ドイツの女性は、朝起きると窓、ドアを全開し 風を通して、気の流れをよくすると読む。

日本女性である私も、まず 窓、ドアを全開して 新鮮な空気を入れなければ 朝は来ない。


久し振りに太陽の光が入る。
「おめざ」は和室で日本茶と平戸名産「芋の砂糖煮」。

ブランチの「七草粥」の湯気があがる。

ポカポカと日だまりが嬉しく、お琴を出し、お弾き初めは「六段」から始める。
陰陽の曲を神前に供える曲だといわれる。

お年賀状で、(願)時間をください………その友と夕方、海辺を歩く。
絶え間なく押し寄せる長い波、白い砂浜に二人の長い影が笑う。
田舎暮らしをしていた友は山を下りて、早や一年近く。
都会の空気も自然に身につき、楽しく生活しているようではあったが……………。

久々に会った友は、美しい自然を思い出すように、語りだした。

たまらなく、田舎暮らしや山が恋しくなる。
風の流れ、
キラキラと降り注ぐ光、
鳥の囀り、
育っていく植物の生き生きとした姿がよく観える。
人も、全てが自然体であること、
真から自然体でさえあれば、田舎の人ともすぐ仲良くなり、生きてる喜びを感じる。
何と言っても食材が生き生きして美味しいの。

心を整理し、田舎暮らしに戻るのもよし、自分自身によく問うてみることを語りあえば、外はいつの間にか雨も上がり、イルミネーションの谷に吸い込まれながら帰途に着く。
マンドリンで「アルルの女」をよく弾いていた。
軽快なリズムが好きで、マンドリンを手にすると弾いていた。

TVでオペラを観ていると、「アルルの女」をたかだかと歌っているのに、いつの間にか すっかり魅せられていた。


外は相変わらずの寒波で、山並みは深く雨に煙っている。

暖かな部屋でクラッシックを聞きながら、お抹茶を濾す。

心静かに、穏やかな時が流れる。