お雛様を出す。
宮崎立雛と額入りお雛様と蛤お雛様。
数年前各県より集まった旧友数人と親交を温めた。 その一人笑顔の美しい彼女から手作りの蛤雛を頂いた。 毎年お雛様を出す度にご挨拶を兼ねた礼状を出し続けてる。
お雛様の絵ハガキで(くげもん)を作ってると元気そうな便りが今日届く。

或る年のお雛様の日 娘が作ってくれた蛤寿司を持って海辺で頂いたことが懐かしい。 歳時記が好きな彼女は言う「昔は女の子は海辺で貝殻で遊び蛤寿司を頂くのよ」と。
幼子になったようにちょっぴり冷たい浜辺の風に遊んだことだった。

好 奇心旺盛で行動力のある大好きな友がいる。世界中の秘境に近いスポットに勇気を持って体験していく。先日二人で名付けた「おいらの海」を散歩し語り合う。 本の事で盛り上がりヘルマンヘッセの「シッダルータ」をお貸ししてたが二回読んだが難解だったと本に添えて大きなカルフォルニアのメロゴールドが届いた今 日。

「蕗のとう」と「メロゴールド」のスケッチをした後3時間程見知らぬ路地に入ったりしながら海辺と林の散歩を楽しむと日はどっぷり暮れ行く。
訃報が飛込んだ!
縁ある会社の常務急死!前日遅くまで会議、翌日連絡もなく欠勤は有り得ないことと自宅を訪ねると亡くなっていたと。働き盛りの年令だ。 彼にしたらやり終わっていたのだろうか。
数年前にもある会社の役職付の彼は出勤せず訪ねると亡くなっていた。
身近な話しに絶句したものだ。
今日お通夜へ参列する。
身近かにそこで語っていた人は遺影の中で微笑んでいた。
聖書の一章を思い出す。
天が下の全ての事には季節があり、すべての業には時がある。
生まるるに時があり、死ぬるに時があり
愛するに時があり、憎むに時があり
戦う時があり、和らぐに時がある。
神のなさることは皆その時にかなって美しい。
人は神のなされる業をはじめから終わりまで見極めることはできない。
旧約聖書・伝道の書3章

約束をしていた。
キリマンジャロ のコーヒーの香りを間に語る友は穏やかだ。
自然を愛することで共感する心地よさ。
真っ白いリボンで結ばれたグリーンのちっさな箱。 「どうぞ、プレゼント!」 なんと かわいい蕗の纛がポッコリ顔を出す。 春の生命は私を子踊りさせた。
円形テーブルに四角い心で居るのは似合わない。だからテーブルの真ん中に花を活け本やノートや五色ペンを広げて夢や閃きをキャッチする空間にする。

どんよりと空の重しで冷たい雨が降り続く。
雨の日のティータイムは格別の安らぎで好きだ。
在宅の折は余程の事がない限り10時と3時にティータイムを持つ。
長い歴史を持つイギリスや中国はティータイムを大事にする。
びっくりするほど大きなティーポットも気楽にティーパーティをやるお国柄。 作法も日本の茶道と同様ルールがある。友人の一人はイギリスへティーの勉強に行く。その深さに感動したと言う。
中国は幾種類もの茶を楽しむ。花開くカップを見ながら数時間も語らう。

私は静かに空間を楽しみ、音楽や読書や空想にふける。 束縛のない自由な静寂に浸るティータイムは大好きだ。
その為の茶器は美しく心満たされるものにする。
今日はスポードの「トラップネルターコイズ」のカップ、ヘレンド「バコニーの春」のポットで心は春の野辺に遊ぶ。

外はまだ降り続く雨、イブ・モンタンのシャンソン流れて・・・・