ここのとこ葉盛りになって、花を付けることを忘れてしまったかのような
セントポーリアがひょっこり葉の奥より濃い紫の花が顔を出した。
初対面の感動の挨拶を交した今朝。
十数年前、仲良き友と阿蘇へ一泊の旅の帰りのステーキハウス。
緑に囲まれた重厚な趣きだ。
入るや光降り注ぐ出窓の側のテーブルに
吸い付けられるように座ったことを思い出す。
その出窓に色とりどりの小振りのセントポーリアが並ぶ。
降り注ぐ光を浴びて、語りかけているようだった。
美しい紫色の葉っぱ一枚頂いて帰り、
育て続けての今朝のセントポーリアなのだ。
久々に咲いてくれた我が家のセントポーリアは、
白いカーテンを通した朝日を心地よげに浴びていた。
懐かしい思い出をセントポーリアが語ってくれた今朝のことだった。
