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雨の降る日は幸福について考えてみよう————
そんな思いになる雨は音もなく静かだ。

庭の木々も菜園も折り重なる緑の協奏曲。

快晴のここ数日、動き回っての後、雨の日の「静」の一日。
内観すれば、活発な「動」を感じるものだ。

読書の合間のティータイム、さらなる幸せの一呼吸。
八女緑茶の「弐代目紅茶」の香りを楽しむ。
軽井沢の旅をした友からのお土産は由緒あるテニスコートの側、
ジャムショップで求めたというイチゴジャムをクッキーにたっぷり載せて。
長崎の旅をした友からのお土産「クルス」を共に頂く。
湯煎ぺいの懐かしい味がする。
見れば雲仙小浜の製造元であればなおさらのこである。

絵を描いたり、電話したり、電話頂いたり、気楽な読書等、
優しい雨の日に似合う「幸せ」な時間を紡ぐ。
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アーティストが多く住む糸島半島は自然に恵まれ、その美しさは抜群である。
以前は呼吸するように、縦横に走り回っては、初めての出会いに感動していた。

これ以上の秋日和りがあろうかと思うほどの心地よい一日、
糸島クラフトフェスティバルへ出向く。
人と自然とが生み出すアートは、愛しいほどに温かさを感じる。

芥屋の海辺で集めたというちっさな貝殻が愛らしく「シェルクリップ」となって並んでる。
呼び掛けられているようで5セット求める。

会場の近く、築160年になる古民家だったという、立派なギャラリーを訪ねる。
入り込んだ道を入ると、秋の風情一杯の庭に迎えられる。

低く、大きな柱と梁が黒光りした中に、魅力的な愛情のこもった商品が並ぶ。
私の好きな雰囲気が溢れてる「ドレッシングハウス」。

帰りは左を海にして、白波高く、長く広がる波が寄せる二見が浦。
サーフィンの群か、鳥の群か分からぬほどに、遠く波に揺れている。

海辺に沿ってのドライブは、糸島ならではの眺望が続く。
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30年近く飼っている亀の亀吉の水槽の水の入れ替えを済ませ、

ほっと椅子に深く体を埋める。
澄んだ水に木洩れ日が揺れ、亀吉もコオラを沈めて気持良げ。

たまたまFMでは琴の音が流れて酔いしれる。

遠く山の陵線は薄い雲を背に、くっきり曲線を描く。
果てしない青空は頭上からどこまでも広がっている。

私が弾く同じ琴と言えども、

別の楽器のように聞こえる美しい音色は、

青空に吸い込まれていく。

静に折りなす時の重なりのハーモニーの感動の時間に遊ぶ。