみはいつも慈しみ深い
葉が茂り、その下で人は憩う
葉が茂り、大地の草花は安心してそよ風にフルフルゆれる
緑のきみが雨を浴び
ほら、そんなに優しく憩ってる
そんな時の緑のきみが大好き、
しばらく、こうして、緑のきみと語ってましょう。
そんな私が大好きだから
…………