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東京の空は狭いという。
しかし、朝に夕に大きく広い空を見て過ごした。

福岡の空はよどまず、気取りなく、あっけらかんとしながらも、その奥には豊かな自然味が人を包み込身近な温かさがあった。

旅から帰り福岡の空の下で、日常の生活に入る始動エンジンは慌ただしく、スケジュール帳はどんどん埋められていく。

東京より急ぎ帰ったのも、友の誕生パーティを控えてのこと。
久々に、パーティドレスに真っ赤なルージュとマニキュアで華やぎ、ヒルトン福岡シーホークへ向かう。

友は招待客を迎えていた。 晴れのこの日のために一年ほどかかるところわ一ヶ月で完成させたという大輪の菊を刺繍した神々しい和服姿が眩しかった。
200人余りの招待客の一人一人に深い愛を注ぎ、会場は愛の波動で満ち溢れていた。

友の人柄、人格の高さに圧倒される。
凝縮した会に学び、元気をいただいた。

真っ赤なドレスで長い豊かな髪を肩にまとい、お見送りをする彼女はやはり神々しい。
縁ある人達の幸せを願い、病院経営に更に力を注いでいくことだろう。

おめでとう。
わが家のペット、猫の名はジジ。
今は老猫で2階からエッチラオッチラ上り下り。

若猫の頃は高い所高い所跳び移って、天井に近い棚の上にのぼり見下ろしていたジジ。
時に権力を誇示したい時があるらしい。

猫のジジのようにはいかないが、飛行機で空の散歩、下界を見下ろす気持ち良さと宇宙の広がりにいつものことながら感動する。

東京の空は幾重にも厚い雲が重なり、天空の済んだ空気は届くのでしょうか。
エンゼルになってぷすっと穴でもほがしましょうか。

空中散歩から降りてみるとやはり、人が忙しく動く東京は雨だった。
毎年手帳を替える度に、愛用の「私の金言集」を差し込み、いつも身近かに持ち歩く。

福岡空港へ向かう地下鉄で読むと、こころ静にして 一文字一文字が輝き心に染み入る。

目を閉じ繰り返す言葉があった。

冷に耐え、
苦に耐え、
煩に耐え、
閑に耐え、
激せず、
噪がず、
競わず、
随わず、
以て 大事をなすべし。

出発前の空港レストランでボンヤリ広がる空に見入る。
福岡は快晴なり。