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玄関に立つ友は眩しいほどに美しかった。
昼下がりに訪ね来た友の背から午後の光が射し込んでいた。
第2回リフォームの内覧会のようなものだ。
玄関でドンとガレのライトが迎えていた。
二人腕組して「何か重すぎる」と考え込む。
ここ数日、何か違うと気になっていたことだった。
新しい5つのライトの位置を確認仕直したりしながら、押し問答が続く。
建築やインテリアに強い彼女の力量発揮に助けられながら、
再度付け直しす依頼をして一安心。

彼女の温かい手作りの品を添えて夕食を終え、
月光を浴びながらガーデンで寛ぎ語る。
ちょっぴりビールでほろ酔いしながら…………

何事も変わりのみゆく世の中に
同じ影にてすめる月かな
(西行法師)



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蝉時雨は一日中、夜になっても続く。
夕暮れのひととき、ピタッとなきやむ時があるが、

空かさず蜩が甲高い澄んだ声でカナカナと鳴き出す。
絶ゆまぬ自然の息づきを感じる。

11時02分 黙祷。
今日は長崎原爆記念日。
真っ赤なキョウチクトウが咲き、
今日のように蝉が鳴いていたのだろう。
「平和で全てこともなし」、
きっと その時までは平凡にも幸せな一日の

時間の旅をしていたことだろうに……………
原爆に関する沢山の本を読み、
身近に語って下さった方もいた。
父は何一つ語らなかったが、三菱重工を退職するまでに「原爆体験記」なる

随筆集が数十冊書棚にずらりと並んでいた。
父も何回か投稿している。
手許に数冊のわらばん紙のような古い本がある。
父の書棚から頂いた本だ。
「雅子たおれず」、「焼身」などがある。

永井博士の娘かやのさんの著書「娘よここが長崎です」を
片手に幼い子等を連れ、長崎を歩いたこともある。

今日今ここ、この時の幸せ。
平和にみなぎる自然と人の営みを大事にしていかねばならない。



汗びっしょりになり予定通りの一日の幕が下りる。
垂れ込める黒い雲に雷がゴロゴロ。
お琴を弾いていたが、空が気になり、
うまく心打ち込めぬまま終わる頃は8時近く。
予定通りに取り組むことが出来た一日に感謝しょう。

ここのところ、朝目覚めてベッドで読む本が絵本になり、
心なしか「柔らかな心」にみたされる。
一日一冊が楽しみに明日となる。
「絵本の読める大人になる」と常日頃から心している私。
子供の成長に合わせ、絵本をプレゼントする時は何よりの楽しみだった。
随分昔から世界童話集(原本)を集めていたが、今では貴重な本となった。
絵本に詳しい友がいたことも影響して随分学ばせて頂いた。
大人にと思える美しい絵本も数々ある。
図書館へ行くと、
時に、子供絵本コーナーに座り込んで夢中になる時の自分が好きだ。