実家の父は山愛好家だった。
日本地図に、登った山が赤エンピツでびっしりぬられていた。

まだまだ登山そのものが一般化されてない頃から、コツコツ登っていたようだ。

書斎には植物採集したり、登った山などのスケッチ、山積みした押し花、石の収集(地球の骨の突出部が歳月と風雪を越えてさらけ出された姿)。
顕微鏡や「ドウラン」等も一緒に。


「孤高の人」新田次郎著
を読み始めた今日。

驚いた!

行間に父と重なることが多い。

三菱造船のエンジニアであること。
常に未知の開発に向かっていること(技術者として勲章をいただいている)。
人に流されることを好まなかったこと。

黙々と山に魅せられ登っていただろう父と重なる。

海から届く風の入る書斎で、一気に上巻を読み上げた時は、久しぶりの美しい夕空が広がっていた。
雨が降ってない!
日が射す朝!
青空だ!

樹海の上を赤トンボの群。
セミもここにありと、ひと時ないていた。

悲しいことに、雨の被害は広がるばかり、大きな爪痕をのこして、あちこちで梅雨明宣言がだされる。

天行健なり、以って君子自ちょうして、息まず。

天の日月の運行は健やかで、一刻も休むことはないのだ。

心を据えて、穏やかな日々を送れることに感謝しよう。

ブランチの前に身の引き締まる文章に触れ、心地好い一日となる。

深沈厚重は是れ第1の資質
磊落豪雄は是れ第2の資質
聡明才弁は是れ第3の資質

どっしりと深く沈潜して厚み・重みがあるのは人間として第1の資質

大きな石がごろごろしているように、線が太くて物事にこだわらず、器量があるのは第2の資質

頭がよくて才があり、弁が立つのは第3の資質

呂新吾「呻吟語」


素晴らしい人生を送り、素晴らしい社会をつくっていくのに必要なものが三つ。 勇気、行動、愛情
勇気と行動だけでは
戦争に結びついてしまうことがある。

行動と愛情だけでは
物事を変革するのに怖じけづいてしまうことがある。

勇気と愛情だけでは
きれいごとを言うだけで終ってしまうことがある。

出会っていく人達に幸せな気づきを与えられるようでありたい。
出会いに心を込めていきたいと思う。


読書の一日
行間で考え、本から自分の哲理を習得出来るよう努めていきたい。


夕暮れて、雨が降り、雷が鳴る。