よく雨が降った。
バルコニーの緑は濃くなり、グングン伸びる。
目覚めての心静かな絵本読みは続く。
「イソップ物語」のイソップはサモス島で奴隷であったという。
その後解放されて、自由市民となり、
諸国を遍歴して人々に寓話を聞かせていたという。
故に正しくは「イソップが語ったと伝えられる寓話集」
擬人化された動物の登場で「しゃべる動物物語」
奴隷の身分であったイソップはあからさまにものが言えず、
もっぱらそういう作り話を、いわば隠れみのにして、
自分の個人的意見や感情を吐露したわけで、
どの寓話にも寸鉄人を刺す言葉や、人間や社会への風刺、
処世の知恵といったものが教訓の形で出されている。
お盆も過ぎ、本来の生活に戻るや、
溜りたまっていた気持を一日語っていった友、
傾聴の一日。
翌日は昼間の食事会。
ビルの最上階から夕暮れていく街を見下ろし、
いつまでも語り合う仲間の笑顔が嬉しい一日。