知人のコンサルタント社長から、折々電話がある。

話す内容が何かあるわけでもない。
ただ 漠然とした言葉かけから、話はどんどん変化し、何か一つ核のある話が生まれるから面白い。

無縁社会に揺れる日本を笑い飛ばし、資本主義たるもの、会社は報酬を得る為の仕事をするものだ。
そこで共同体らしきものを求め、甘んじることは可笑しいと言う。

また、日本は人のみが大切な資源であるのに、どんどん高齢者が増え、年金で、のうのうと暮らす。

人は働き続けるものだ と。

このように、いつの間にか真剣なリスカッションになってしまう。
つかの間の晴れ間の今日はちょっぴり暖かい。

嬉しくて、庭の木々に手をいれる。

厳しい冬に耐え、傷だらけで必死に春を迎えようとしている。
痛かったろう、
辛かったろう、
さむかったろう
など 声をかけながら、美しい姿にして、水をたっぷりかける。

まるで この庭だけに春が来たかのように、陽光と木々との協奏曲が流れる。

ほっと一息、ガーデンティーで寛ぐ。
空の上で「翼の王国」を毎月読んでいる。
月に一度の上京だ。

いつの間にか、東京の空気が好きになっていた。
元気な東京、文化の東京、芸術の東京、動きが美しくビビッドだ。
溢れる笑顔にエネルギーを感じる。

今回は気になってた根津美術館へ。
南青山の一等地に、閑静な広い庭園を持つ、その美術館にすっかり癒される。

帰る頃には、無意識の微笑みを宝のお土産にして、飛行機の人となる。